アトランティックサーモンとはどんな魚?
作成日: 2020/04/10
寿司のネタとしても人気のサーモンには、実はいくつかの種類があります。中でも肉厚で脂がのったアトランティックサーモンのおいしさは格別です。こちらの記事では、アトランティックサーモンの特徴や、トラウトサーモン、ノルウェーサーモンなどとの違いについて解説します。
アトランティックサーモンの特徴
「アトランティックサーモン」とは北大西洋海域に多く生息している鮭の一種で、ノルウェーでは養殖も盛んに行われています。別名を「タイセイヨウサケ」ともいい、日本で販売されているもののほとんどが養殖されたものだとされています。アトランティックサーモンは鮭の中では大型で、平均的なサイズで約90〜110センチほどです。脂がよくのっているため、寿司ネタやムニエル、フライなど、幅広い料理に使われています。スーパーなどで見かけるチリ産やノルウェー産サーモンのほとんどがアトランティックサーモンで、年間を通じて価格や出荷量が安定しているのも特徴です。
身はサーモンピンクと呼ばれる美しい朱紅色をしていて、白い脂肪の筋がきれいに並んでいるものが新鮮な証です。購入する際には身がふっくらと盛り上がっているものを選ぶといいでしょう。
トラウトサーモンやノルウェーサーモンとどう違うの?
アトランティックサーモンに似た魚に「トラウトサーモン」と「ノルウェーサーモン」があります。トラウトサーモンはニジマスを養殖した魚で、実は鮭ではありません。しかし、属性が近いことから見た目が似ていて、アトランティックサーモンよりも脂が少なくさっぱりした味が特徴です。スーパーなどで販売されているサーモンはほとんどがトラウトサーモンで、国産の鮭に似たオレンジ色をしています。一方のノルウェーサーモンはアトランティックサーモンの一部を指した名称で、その名の通り北ヨーロッパのノルウェー地方で育ったサーモンのみを指します。
しかも、育った地域だけでなく、美しい水や安全性の高いエサなどの厳しい基準をクリアしたアトランティックサーモンだけがノルウェーサーモンと呼ばれるのです。味はとてもジューシーでほんのり甘味があるのが特徴です。
料理のレパートリーが広がるアトランティックサーモンを食卓に!
カルパッチョやムニエルなど、さまざまな料理に使えるアトランティックサーモン♪日本人に人気のサーモンは毎日の食卓に取り入れやすい優秀食材です。スーパーなどでも気軽に購入できるので、見かけたらぜひいろいろな料理に挑戦してみましょう。