DELISH KITCHEN

ウォッシュチーズとは?種類や特徴・食べ方をご紹介

作成日: 2022/03/23

チーズにはたくさんの種類があります。その中のひとつにウォッシュチーズがありますが、どのような特徴のチーズなのでしょうか。

この記事では、ウォッシュチーズについてみてみましょう。味や匂いのほか、種類ごとの特徴、おいしい食べ方もご紹介します。

目次

  1. ウォッシュチーズについて
    1. ウォッシュチーズとは
    2. ウォッシュチーズの味・匂い
  2. ウォッシュチーズの種類
    1. マンステール
    2. エポワス
    3. タレッジョ
  3. ウォッシュチーズの食べ方
    1. 基本的な食べ方
    2. 食べる際のポイント
  4. ウォッシュチーズは洗いながら熟成させるチーズ

ウォッシュチーズについて

まずは、ウォッシュチーズについてご紹介します。

ウォッシュチーズとは

ウォッシュチーズは、ウォッシュタイプのチーズのことです。ウォッシュタイプのチーズは、チーズの外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させます。チーズの表面に菌をつけてそれを繁殖させると、外側から中心に向かって熟成が進んでいきます。

菌の分解力や匂いが強いので、定期的に洗って増えすぎないように調整するのが特徴です。チーズを洗う際は、塩水のほかにビール、ワイン、ブランデーなど、チーズの産地のお酒が使われます。

ウォッシュチーズの味・匂い

ウォッシュチーズには独特の強い匂いがあり、熟成が進むにつれてさらに強くなっていきます。しかし、匂いが強いのは菌が多く存在する表面だけで、中身は比較的にマイルドです。そのため、匂いが強すぎる場合、外皮部分は除いて食べてもよいでしょう。特に中心部は、まろやかな風味で食べやすい味わいです。

ウォッシュチーズの種類

ウォッシュチーズには、非常に多くの種類があります。ここでは、代表的な3種類をご紹介します。

マンステール

マンステールは、生乳を使用したチーズを塩水で洗いながら熟成させる、比較的に食べやすい種類です。表皮はオレンジ色で粘性があり、中身はむっちり、ねっとりとしています。表皮の部分にはウォッシュチーズ特有の香りがありますが、中身はマイルドでミルクの風味も感じられます。

エポワス

エポワスは、フランスのブルゴーニュ地方で作られるウォッシュチーズです。表面は濃いオレンジ色でシワが深く、つやがあります。熟成させるときは、ワインの搾りかすから造られる地酒が使われるので、強い香りのチーズに仕上がるのが特徴です。中身はやわらかくクリーミーな味わいで、スプーンですくって料理やバケットにトッピングして食べられています。

タレッジョ

タレッジョは、イタリア北部の代表的なウォッシュチーズです。生乳が原料で塩水を使って熟成させるので、初心者でも食べやすい種類です。表面には粘性があり、オレンジから赤茶色をしているのが特徴です。中身は弾力がありつつ、ねっとりとしていて、ミルクのまろやかな味わいが感じられます。熟成するほど旨味が強くなるチーズで、パスタやピザなどによく使われます。

ウォッシュチーズの食べ方

ウォッシュチーズの食べ方をみていきましょう。

基本的な食べ方

ウォッシュチーズは、そのままでも食べられます。加熱するとクリーミーな味わいが増すので、生のままのウォッシュチーズと食べ比べてみましょう。ブドウやキウイといったフルーツのほか、ジャム、はちみつなどと相性がよいです。ほかにも、チコリーやセロリなどの野菜につけたり、バケットやライ麦パンなどにのせたりして食べられています。

食べる際のポイント

ウォッシュチーズは、食べる30分前には冷蔵庫から出して室温に戻しましょう。冷蔵庫から出したときに包装紙を外して、チーズが空気に触れるようにすると本来の風味が戻りやすくなります。

ウォッシュチーズは洗いながら熟成させるチーズ

ウォッシュチーズとは、チーズの外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させるウォッシュタイプのチーズです。独特の匂いがあり、特に表面の風味が強いので外皮部分は除いてもよいでしょう。

そのまま食べるのはもちろん、フルーツやジャム、はちみつなどと合わせるのもおすすめです。また、野菜につけたり、バケットやライ麦パンなどにのせたりしてもおいしくいただけますよ。さまざまな食べ方ができるので、ぜひウォッシュチーズを味わってはいかがでしょうか。

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