
カオマンガイとはどんな料理?シンガポールチキンライスとの違いや美味しいレシピをご紹介
作成日: 2022/01/14
更新日: 2024/12/04
エスニック料理店などのメニューで見かけるカオマンガイ。比較的に食材や調理方法がシンプルな料理ですが、食べたことのない方はどのようなものなのか、名前だけでは想像できないかもしれません。
この記事では、カオマンガイについて特徴やカオマンガイと似ているシンガポールチキンライスとの違い、ご家庭でも楽しめるカオマンガイのレシピをご紹介します。
カオマンガイとは?
カオマンガイはタイ料理のひとつで、タイのチキンライスとも呼ばれています。日本でいうケチャップを使ったチキンライスとは異なり、カオマンガイはほろほろと崩れるくらいしっとりとゆでられた鶏肉をご飯の上にのせた料理です。
米は鶏肉のゆで汁を使って炊かれており、肉の旨味が染み込んだご飯に仕上がっています。また、香辛料やハーブをきかせた甘辛いタレがついており、食べるときにかけていただきます。薄く切ったきゅうりやパクチーが添えられていたり、また汁物として鶏のスープが一緒に提供される店もあります。
ルーツはシンガポールの海南鶏飯にあり、似ている料理が東南アジア各国で親しまれています。
カオマンガイとシンガポールチキンライスとの違い
シンガポールには「シンガポールチキンライス」というカオマンガイに似た料理があります。使う食材や、米と鶏肉を一緒に炊くという調理方法は基本的に同じで、添えられているタレに違いがあります。
シンガポールでは、黒しょうゆをベースにした甘辛いタレ、ショウガとレモンのソース、チリソースの3種類のタレをを使い分けて食べる方法が一般的です。一方、タイではみそをベースにした甘辛い味わいのタレのみで食べられています。
カオマンガイの食べ方
まずは、付属の甘辛いタレを鶏肉にかけて、食べやすいサイズに切りましょう。鶏肉は柔らかくゆでられているので、ナイフを使わずスプーンなどでも切ることができます。ご飯と鶏肉を一緒に食べると、肉の旨味を存分に楽しめます。
フライパンで作るカオマンガイのレシピをご紹介!
カオマンガイはご家庭でも簡単に作ることができます。フライパン1つで手軽に作ることができますよ!ぜひお試しください!
材料 【2〜3人分】
米(洗米済み)2合
鶏もも肉・・・・・・・1枚(250g)
トマト・・・・・・・・1個
きゅうり・・・・・・・1/2本
しょうが・・・・・・・1かけ
パクチー・・・・・・・10g
鶏ガラスープの素・・・大さじ1
水・・・・・・・・・・360cc
酒・・・・・・・・・・大さじ2
ごま油・・・・・・・・大さじ1
☆鶏肉下味用
塩・・・・・・・・・・小さじ1/3
こしょう・・・・・・・適量
おろしにんにく・・・・小さじ1
★ソース
しょうゆ・・・・・・・大さじ1
砂糖・・・・・・・・・小さじ1
レモン汁・・・・・・・小さじ1
豆板醤・・・・・・・・小さじ1/2
作り方
①トマトはへたを取り除き、くし形に切る。きゅうりは斜め薄切りにする。しょうがはみじん切りにする。
②ボウルにしょうが、★を入れて混ぜる(ソース)。
③鶏肉はフォークで全体に穴をあけ、両面に☆を塗り込む。
④フライパンにごま油を入れて熱し、米、鶏ガラスープの素を入れて全体に油が馴染むまで炒める。
⑤平らにならして鶏肉をのせ、水、酒を加えてふたをし、強火にかける。沸騰したら弱火にし、13分加熱する。火からはずし、ふたをしたまま7分蒸らす。
⑥鶏肉を取り出して食べやすい大きさに切り、ごはんは混ぜる。器にごはん、鶏肉を盛り、トマト、きゅうり、パクチーを添えてソースをかけて完成です。パクチーは根元を切り落とし、食べやすい大きさに切っておきましょう。
詳しい作り方はこちらの動画をご覧ください。
カオマンガイはご飯に鶏肉がのったタイ料理のひとつ
カオマンガイは、タイのチキンライスとも呼ばれるタイ料理のひとつで、しっとりやわらかくゆでた鶏肉をご飯の上にのせたものです。米は鶏肉のゆで汁を使って炊くので、肉の旨味を余すことなく味わえるのが魅力です。
エスニックな料理は調理が難しいと感じるかもしれませんが、カオマンガイは難しい工程もないためご家庭でも簡単に作ることができますよ。ご紹介したレシピを参考に、ぜひ挑戦してはいかがでしょうか。