DELISH KITCHEN

ソイとはどんな魚?特徴や美味しい食べ方をご紹介

作成日: 2022/04/05

皆さんはソイという魚をご存じでしょうか。見たことも聞いたこともないという人が多いかもしれません。ソイは淡泊な味わいでクセがなく、さまざまな料理に使いやすい魚です。

この記事では、ソイの特徴や旬のほか、選び方や美味しい食べ方についてご紹介します。

目次

  1. ソイについて
    1. ソイとは
    2. ソイの旬・産地
  2. ソイの味
  3. ソイとメバルの違い
  4. ソイの選び方
  5. ソイの下処理
    1. うろこ・ぬめりを取る
    2. エラを取る
    3. 内臓を取る
  6. ソイの食べ方
  7. ソイはメバルの仲間だった

ソイについて

まずは、ソイについてご紹介します。

ソイとは

ソイはフサカサゴ科メバル属の一種で、漢字では「曹以」と書きます。体長は30cm前後のものが多く、中には60cmにもなるものもいます。ヒレや顔にトゲがあり、ゴツゴツとした見た目が特徴です。

ソイにはさまざまな種類があり、中でも代表的と言われているものがクロソイ・マゾイ(キツネメバル)・ムラソイ・シマゾイです。

クロソイは名前の通り体に黒いまだら模様があります。鯛の水揚げのない北海道では「北海道の鯛」と言われるほど人気で、高級魚として扱われています。黒ソイとマゾイは見分けるのが難しいため、市場ではまとめてソイとして出荷されることも多いようです。

ソイの旬・産地

ソイは北海道全域から南は長崎県まで、広い範囲に生息している魚です。特に北海道や青森県など北国での漁獲が多く、三陸などでは養殖も行われています。一年中漁獲できるソイですが、11月〜2月にかけてが旬の時期だと言われています。

ソイの味

ソイはメバルやカサゴとよく似ていて、淡泊な味わいの白身魚です。旬の時期は脂がのっていてうまみが増します。刺身はコリコリとした食感で、加熱すると身がホロホロとほぐれます。

ソイとメバルの違い

ソイとメバルはよく似ているため、見分けるポイントをおさえておきましょう。
メバルは漢字で「目張」と書く通り、大きくまん丸な目が特徴です。また、「メバル」は大きさが25cm前後であるのに対し、ソイは30cm前後。一般的に出回っているクロソイは60cm前後とサイズが異なります。

ソイの選び方

目が澄んでいて、身の部分にある程度のハリがあるものは新鮮な証拠です。また、エラをめくった際に鮮やかな紅色かどうかも、チェックしましょう。

ソイの下処理

ここからは、ソイの下処理方法についてご紹介します。

うろこ・ぬめりを取る

ソイは頭を左、腹を手前にしてまな板の上に置き、包丁の刃を身に垂直に当てて尾から頭に向かってしごくようにしてうろこを取ります。裏側も同様にし、さっと水洗いしてキッチンペーパーで水気をふき取ります。※背びれやエラぶたの先が手に刺さると危険なので十分注意しましょう。

エラを取る

エラぶたを開けて上下のエラの付け根を切り、包丁の刃先で引っ張り出します。裏側も同様に行います。※エラを直接触ると手に刺さって怪我をする場合があるので注意しましょう。

内臓を取る

頭を右、背中を奥にした状態で腹から肛門にかけて切り開き、内臓をかき出します。背骨に沿ってある血合いも刃先で丁寧にひっかきます。水でよく洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりとふき取ります。※血合いは生臭さの原因になるのでしっかりと取り除きましょう。煮付け、塩焼きなど丸ごと使う場合は、この状態で調理しましょう。

ソイの食べ方

ソイはくせがなく上品な味わいの白身魚です。煮付けや唐揚げ、酒蒸し、塩焼き、あら汁、刺身などさまざまな料理で楽しめます。
身質はメバルと似ているので、メバルのレシピを参考にすると良いでしょう。

ソイはメバルの仲間だった

「北海道の鯛」とも呼ばれているソイは、くせがなく上品な味わいの白身魚で、さまざまな調理法で楽しむことができます。味はメバルやカサゴに似ていて、刺身でも加熱しても美味しく食べられます。選び方や下処理方法を参考に、ぜひソイを食べてみてくださいね。

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