カクテル「ブルドッグ」とはどんなお酒?飲み方やレシピも紹介
作成日: 2022/06/23
更新日: 2024/09/04
バーや居酒屋などで見かける「ブルティドッグ」は、ウォッカベースのスッキリとした飲み心地で、世代問わず人気があるカクテルです。
今回はご家庭でもかんたんに作れる定番カクテル「ブルドッグ」の特徴や国による違い、美味しい飲み方や作り方などをご紹介します。同じように犬の名前がついている「ソルティドッグ」との違いについてみていきましょう。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
ブルドッグについて
ブルドッグとはどのようなお酒なのでしょうか。まずは、国による違いや由来、歴史などについて解説します。
ブルドッグとは
ブルドッグは、ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったカクテルです。似た名前のお酒で「ソルティドッグ」がありますが、これもウォッカをベースにグレープフルーツジュースで割ったものです。
ブルドッグとソルティドッグの違いは、グラスの縁に塩がついているかどうかです。塩がついているものをソルティドッグ、ついていないものをブルドッグといいます。
ブルドッグのベースとなるウォッカのアルコール度数は40%程度です。ブルドッグはウォッカをグレープフルーツジュースで割ったものなので、アルコール度数は一般的に10%~15%ほどになります。
ブルドッグの国による違い
日本のブルドッグと海外のブルドッグには大きな違いがあります。アメリカやカナダのブルドッグは、ホワイトラムとチェリーブランデーをベースにライムジュースを混ぜてショートグラスに注いだもので、ベースのお酒から異なります。
ヨーロッパの場合は、ドライジンとオレンジジュース、ジンジャーエールを合わせたカクテルをブルドックと呼び、こちらも日本のものとは全く異なる味わいです。
海外でブルドッグを注文すると、日本のものとは全く違うブルドッグが出てくる可能性があるので注意しましょう。
ブルドッグの由来と歴史
ブルドッグの由来は、ソルティドッグの塩なしが飲まれるようになったことからきています。ソルティードッグの塩がついていないため、「ない」という意味の言葉「less」をつけて、「テールレスドッグ(尻尾のない犬)」と呼ばれるようになりました。
尻尾のない犬で代表的なものがブルドッグであるため、グラスの縁に塩をつけないソルティドッグをブルドッグと呼ぶようになったといわれています。
海外では、昔ながらの「テールレスドッグ」の呼び名が今でも使われています。また、「グレイハウンド」と呼ばれることもあります。
ブルドッグの味の特徴
ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったブルドッグは、グレープフルーツの酸味が感じられる爽やかでスッキリとした飲み心地が特徴です。ベースに使うウォッカはクセがないクリアな味わいなので、グレープフルーツの味を邪魔しません。そのため、ブルドッグの味はグレープフルーツジュースによって大きく変わります。
甘みのあるグレープフルーツジュースを使うと、酸味と甘みのバランスがいいブルドッグを楽しむこともできます。
ブルドッグを美味しく飲む方法
美味しいブルドッグを飲みたいなら、グレープフルーツジュースではなく、生のグレープフルーツを絞って入れるがおすすめです。搾りたての爽やかな香りとフレッシュな味わいが感じられます。
また、 ブルドッグは短時間で飲むことを想定して作られたロックスタイルのカクテルなので、氷が溶ける前に飲み切るようにしましょう。
甘いカクテルが好みの方は、シュガーシロップを加えてみるのもおすすめです。
DELISH KITCHENのブルドッグとソルティドッグのレシピ
ここからは、ブルドッグとソルティドッグのレシピをご紹介します。
ブルドッグ
ブルドッグはご家庭でも簡単に作れるカクテルです。グレープフルーツジュースジュースの種類によって味が変わるので、好みのものを選ぶといいでしょう。グレープフルーツを絞ったもので作ると一層美味しくなりますよ。
ソルティドッグ
ウォッカをベースにグレープフルーツジュースを合わせたカクテルです。グレープフルーツの苦味と酸味、グラスの縁につけた塩が絶妙にマッチして、さっぱりとした飲み口が楽しめます。
ウォッカを使ったDELISH KITCHENのカクテルレシピ
最後にウォッカを使ったカクテルのレシピをご紹介します。
モスコミュール
モスコミュールは、爽やかなライムの酸味と香り、ジンジャーエールのシュワっとした爽快感が楽しめるカクテルです。ジンジャーエールの種類によって味が変わるのでお好みのものを選びましょう。
スクリュードライバー
スクリュードライバーは、ウォッカとオレンジジュースを混ぜるだけの簡単なカクテルです。酸味と甘みのバランスが絶妙で、幅広い世代に愛されています。オレンジジュースの量でアルコールの強さを調整しましょう。
ロングアイランドアイスティー
ウォッカやジン、ホワイトラムなど5種類のスピリッツとコーラを使って作るカクテルです。紅茶は入っていませんがさまざまな味が混ざり合うことで、見た目も味も紅茶のように仕上がります。
ウォッカマティーニ
ジンベースのカクテル「マティーニ」をウォッカに変えて作るカクテルです。ウォッカをベースにベルモットとオリーブを合わせたカクテルで、キリッとしたドライな味わいが特徴です。
コスモポリタン
透き通った赤色が美しいコスモポリタンは、ウォッカをベースにホワイトキュラソーやクランベリージュースを加えて作るカクテルです。上品な甘さとライムの酸味が絶妙にマッチしたスッキリした味わいが楽しめます。
リモンチェッロ
リモンチェッロとはレモンの皮をウォッカに漬け込んで作るリキュールで、レモンピールのほろ苦さと爽やかな風味が特徴です。食後主としてストレートやソーダ割で楽しむのがおすすめです。
ブルドックはウォッカをグレープフルーツジュースで割ったカクテル
日本のブルドッグは、ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったカクテルで、海外のものとは異なります。名前が似ているソルティドッグとはベースは同じで、グラスに塩がついているかによって変わります。
今回ご紹介したレシピを参考に、グレープフルーツの酸味を感じる爽やかですっきりとした飲み心地のブルドッグを味わってみてくださいね。