ファーブルトンとはどんなお菓子?基本の作り方もご紹介します
作成日: 2023/04/26
更新日: 2023/09/15
皆さんは「ファーブルトン」というお菓子をご存じですか?「聞いたことがない」「名前は知っているけれど、どんな食べ物なのかわからない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファーブルトンについて詳しくご紹介します。おうちで作れるレシピも紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
ファーブルトンについて知ろう!
ファーブルトンとは?
「ファーブルトン」とは、フランス・ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子のこと。
卵・牛乳・生クリーム・小麦粉などを混ぜ合わせた生地に、レーズンやプルーン、アプリコットなどを加え、オーブンで焼いたものです。
もちもちとした生地と、優しいミルクの味わいが人気で、ケーキのような形をしています。
名前の由来
ファーブルトンは直訳すると「ブルターニュ地方の牛乳で作るお粥」。
「ファー」が「牛乳で作るお粥」、「ブルトン」は「ブルターニュ地方」のことを言います。
元々は、小麦粉を牛乳で煮たお粥のようなお菓子だったとされていますが、徐々に生クリームや卵が加わり、よりリッチな味わいになっていったと言われているんですね。
味わい・食感
ファーブルトンの味わいは「堅焼きプリンに似ている」とも言われます。
卵や生クリームなど、プリンのようにシンプルな素材でできていることもあり、卵のコクと風味、優しいミルクの味わいが似ているのでしょう。
ファーブルトンはオーブンで焼いて作られるのですが、その生地は「もちもち」とした食感をしていますよ。
また、ファーブルトンの底には、アプリコットなどのフルーツが敷き詰められています。
甘い生地と相性の良い甘酸っぱい味付けは、ちょうど良いアクセントになります。アプリコット以外ではプラムやさくらんぼ、りんごなどのフルーツで作られることもあります。
DELISH KITCHENのファーブルトンのレシピ
フランスの伝統的な焼き菓子というと、作るのが難しそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?ここからはおうちで作れるファーブルトンのレシピをご紹介します。
レシピではプルーンを使っていますが、レーズンやアプリコットなど、お好みのフルーツに変えても楽しめます。
外はカリッと、中はもちっとした食感がたまりません。素朴なやさしい味で、ティータイムのお供や手土産にぴったりですよ。ぜひ作ってみてくださいね。
ファーブルトン
材料 【6個分(直径7cmのマフィン型使用)】
・プルーン(種ぬき) :12個(84g)
・100%オレンジジュース :120cc
☆アパレイユ
・牛乳 :100cc
・ 生クリーム :100cc
・バニラビーンズ : 1 本
・強力粉 :40g
・砂糖 :40g
・塩 :ひとつまみ
・ 溶き卵 : 1個分
・ラム酒 :大さじ1/2
手順
①《下準備》
マフィン型に常温に戻した無塩バター(分量外:適量)をハケでしっかりぬり、グラニュー糖(分量外:適量)をまぶし、冷蔵庫で30分〜1時間冷やす。
オーブンは180℃に予熱する。
②鍋にプルーン、オレンジジュースを入れ、オレンジジュースの水分が少し残るまで時々返しながら中火で熱し、粗熱をとる。
③《アパレイユ》
バニラビーンズは切り込みをいれ、包丁の背でこそげるように中身を取り出す。
【ポイント】
さやも使うので捨てないでください。
④別の鍋に牛乳、生クリーム、バニラビーンズ、バニラビーンズのさやを入れて混ぜ、ふつふつとするまで沸騰させて火を止め、粗熱が取れたらバニラビーンズのさやを取り出す。
⑤ボウルに強力粉、砂糖、塩を入れて混ぜ、中央にくぼみを作り、溶き卵、ラム酒を加えて粉気がなくなるまで混ぜる。
⑥⑤に4を数回に分けて加え、泡立てないようにその都度混ぜてザルなどでこす。
⑦マフィン型にプルーンを2個ずつ入れ、アパレイユを等分に注ぐ。
⑧180℃に予熱したオーブンで40〜50分きつね色になるまで焼き、早めに型から取り出す。型の底側を上にしておき、粗熱をとる。
【ポイント】
砂糖が固まり取り出しにくくなるため、熱いうちに型から取り出しましょう!とても熱いので、注意してください。
レシピ動画はこちら
ファーブルトンはフランスの伝統的な焼き菓子
「ファーブルトン」は、フランス・ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子で、もちもちとした食感が特徴。バターの香りとフルーツの甘みが口いっぱいに広がるおいしいお菓子です。おうちでも手軽に作ることができるレシピをご紹介しました。ぜひ好きなフルーツを加えて、おいしいファーブルトンを作ってみてください。