ハモンセラーノとは?プロシュートや他の生ハムとの違いなどをご紹介
作成日: 2022/04/08
生ハムは塩気が効いていて旨味もあり、おつまみやサラダなどの料理を華やかにしてくれます。生ハムにはいろいろな種類がありますが、ハモンセラーノとはどのような生ハムなのかご存じですか。
この記事では、ハモンセラーノの特徴や他の生ハムとの違い、美味しい食べ方、保存方法をご紹介します。
ハモンセラーノとは
ハモンセラーノはスペイン産の生ハムで、英語では「Hamon Serrano」といいます。イタリア・パルマ産の「プロシュート・ディ・パルマ」、中国の「金華火腿(きんかかたい・金華ハム)」とともに、世界三大生ハムと呼ばれています。
ハモンセラーノの名前の由来
ハモンは「ハム」、セラーノは「山の」という意味で、山岳地域で作られているのが名前の由来だといわれています。特にトレベレスとテルエルで作られたものは「ハモン・デ・トレベレス」「ハモン・デ・テルエル」と呼ばれており、最高品質のものとして有名です。
ハモンセラーノの特徴
ハモンセラーノは白豚の後ろ脚の皮の一部をはぎ取ってから塩漬けした後、乾燥して熟成させる独特の方法で作られます。しっかりとした塩味が特徴で、プロシュートなどと比べてやや硬い食感をしており食べ応えがあります。
ハモンセラーノと他の生ハムとの違い
ハモンセラーノとプロシュート、ハモンイベリコとの違いについてみていきましょう。
プロシュート
プロシュートは、イタリア産の生ハムのことです。イタリアではプロシュートといえば豚のもも肉のハム全般のことを指しますが、日本では生ハムのことを一般的にプロシュートと呼んでいます。豚のもも肉の皮を残したまま塩漬けしてから、乾燥して熟成させます。しっとりとした食感と適度な塩味が特徴です。
ハモンイベリコ
ハモンイベリコは、ヨーロッパ南西端にあるイベリア半島特有の黒豚であるイベリコ豚の後ろ脚から作られる生ハムです。イベリコ豚は放牧され、主にドングリを食べて育つのが特徴です。ハモンセラーノよりも熟成期間が長く、肉自体に濃厚なコクと甘みがあります。
ハモンセラーノの美味しい食べ方
そのままスライスで室温(14℃~24℃)に戻してから食べるのが一番美味しい食べ方です。赤ワインやチーズ、パンと相性がよいので一緒に食べるのがおすすめです。
ハモンセラーノの保存方法
ハモンセラーノの保存方法はこちらを参考にしてください。
生ハムの保存方法
ハモンセラーノはスペイン産の生ハム
ハモンセラーノはスペイン産の山岳地域で作られている生ハムです。白豚の後ろ脚の皮の一部をはぎ取ってから塩漬け、乾燥、熟成させて作られます。
ハモンセラーノはそのまま食べるのが一番美味しい食べ方で、プロシュートやハモンイベリコとは味わいが異なります。ハモンセラーノを手に取る機会があれば、ぜひ独特の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。