炊いたん(たいたん)とは煮物のこと?「煮る」との違いも解説
作成日: 2022/08/01
「炊いたん」という言葉を聞いたことはありますか?関西地方ではよく耳にするのですが、知らない方も多いかもしれません。
この記事では、炊いたんとはどのような調理法なのか、炊くと煮るの違いについて解説します。
炊いたんとは
炊いたん(たいたん)とは、京都をはじめとする関西の言葉で「炊いたもの」という意味があります。芋やカボチャなどの食材を、出汁と醤油、酒、みりんなどの調味料で調理したものです。
一般的な煮物とは違い、炊いたんは煮汁を使ってじっくりと煮含めるイメージに近いです。煮汁の味が食材にしっかりと染み込み、やさしい味わいに仕上がります。「かぼちゃの炊いたん」や「大根の炊いたん」のようにして使われています。
炊くと煮るの違い
「炊く」は食材にひたひたの出汁や煮汁を加えて加熱し、出汁や煮汁を食材に含ませる調理法です。「煮る」は食材にたっぷりの出汁や煮汁を加えて加熱する調理法です。食材を出汁や煮汁に入れて加熱する調理法は、「炊く」ではなく「煮る」になります。
DELISH KITCHENの炊いたんのレシピ
やさしい味わいの大根の炊いたんのレシピをご紹介します。
大根の炊いたん
素材本来の味が楽しめる大根の炊いたんです。加熱したあとに煮汁につけたまま置いておくとより味が染み込みます。出汁の旨味がたっぷり染み込んだ大根は絶品です。
炊いたんは関西の言葉で「炊いたもの」という意味
炊いたん(たいたん)とは、京都をはじめとする関西の言葉で「炊いたもの」という意味です。食材にひたひたの煮汁を加えて、じっくりと加熱して食材に煮汁を含ませます。
炊くという調理法をする機会は少ないかもしれませんが、やさしい味わいが魅力的な炊いたんをご家庭でも味わってみてはいかがでしょうか。