ゴーダチーズってどんなチーズ？特徴やおすすめの食べ方をご紹介

ゴーダチーズとは

ゴーダチーズとはどんなチーズなのでしょうか。ここでは、ゴーダチーズの概要だけでなく種類や味、作り方についてご紹介します。

概要

ゴーダチーズは、オランダを代表するチーズのひとつです。成形するときに円形の型に入れて作られるため、円盤状の形をしています。オランダでは、直径35cm、高さ11cm、重さ12kgが標準サイズとして規格が決められています。

ゴーダチーズの「ゴーダ」とは、オランダのロッテルダム付近の町の名前です。そのまま食べるだけでなく、プロセスチーズやスライスチーズなど加工用チーズの原料としても使われます。

種類・味

チーズは、カッテージチーズなどの「フレッシュタイプ」や、カマンベールチーズなどの「ソフトタイプ」など、特徴や製法の違いによりタイプが分けられます。ゴーダチーズは、その中のひとつ「セミハードタイプ」のチーズです。

クセのないマイルドな味わいが特徴で、熟成期間の長さにより味が変化します。熟成期間が短いゴーダチーズは、水分量が多くしっとりとした食感でマイルドな風味が特徴です。マイルドで食べやすいので、チーズ初心者の方でも食べやすいでしょう。

熟成が進むほどに水分が抜けてチーズの組織がギュッと詰まり、香ばしい風味と旨みが増します。

作り方

ゴーダチーズは、「カードウォッシング」と呼ばれる方法で作られるのが一般的です。まず、加熱殺菌した牛乳に乳酸菌とレンネットと呼ばれる酵素を加えます。レンネットは、牛乳の中の乳成分を固まらせる作用を持つことが特徴です。

レンネットの作用で、牛乳が固まったら細かくカットして、固形物を円形の型に詰めます。上から圧力を加えて水分を取り除いたら、塩水につけて3ヶ月から6ヶ月ほど熟成させます。

長期間熟成させればさせるほどコクが増して、味わいが深くなるのが特徴です。オランダには、3年〜5年の長期間、熟成させたゴーダチーズもあります。

食べ方

ここからは、ゴーダチーズのおすすめの食べ方についてご紹介します。そのまま食べる場合だけでなく調理して食べる場合など、ゴーダチーズをおいしく味わう方法について記載しているので、ぜひ参考にしてください。

そのまま食べる場合

ゴーダチーズは、水分の蒸発を防いだりカビなどの雑菌が付かないようにするため、表面をワックスとロウでコーティングされています。このワックスやロウは食べられないので、食べる際には、包丁などで切り込みを入れて表面を削って取り除いてから食べるようにしましょう。

食べる前に冷蔵庫から出して、30分ほど常温に戻しておくと、ゴーダチーズ本来の味や香りをより豊かに感じられるのでおすすめです。その際、チーズをラップなどで覆って乾燥させないように気をつけましょう。

ゴーダチーズは、ドライフルーツやナッツと相性抜群です。熟成期間が短いマイルドな味わいのチーズは、さっぱりとした口当たりのフルーティーな白ワインがよく合います。また、熟成期間が長くコクや旨みが強いものは、赤ワインと合わせるのもおすすめです。

お好きな組み合わせを、ぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。

調理して食べる場合

ゴーダチーズはそのまま食べるだけでなく、調理しても美味しく食べられます。パンやクラッカーにトッピングして楽しんだり、オムレツやピザ、グラタンにのせたりして味わうのもおすすめです。

またゴーダチーズを加熱して溶かしたソースに、グリルした野菜をディップしたり、チーズフォンデュにしたりしてもよいでしょう。それだけでなく、お菓子の材料やオーブン料理など、さまざまな料理に使えます。

ゴーダチーズを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ゴーダチーズのやみつきパスタ

ミルクのコクたっぷりのゴーダチーズをパスタで味わいましょう。たっぷりのゴーダチーズを絡めたパスタは味わい深く、まるでお店のような本格的な味が楽しめます。鷹の爪の辛さとニンニクの風味がアクセントになり、思わずクセになる美味しさです。

熟成期間によって風味が変化するゴーダチーズを味わおう！

ゴーダチーズはオランダを代表するチーズで、セミドライタイプのチーズに分類されます。熟成期間の長さによって味わいが変化することがゴーダチーズの特徴です。短い熟成期間ではマイルドに、長い熟成期間では旨みとコクたっぷりの味わいが楽しめます。

そのまま食べる際には、常温に戻してから食べると、より豊かな風味が感じられます。またパスタやオムレツ、ピザなど様々な料理に幅広く活用できることもポイントです。この機会に、ぜひゴーダチーズの美味しさを味わってみてくださいね。