DELISH KITCHEN

深蒸し茶とは?一般的なせん茶との違いや美味しい淹れ方をご紹介

作成日: 2022/04/21

「深蒸し茶」というものがあるのをご存じでしょうか。緑茶の一種である煎茶は茶葉を蒸して作られますが、このときに通常よりも時間をかけて蒸されたものが深蒸し茶。深蒸し茶は蒸し時間の浅い煎茶よりも緑色は濃く、まろやかな味わいが特徴です。

この記事では、深蒸し茶の特徴や煎茶との違い、美味し淹れ方などをご紹介します。

目次

  1. 深蒸し茶とは
  2. 深蒸し茶の歴史
  3. 煎茶に含まれている栄養素
  4. 深蒸し茶の味わい・特徴
  5. DELISH KITCHENの煎茶の淹れ方
    1. お茶の入れ方(煎茶)
  6. 深蒸し茶は茶葉をじっくり蒸しあげた煎茶

深蒸し茶とは

茶葉を蒸す時間を長くしたものが深蒸し茶です。通常の煎茶は茶葉の蒸し時間を30~40秒程度としていますが、深蒸し茶では1分以上となっています。つまり、一般的な煎茶と深蒸し茶の違いは、茶葉を蒸す時間ということになります。

深蒸し茶の歴史

深蒸し茶は静岡県牧之原市で生まれました。牧ノ原台地は土地や気候がお茶を育てるのに適していましたが、日照時間が長すぎるがために茶葉に渋味と苦味が出てしまい、上級のお茶としては扱われなかったといいます。

そこで、この問題を解消するために生まれたのが深蒸し製法です。従来よりも茶葉を長く蒸すことで、渋味と苦味を軽減することができました。

煎茶に含まれている栄養素

煎茶に含まれる栄養素とその含有量は、以下の通りです。

[煎茶/抽出液に含まれているカロリーと主な栄養素(100gあたり)]
・カロリー 2kcal
・カリウム 27mg
・葉酸 16μg

他にも煎茶にはカフェインが含まれています。

深蒸し茶の味わい・特徴

深蒸し茶は茶葉をじっくり蒸して作られます。そのため、渋味や苦味が抑えられると同時に香りも抑えられるのが特徴。一方で、甘味が強くコク深い味わいになります。茶葉は細かくなるため水色(すいしょく)は濃く、きれいな緑色になります。

DELISH KITCHENの煎茶の淹れ方

美味しい煎茶の淹れ方をご紹介します。

お茶の入れ方(煎茶)

こちらは一般的な煎茶の淹れ方です。美味しく淹れるためのコツを掴めば、より味のバランスがよくなります。蒸し時間を1分以上にして、深蒸し茶の風味を味わってみてください。

深蒸し茶は茶葉をじっくり蒸しあげた煎茶

通常の煎茶よりも茶葉を長めに蒸したものが深蒸し茶です。深蒸し茶は、お茶特有の青臭さや渋味・苦味が抑えられ、甘みとコクが際立つ味わいとなります。

また、じっくり蒸すことで茶葉が細かくなり、濃くきれいな緑色なのも特徴のひとつです。まだ深蒸し茶を味わったことがないという方は、ぜひ味わってみてください。

【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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