台湾スイーツのオーギョーチー(愛玉子)とは?作り方もご紹介!
作成日: 2020/05/08
台湾スイーツと言えばマンゴーかき氷を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は「オーギョーチー(愛玉子)」も大変人気です。透明な見た目も美しいスイーツで、ぷるぷるとした食感やさっぱりとした口当たりが特に女性に好まれています。
こちらの記事では、オーギョーチーとはどのような食べ物か、またその作り方などについても解説します。
オーギョーチー(愛玉子)とは?
「オーギョーチー(愛玉子)」とは、ぷるぷるとした食感が特徴のゼリーのようなスイーツです。
オーギョーチーの原料となるのは、台湾にのみ自生するクワ科イチジク属の植物「愛玉子(アイギョクシ)」です。中身の種を乾燥させ水につけてしばらく揉むと、種に含まれるペクチンの働きで水がゼリー状に変化します。そのため、日本名では「カンテンイタビ」とも呼ばれています。
かつて、絶世の美女と称えられた中国の楊貴妃も好んで食べたとされ、女性に美貌をもたらす食べ物と言われていました。
オーギョーチー自体に味はなく、台湾ではさっぱりとしたレモンシロップをかけて食べるのが一般的です。ちなみに、オーギョーチーという名称は、愛玉子の種が水の中で固まることを発見した人が、娘の名前「愛玉」にちなんでつけたとされています。
オーギョーチーの作り方は?
愛玉子の種さえ手に入れば、簡単にオーギョーチーを作ることができます。
ここでは、簡単な作り方をご紹介します。
用意するのは、愛玉種子10グラム、水(できれば硬水)500ミリリットル。硬度の高い水を使用することでより固まりやすくなります。まず、種をガーゼの袋に入れ口をしっかりと結びます。ボウルに水と種の入った袋を入れて3分ほど置いておきましょう。その後水の中で袋をよく揉み込むと、1〜2分ほどでヌルヌルとした成分が出てきます。5分ほど揉み続けていると少し泡立ってくるので、この状態でしばらく置いておきます。
揉みすぎるとかえって水っぽくなってしまうので注意が必要です。自然とゼリー状に固まるので、食べる前に冷蔵庫に入れて冷やせば完成です。
レモン果汁半個分、はちみつ大さじ1、水100ミリリットルを混ぜ合わせてシロップを作り、器に盛ったオーギョーチーの上からかけていただきましょう。お好みで刻んだレモンの皮をのせるのもおすすめです。
オーギョーチーのDELISH KITCHENレシピ
さっぱりとしたオーギョーチーを手作りしよう!
本格的な台湾スイーツが自宅で作れるとは驚きですね。さっぱりとした後口なので、食後のデザートにもぴったりです。レモンシロップで食べるのが一般的ですが、お好みでさまざまなシロップを手作りしてみてはいかがでしょうか。
愛玉子は輸入食材店やインターネットでも手軽に購入できます。おもてなしデザートにオーギョーチーを作れば、みんなが驚くことまちがいありません。