伊予柑の旬や味とは?おいしさを味わう食べ方も解説!
作成日: 2023/02/24
柑橘系の果物の1つである「伊予柑」とはどのような果物なのでしょうか。色合いや形、味などがみかんやオレンジに似ていますが、伊予柑には伊予柑の特徴があります。今回は、伊予柑の味や旬、食べ方などをご紹介します。
伊予柑とは
伊予柑はみかんやオレンジなどに似た果物ですよね。味や産地など伊予柑の特徴をご紹介します。
概要
伊予柑は「ミカン科ミカン属」の果物で、柑橘類の仲間です。大きさはみかんよりも少し大きいサイズで、みかんとは違い皮が厚いのが特徴です。また、ずっしりとした重さがあります。みかんや柚子などの柑橘類と同じく、冬が旬で1月〜3月に食べごろをむかえます。
味・特徴
伊予柑の果肉は大粒で、果汁が多くジューシーな味わいです。ほどよい酸味があり、また、さわやかな甘みも感じられます。味わいは、以下のように旬の時期により異なる特徴があります。
1月に手に入る伊予柑は、甘酸っぱさが特徴のさわやかな味わいです。
3月頃になると、熟成された伊予柑として「完熟いよかん」「弥生紅(やよいべに)」とも呼ばれます。この頃になると、酸味が落ち着き、糖度も上がるので1月頃に食べるよりも甘味や濃厚な味わいを楽しめます。
伊予柑は皮が厚いものの、手でむけるのが特徴です。まれに種がある場合もありますが、基本的に種がなく食べやすさが特徴です。
歴史・産地
伊予柑は、明治時代に山口県で誕生しました。
偶然に生まれた果物で、みかんとオレンジの特徴を持っています。山口県で誕生した伊予柑ですが、現在は愛媛県が主な産地です。市場に出回る8〜9割の伊予柑が「伊予の国」四国の愛媛県で栽培・収穫されています。人気の品種は「宮内いよかん」です。
おいしい伊予柑の選び方
おいしい伊予柑の選び方をご紹介します。スーパーマーケットや八百屋で、実際に手に取って伊予柑を選んでみましょう。
まず、皮にハリのあるものがおすすめです。皮がしなびて、みずみずしさが失われているものは避けましょう。
手で持ってみて、ずっしりと重みがあることもポイントです。軽さが感じられるものよりも、重みのある方がおいしい伊予柑です。
伊予柑を触ってみて、皮と果肉の間がふかふかとして、浮いているものは避けましょう。
「ハリがあり、重く、皮と果肉の間が浮いていないもの」が、おいしい伊予柑を選ぶときに見るべき3点です。
伊予柑の皮の剥き方
伊予柑の皮の剥き方をご紹介します。伊予柑は指でむける果物ですが、包丁でカットする方法もお伝えします。
手で剥く場合
伊予柑のヘタがついてない方を上にして、指を差し込むとスムーズに皮がむけます。
包丁で剥く場合
伊予柑は丸い形をしているので、包丁でむくときはまず安定させましょう。
ヘタと逆側を切り落とし、切った平らな面をまな板に乗せると安定して包丁で皮をむけます。皮をそぐようにして、切り落としてみましょう。
もしくは、ヘタと逆側を切り落としたあと、伊予柑の実をぐるぐると回しながら皮と薄皮をむきます。最後に薄皮と実の間に包丁を入れて実をカットしましょう。
以下の動画で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
いよかんの剥き方
皮が厚い柑橘系の果物は同じ方法で皮をむき、実をカットできます。切った果物はそのまま食べるときだけでなく、ケーキのデコレーションなどのお菓子づくりにも使えます。
伊予柑を使ったDELISH KITCHENのレシピ
伊予柑を使ったさわやかなレシピをご紹介します。
いよかんゼリー
伊予柑を丸ごと1つ使用して、フレッシュなゼリーをつくりましょう。伊予柑の皮をゼリーのカップにするので、皮がやぶれないようにていねいにくり抜くのがポイントです。見た目がかわいいので、おもてなしにも喜ばれますね。
伊予柑はジューシーな酸味や甘みが特徴の果物
伊予柑はみかんやオレンジと同じ特徴を持つ、甘味と酸味のある果物です。厚い皮が特徴ですが、手でむけて、種もないので手軽に食べられます。そのまま皮をむいて食べるだけでなく、ゼリーやケーキなどのお菓子づくりにもおすすめの果物です。伊予柑でさわやかなゼリーをつくってみませんか。