
ケサディーヤとは?タコスとの違いや簡単レシピもご紹介
作成日: 2021/11/05
更新日: 2025/07/24
日本人で「ケサディーヤ」を知っている人はまだ少ないと思われますが、メキシコ人で知らないという人はまずいないでしょう。ケサディーヤは、タコスと同じように街の屋台などで気軽に食べることができるメキシコの軽食です。
そのため、現地ではスナック感覚でおやつや軽いランチなどに利用されています。今回は、まだ日本人になじみの薄いこのケサディーヤの魅力と作り方についてご紹介します。
ケサディーヤとは
ケサディーヤの特徴
ケサディーヤはスペイン語で「小さなチーズのもの」という意味があり、その名のとおりにチーズが主役の料理です。
ケサディーヤの魅力は、トルティーヤに挟まれたトロトロで熱々のチーズ。メキシコでは、あっさりとしてミルキーなオアハカチーズが使われています。
ケサディーヤの発祥
ケサディーヤは、スペイン植民地時代のメキシコが発祥の地だと考えられています。スペインの統治が始まる前のメキシコでは、トウモロコシの粉から作ったトルティーヤを主食としていました。
スペインの植民地となってからは、トルティーヤの食べ方に少しずつ変化が生まれ、チーズを挟んで焼いて食べるようになったことでケサディーヤが誕生しました。
その後、ケサディーヤは地域ごとに独自の進化をしています。メキシコの中南部の地域では、今も伝統的なトウモロコシ粉で作られたトルティーヤが使われていますが、北部の地域では小麦粉から作られたトルティーヤ(フラワートルティーヤ)が使われています。
エルサルバドルやグアテマラなどの中央アメリカ北部では、パンケーキのような甘めの生地が使われていて、ケサディーヤはデザートとして食べられています。
タコスやトルティーヤとの違いは?
ケサディーヤとタコスの違い
ケサディーヤとタコスは、どちらもトルティーヤから作られる人気のメキシコ料理ですが、その調理工程に明確な違いがあります。
ケサディーヤは、トルティーヤにチーズや好みの具材を乗せ、もう一枚の生地で挟むか二つ折りにしてから焼くのが特徴です。具材ごと加熱するため、中のチーズがとろけているのが美味しさのポイントです。
一方タコスは、焼き上げたトルティーヤに、調理済みの肉や新鮮な野菜、サルサといった様々な具材を後から挟んで完成させます。
簡単に言うと、具材を挟んでから「焼く」のがケサディーヤ、焼いた皮に好みの具材を「挟む」のがタコスと覚えておくと分かりやすいでしょう。
ケサディーヤとトルティーヤの違い
トルティーヤとは、すり潰したトウモロコシから作られる薄焼きパンのことです。アメリカでは、小麦粉から作られるフラワートルティーヤが主流になっていて、日本でもフラワートルティーヤのほうが多く出回っています。
ケサディーヤは、このトルティーヤにチーズを挟んで焼いた料理です。チーズだけを挟んだものやチーズにひき肉やチキン、野菜、豆類などのいろいろな具材を入れたものがあります。
尚、トルティーヤについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
デリッシュキッチンのケサディーヤのレシピ
それでは、デリッシュキッチンおすすめのケサディーヤのレシピをご紹介します。ケサディーヤの作り方は簡単ですので、ぜひトライしてみてください!
メキシコのホットサンド!ケサディーヤ
チーズをたっぷりと挟んだ熱々のケサディーヤは、とろけるチーズが美味しいホットスナックです。小腹が空いたときのおやつや夜食にピッタリ!ホットプレートを使えば、家族で楽しく作ることもできます。
ケサディーヤの魅力はトロっととろける熱々のチーズ!
本場メキシコのケサディーヤは、街の屋台で食べる気軽なホットスナックです。ケサディーヤの魅力は、トロッととろける熱々のチーズ!チーズはピザ用チーズでも美味しく作ることができますが、あっさりとした味のモッツアレラチーズもおすすめです。
日本のご家庭でも簡単に作ることができますので、ぜひ一度トライしてみてはいかがでしょう。