DELISH KITCHEN

うまくち醤油とは?おすすめの使い方もご紹介!

作成日: 2020/06/12

スーパーなどで「うまくち醤油」を見かけたことがありますか。うまくち醤油は主に九州地方で普及している醤油なので、他の地域では目にする機会がないかもしれません。独特の甘みがある醤油はどのように使えばいいのでしょうか。
こちらの記事では、うまくち醤油の特徴や使い方、またさまざまな醤油の種類などについてご紹介します。

目次

  1. うまくち醤油とは?
  2. うまくち醤油のおすすめの使い方は?
  3. 醤油の種類について解説
    1. 濃口醤油
    2. 薄口醤油
    3. たまり醤油
    4. しろ醤油
    5. 再仕込み醤油
  4. 味わいが異なる醤油を使って料理を楽しもう

うまくち醤油とは?

「うまくち醤油」とは濃口醤油の一種で、漢字では「甘口醤油」と書きます。漢字が示す通りに甘みがあるのが特徴で、主に九州地方で好まれています。九州地方にうまくち醤油が根付いた理由には諸説あり、オランダとの貿易によって砂糖が大量に輸入できたことや、沖縄や奄美大島など砂糖の産地が近いことなども挙げられます。また、新鮮な魚が食べられる九州では、うまくち醤油のことを「刺身醤油」として販売することもあります。
面白いことに、うまくち醤油は南に行けば行くほど甘みを増すといわれていて、土地によって味も風味も異なるのが特徴です。

うまくち醤油のおすすめの使い方は?

うまくち醤油は、卵かけ御飯や焼きおにぎりなどに使うのがおすすめです。うまくち醤油ならではの甘みは白いご飯とよく合うでしょう。
また、九州地方では刺身醤油とも呼ばれるうまくち醤油ですが、元来新鮮な魚は旨味が少なく身が硬めだといわれています。そこでうまくち醤油の旨味と甘味で魚のおいしさを補う食べ方が定着したといいます。特に、甘めの醤油と白身魚との相性は抜群です。
基本的に、うまくち醤油は濃口醤油と同様の使い方ができます。肉じゃがや照り焼き、丼など、いつもの料理にぜひ使ってみてください。

醤油の種類について解説

醤油と一言でいっても、その種類は実にさまざまです。ここでは、醤油の種類について詳しく見ていきましょう。

濃口醤油

一般的に家庭でよく使われるのが「濃口醤油」でしょう。濃口醤油は調理はもちろん、卓上醤油としても使われます。名前の通り濃い色をしているのが特徴で、塩味や甘み、酸味、旨味などのバランスが良い醤油です。分類としては、うまくち醤油も濃口醤油に含まれます。

薄口醤油

「薄口醤油」は色が淡いので、料理に色をつけたくない場合や、食材の色を生かしたい場合などに使用します。色が淡いので味も薄いと思われがちですが、濃口醤油よりも塩分濃度が高いため料理に使う際には量に気をつける必要があります。白身魚の煮付けやお吸い物などに使うと良いでしょう。

たまり醤油

「たまり醤油」は大豆を主原料とし、長期熟成させて作る醤油です。一般的な醤油は大豆と小麦粉を同量程度使用するのに対し、たまり醤油はほぼ大豆で作るのでより濃厚な旨味が味わえるのが特徴です。ほんのりとした甘みやとろみがありますが、濃口醤油と同様の使い方ができます。特に、煮魚や焼き鳥のタレ、寿司、刺身などとの相性が良いでしょう。
詳しくはこちら下記の記事を参考にしてみてください。

しろ醤油

「しろ醤油」とは、たまり醤油と反対に小麦粉を主原料に使って作られる醤油です。日本では三河地方で古くから作られています。その名の通り色が淡く、低温で短期間発酵させるのが特徴です。国内の生産量は醤油全体の1%弱ととても少なく、地域によっては目にする機会も少ないでしょう。薄口醤油と同様に、素材の色を生かしたい料理に使うことをおすすめします。

再仕込み醤油

「再仕込み醤油」とは、醤油を2度醸造する製法をとることから名付けられた醤油です。濃厚などろりとした食感を持ち、色も味も濃いのが特徴です。主に、卓上醤油として寿司や刺身などに使われています。

味わいが異なる醤油を使って料理を楽しもう

九州地方で主に好まれているうまくち醤油。地域によって醤油の味が異なるのは興味深いですね。醤油の甘さを生かして刺身などにつけるのはもちろん、基本的に濃口醤油と同じ使い方ができます。うまくち醤油を使えば、いつもの煮物や炒め物などもまた違ったおいしさを楽しめるでしょう。地域ごとの特徴ある醤油を色々試して、料理の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

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