調理器具ごとに解説!天ぷらの温め直し方をご紹介
作成日: 2022/02/15
更新日: 2022/02/16
サクサクの衣がおいしい天ぷらですが、冷めたものを温め直したときにべちゃっとした仕上がりになってしまったことはないでしょうか。ポイントをおさえれば、さまざまな調理器具で上手に温めることができますよ。
この記事では、揚げてから時間が経った天ぷらを温め直す方法についてご紹介します。あわせて、サクサクとした食感を長持ちさせる天ぷらの作り方もみていきましょう。
【オーブントースター】天ぷらの温め直し方
サクサクとした衣に温め直すには、オーブントースターがおすすめです。オーブントースターに入れて、2〜5分ほど焦げない程度に加熱します。
ただし、加熱時間は天ぷらの大きさやトースターによっても異なります。焦げやすいため、様子を見ながら温めるようにしましょう。
【魚焼きグリル】天ぷらの温め直し方
オーブントースターより時間はかかりますが、魚焼きグリルでもサクサクの衣のまま温めることができます。オーブントースターがない場合は、こちらの方法もおすすめです。
焼き魚を作るときと同じようにグリルにのせて、1~2分ほどを目安に加熱します。焦げ目が気になる際はアルミホイルをかぶせて調整しましょう。
【フライパン】天ぷらの温め直し方
フライパンでも手軽に温め直すことができます。油をひかずに天ぷらを並べて、焦げないように弱火で表面がカリッとするまで加熱します。フライパンに出てきた油は、キッチンペーパーでふきとりましょう。
サクサクの衣にするためには、食材から出る水分を飛ばすことが重要になるため、油はひかずに加熱するのがポイントです。また、油をひいてしまうと天ぷらに油が染み込み、べちゃっとした食感になってしまいます。
なお、フライパンを使うと焦げつきやすいので、弱火で様子を見ながら加熱するようにしてください。テフロン加工のフライパンは空焚きにあたる場合があるので、お使いの製品の取り扱い注意事項を確認するようにしましょう。
【オーブントースター・レンジ】天ぷらの温め直し方
少し手間に感じるかもしれませんが、大きな天ぷらの場合は中まで温まらない可能性もあるので、オーブントースターとレンジの併用がおすすめです。
まずはレンジで30秒~1分ほど加熱します。そのあとオーブントースターで2分ほど加熱しましょう。レンジで中まで温めてからオーブントースターで加熱することで水分を飛ばすことができ、サクサクの衣に仕上がります。
レンジのみで温め直すことはできるのか
レンジでも天ぷらを温め直すことは可能ですが、しんなりとした仕上がりになります。食感が気にならない場合は問題ありませんが、サクサクとした衣を楽しむときはオーブントースターやグリルを使うのがおすすめです。
サクサクとした食感を長持ちさせる天ぷらの作り方
サクサクとした食感を長持ちさせたいときは、衣の作り方を工夫してみましょう。グルテン形成を抑制してくれるので衣に入れる水は冷たいものを使うようにしたり、使用する粉は小麦粉だけでなく片栗粉を加えたり、衣を混ぜるときは手早く行うことも効果的です。
また、衣に加える水を炭酸水やビールなどに変えて作る方法もあります。それらに含まれている炭酸が油の中で加熱されると炭酸ガスとして発泡し、衣の水分も一緒に蒸発します。そのため一気に水分が飛び、揚げたあと時間が経っても食感を保つことができます。
ほかにも、衣に使う水に重曹やベーキングパウダーを加えるのもよいでしょう。これらの膨張剤を入れることによって、揚げたとき衣がふくれあがるのと同時に水分が蒸発しサクサクに仕上がります。
揚げる際も食材によって油の温度を変えることや、一度に多く揚げすぎないことがポイントです。揚げ油の中にたくさん入れてしまうと油の温度が下がり、仕上がりがべちゃっとしてしまう可能性があるためです。
上手に温め直してサクサクの天ぷらを楽しもう
冷めた天ぷらはオーブントースターや魚焼きグリル、フライパンなどで温め直すとサクサクの衣に仕上がります。それぞれポイントが異なるので確認しておきましょう。レンジでも温めることはできますが、しんなりとした状態になります。
惣菜で購入した天ぷらやたくさん揚げて残ってしまったときなど、ご紹介した方法をぜひ参考にしてください。