大アサリとは?ハマグリやホンビノスとの違いも解説
作成日: 2022/02/25
大アサリとはどのような食べ物かご存じでしょうか。名前だけで見るとアサリが大きく成長したものと思う方もいるかもしれません。
この記事では、大アサリについて特徴や旬の時期に加えて、ハマグリやホンビノスとの違いについてもご紹介します。
大アサリについて
まずは大アサリについてご紹介します。
大アサリとは
大アサリは、マルスダレダイ科 Saxidomus属に分類される貝で、正しくは「ウチムラサキガイ」といいます。ウチムラサキという名前の由来は、貝の内側が紫色をしていることからきています。
殻長が10㎝ほどに成長する大きな二枚貝で、ふっくらとした厚みがある殻をしています。殻の表面はざらざらとしていて光沢はなく灰白色をしています。また、大アサリはラッコの餌としても使用されています。
大アサリの旬・産地
大アサリは通年で水揚げされていますが、旬は春先から初夏になります。おもな産地は、三河湾や伊勢湾に面した愛知県や三重県が有名です。
似ている貝類との違い
大アサリと似ている貝との違いについてみていきましょう。
ハマグリとの違い
大アサリはSaxidomus属に分類されますが、ハマグリはMeretrix属に分類される貝です。また、ハマグリの殻の表面はツルツルとしていて光沢があり、黄褐色や灰褐色をしているため、大アサリとは見た目も異なります。
ホンビノスとの違い
ホンビノスの産地は北米で、もともとは日本に生息していませんでした。東京都で養殖されたものが市場で出回り始めたことで、スーパーなどでも販売されるようになりました。
大アサリの選び方
大アサリを選ぶ際は新鮮なものを選ぶようにしましょう。貝に触れたときに反応が早いものが新鮮な証拠です。
大アサリの下処理方法
大アサリを下処理するときは貝の割れ目にナイフを入れて開き、付け根はハサミでカットします。その後はヘラなどで身を貝殻から離して、水で身の砂を洗い流しましょう。
大アサリの食べ方
大アサリは焼き貝にしたり、酒蒸しや湯引きにすると貝の旨味を堪能することができます。また、みそ汁などの汁物に加えるとだしが出て濃厚な風味を楽しめます。
大アサリの正式名称はウチムラサキガイ
大アサリは殻長10㎝ほどに成長する大きな二枚貝で、ふっくらとした厚みのある殻が特徴です。正式名称はウチムラサキガイといい、貝の内側が紫色をしていることから名づけられました。
酒蒸しや湯引きにしたり、みそ汁などに入れていただくのがおすすめです。店頭で見つけた際は手に取って、ご家庭で味わってはいかがでしょうか。