DELISH KITCHEN

ハネデューメロンとは?特徴や栄養についてご紹介

作成日: 2022/08/04

爽やかな風味と濃厚な甘みを楽しめる、高級フルーツのイメージが強いメロン。好きな果物は?と聞かれて、メロンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。さまざまなメロンがありますが、その中のひとつにハネデューメロンという品種があります。比較的安価で手に入るので、身近なメロンのひとつです。

そこで本記事では、ハネデューメロンについてご紹介します。特徴や美味しいハネデューメロンの選び方・保存方法なども合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. ハネデューメロンとは
    1. 名前の由来
    2. 産地と最盛期
    3. 特徴・魅力
  2. ハネデューメロンの栄養
    1. 基本的な栄養
    2. ビタミン
    3. ミネラル
  3. ハネデューメロンの選び方
  4. ハネデューメロンの保存方法
    1. メロンの保存方法
    2. メロンの冷凍方法
  5. ハネデューメロンの食べ頃
  6. ハネデューメロンの食べ方
  7. お手軽で美味しいハネデューメロン

ハネデューメロンとは

ハネデューメロンとは、白色系の果皮で淡い緑色の果肉と白い果肉の二種類ある、メロンの一種です。ここからは、ハネデューメロンについて、詳しく解説していきます。

名前の由来

ハネデューメロンは英語で「Honey-Dew-Melon」と呼ばれているメロンです。「Honey-Dew」とは植物から出る甘い汁・蜜という意味。ハネデューメロンも蜜のような甘さがあることから、この名前が付けられています。

日本では「ハニジューメロン」や「羽十メロン」などと呼ばれることもあるメロンです。

産地と最盛期

原産地は、南フランスといわれています。日本に輸入されているものは、アメリカやメキシコ栽培のものが中心ですが、日本でも一部地域で栽培されています。

ハネデューメロンは通年出回っているため、ほぼ年中手に入るのが特徴です。本来の旬は春から初夏にかけてで、日本でよく流通します。

特徴・魅力

ハネデューメロンは大きな楕円形で、表面はつるつるとした淡い緑からクリーム色をしています。果肉は、厚みがあり白っぽい緑色で果汁が多いのが特徴です。

甘みもしっかりとあるのに加えて、さっぱりとした爽やかな風味も感じられます。値段も比較的安価で買いやすいのも魅力のひとつです。

ハネデューメロンの栄養

ここからは、ハネデューメロン可食部100gあたりの栄養について説明します。

基本的な栄養

・カロリー 36kcal
・脂質 約0.1g
・たんぱく質 約0.5g
・炭水化物 約9.1g
・食物繊維 0.8g

ビタミン

ハネデューメロンには、主にβカロテンやビタミンCが含まれています。

・βカロテン 30µg
・ビタミンC 18mg

βカロテンとは、強い抗酸化作用があることで知られているビタミンです。ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。

ミネラル

ハネデューメロンにはカリウム、ナトリウムなどのミネラルが含まれています。

・カリウム 228mg
・ナトリウム 18mg

カリウムやナトリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

ハネデューメロンの選び方

美味しいハネデューメロンの選び方についてご紹介します。ハネデューメロンは輸入されているものが多いので、輸送の途中で傷まないよう、未熟なうちに収穫されていることが多いようです。

そのため、表面に張りがあるもので、ずっしりと重量感のあるものがおすすめです。カットされている場合は、果肉が黒ずんで変色したり、乾いていたりするものは避けるようにしましょう。

ハネデューメロンの保存方法

ここからは、ハネデューメロンの保存方法をご紹介します。

メロンの保存方法

保存方法は以下のリンクでご紹介しています。保存期間は丸ごとの場合は5日、切ったものは2〜3日が保存期間の目安ですが、なるべく早くお召し上がりください。

メロンの冷凍方法

メロンは冷凍保存も可能です。食べやすいサイズに切り、冷凍保存袋に入れて冷凍しましょう。保存期間の目安は1ヶ月です。

ハネデューメロンの食べ頃

ハネデューメロンは食べ頃が分かりづらいメロンです。そのため、熟した合図を見逃さないように気を付けましょう。

ハネデューメロンは果皮の色が、やや黄色になってきたら熟してきた合図です。そうすると、甘い香りが漂ってきます。表面の手触りがしっとりとやわらかくなっているものが食べ頃です。

未熟なハネデューメロンは果皮がつるつると硬く、青みがかっています。その場合は、丸ごと常温で一定期間追熟させましょう。

ハネデューメロンの食べ方

ハネデューメロンは生のまま食べるのもおすすめですが、ヨーグルトやケーキと一緒に食べたり、スムージーやジュースにしたりしても美味しくいただけます。未熟で硬くて甘くない場合は、薄く切ってサラダやマリネ、浅漬けにして食べても美味しいですよ。

以下のページでは、一般的なメロンの切り方を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

お手軽で美味しいハネデューメロン

メロンといえば1玉が高級なイメージを持っている方も少なくないでしょう。ハネデューメロンは、普通のメロンより比較的安価で通年手に入るメロンです。安価ですがみずみずしくあっさりとし、しっかりとした甘みを楽しめますよ。

本記事でご紹介した内容を参考に、ハネデューメロンをデザートやおやつで楽しんでみてはいかがでしょうか。

【出典】
・USDA (アメリカ農務省)

【参照】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「緑黄色野菜」
・厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」(2022/08/04)

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