
フランスの家庭料理「フリカッセ」とは?シチューとの違いやレシピもご紹介
作成日: 2022/11/28
更新日: 2025/09/12
フランス料理の「フリカッセ」とはどのような料理なのでしょうか?「見た目が白い煮込み料理」と聞くと、シチューを思い浮かべますよね。今回は、フリカッセの特徴やシチューとの違いをご紹介します。
フリカッセとは?
フリカッセの特徴
「フリカッセ」とは、フランスの家庭料理のことです。
フリカッセは鶏肉、玉ねぎ、きのこなどを炒めて生クリームで煮込む料理を意味します。生クリームなどの乳製品を使用するので、白い見た目が特徴です。主に鶏肉が使われますが、鶏肉以外にはうさぎ肉、仔牛、子羊肉を使用することもあります。
フリカッセの起源
フリカッセは、その起源が古代ギリシャにまでさかのぼると言われており、アリストパネスの喜劇にも、その原型とされる煮込み料理の記述が見られます。
その後、フランスのメーヌ地方やロワール地方で家庭料理として発展し、現在の形になったとされています。かつては鶏肉だけでなく、ウサギ肉や山羊肉、魚介類なども使われていました。
「フリカッセ」という言葉は、「炒める」を意味する「frire」と「細かく切る」を意味する「casser」が組み合わさったものであり、その語源からも調理法の特徴を読み取ることができます。
シチューとの違い
白い見た目の煮込み料理であるフリカッセは、シチューと似ている料理です。シチューとフリカッセの違いは、煮込む前に「肉を炒めるかどうか」です。
フリカッセは肉を炒めてから煮込むので、旨味が肉の中に閉じ込められ、より肉のおいしさを楽しめます。フリカッセが「旨味を閉じ込めた肉を味わう料理」であることに対し、シチューは「スープを味わう料理」です。
デリッシュキッチンのフリカッセのレシピ
ご家庭でフリカッセを作ってみましょう。おすすめのデリッシュキッチンのレシピをご紹介します。
鶏肉ときのこのフリカッセ
バターで鶏肉やきのこをこんがりと焼いて、旨味のつまったフリカッセをつくりましょう。フランス料理と聞くと難しいと思いがちですが、日本の家庭でもつくりやすくアレンジした挑戦しやすいおすすめレシピです。
フリカッセはシチューと違い、肉がメインとなる料理
フリカッセとシチュー、材料が似ている白い料理ですが、フリカッセは肉を先に炒めてつくる肉がメインの料理です。寒い季節にシチューをつくることがあるかもしれませんが、フリカッセにも挑戦してみてはいかがでしょうか。