赤肉メロンとは？青肉メロンとの違いや品種をご紹介

赤肉メロンと青肉メロンの違い

メロンには「赤肉(あかにく)メロン」と「青肉(あおにく)メロン」があります。ここでは、それぞれの特徴や栄養の違いをみてみましょう。

特徴

赤肉メロンは果肉がオレンジ色で、青肉メロンの果肉は黄色から緑色をしています。味わいや風味は赤肉メロンの方がしっかりとしています。また、赤肉メロンは芳醇な香りで甘さにコクがあり、食感は柔らかいです。

一方青肉メロンは、すっきりとした香りや甘さが特徴です。食感は、赤肉メロンと比較すると少し歯応えがあります。

栄養

栄養面を比較すると、赤肉メロンに含まれるβカロテンは、青肉メロンの約25倍と言われています。可食部100gあたりの数値は、以下の通りです。

・露地メロン（青肉種）…140mg
・露地メロン（赤肉種）…3600mg

βカロテンには、強い抗酸化作用が期待できます。メロンの栄養について詳しくは、こちらをご覧ください。

メロンのカロリーはどのくらい？糖質や栄養についても解説

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赤肉メロンの種類

メロンは「夕張メロン」や「ふらのメロン」「三笠メロン」といったブランド名で呼ばれることが多いです。ブランドによって品種や皮の見た目などに違いがあります。例えば、メロンの皮は夕張メロンのように網目模様のネット系と、マクワウリのように網目がないものがあります。

また、網目がある品種とない品種を掛け合わせたメロンも存在します。ここでは、メロンの産地や味などを品種名ごとにご紹介します。

夕張キング

夕張キングは、北海道の夕張市で栽培されています。大玉で表面はきれいな網目になっているのが特徴です。甘さが非常に強いわけではありませんが、香りがしっかりとしていて果肉はとろけるような食感です。

レノン

レノンは、主に茨城県で栽培されている比較的新しい品種です。表面にある網目の1本1本が太いのが特徴です。果肉に厚みがあり、食感は柔らかすぎず程よく歯応えがあります。レノンはしっかりとした甘味があり、ジューシーです。香りは穏やかですが、食べ頃が近づくにつれて強まっていきます。

ルピアレッド

ルピアレッドは、北海道や茨城県で栽培されています。表面の網目が細かく、果肉がしっかりとしているのが特徴です。ただし、熟すと非常に柔らかい食感になり、甘さが強く感じられるようになります。また、旬の時期に収穫して果肉が熟すと香りも強くなります。

ティアラ

ティアラは主に北海道で収穫される品種です。表面は網目になっていて、皮は薄めです。果肉が肉厚で、ジューシーかつ芳醇な甘さを楽しめます。ティアラは熟してくると、リキュールのような甘い香りを放ち、甘さが際立ちます。

R113

R113は北海道で主に収穫されるメロンで、表面の網目が細かいのが特徴です。甘味や独特の香りが強く、食べ応えがあります。しっかりと熟成させることでとろけるような食感になり、芳醇な甘さが感じられるようになります。

IKメロン

IKメロンは北海道で栽培されていて、表面に網目がしっかり入っています。甘い風味と味わいが特徴で、旬の時期に適切なタイミングで収穫することで一層強まります。果肉は柔らかめで、ジューシーなのが特徴です。

摩周レッド

摩周レッドは北海道で生産されているメロンで、表面に網目模様が入っています。香り高くて甘さが強いので、食べ応えがあります。果肉は滑らかな口当たりで、みずみずしいです。

ちなみに、青肉メロンの種類について詳しくは、以下の記事からみてみましょう。おすすめのレシピもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

メロンの旬はいつ？おもな品種やレシピもご紹介！

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赤肉メロンを味わってみよう

赤肉メロンは果肉がオレンジ色で、青肉メロンよりも味わいや風味がしっかりとしています。また、赤肉メロンは芳醇な香りで甘さにコクがあり、食感は柔らかいです。このように、赤肉メロンは非常に味わい深いメロンなので、ぜひ味わってみてください。

【出典】
・日本食品標準成分表2020年版（八訂）