MEC食とは?やり方や糖質制限との違いを解説
作成日: 2020/04/11
MEC食という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。これは3つの食品をメインとした食事法の1つです。MEC食はほかの食事法と比べて厳しい制限がなく、シンプルで分かりやすいとして、人気が高まっています。今回はそんなMEC食とはどのようなものか、詳しく解説します。
MEC食とは?
MECとは、「Meat(肉)」「Egg(卵)」「Cheese(チーズ)」の頭文字から取った略語となります。つまり、MEC食はこの3つの食品を中心とした食事法なのです。この方法を初めに提唱した医師によると、肉・卵・チーズをしっかり摂ることで、1日に必要な栄養素を賄うことができるうえ、結果的に糖質を減らすことができるとされています。もともとは「予防医療」の観点から考えられた食事法であるものの、厳しい制限がなく、お腹いっぱい食べても大丈夫というのが人気の理由です。
3つの食品の摂取量の目安は、肉が200g、卵が3個、チーズが120gとされています。MEC食のルールは、とにかく「良くかむ」ことです。咀嚼の目安は一口当たり30回とされ、満腹中枢を刺激することで食べ過ぎを防止することができます。
野菜や魚は食べられる?糖質制限との違いは?
MEC食は基本的に食べたいものを食べて良いとされています。肉・卵・チーズを必要量食べても満足できなければ、野菜や魚、炭水化物などを取り入れても大丈夫です。もちろん、大前提である「30回かむ」というルールは守らなければなりません。繊維質の多い野菜や、炭水化物はかめばかむほど飲み込むのが困難になってくるため、結果的にたくさんの量を消費しにくくなってしまうのです。
MEC食と糖質制限との違いは、「制限がないこと」だといえます。MEC食は基本的に食べてはいけないものがなく、肉・卵・チーズを積極的に食べることを推奨するものです。それらをしっかりかんで食べることで素材本来の味を感じることができます。そうすると砂糖やしょうゆなどの調味料も徐々に必要なくなり、自然に糖質を減らしていくことができるというわけです。肉・卵・チーズならコンビニでも手に入るので、気軽に挑戦しやすいのがMEC食の魅力だといえるでしょう。
MEC食にチャレンジしてみよう!
肉・卵・チーズを中心としたMEC食。「一口30回かむ」というルールを守れば、食べるものに厳格な決まりはありません。制限するのではなく、積極的に食べることで、体が本来必要としているものを感じられるようになっていくのです。難しいことは考えず、まずは気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。