牛肉のクラシタとはどんな部位?ハネシタ(ザブトン)との違いも解説
作成日: 2023/06/29
牛肉にはロース、モモ、サーロインなどさまざまな部位があり、それぞれ特徴や味わい、適した調理方法が異なります。ロースの一部であるクラシタという部位をご存じですか?同じくロースの一部であるハネシタとはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、クラシタの特徴や味わい、ハネシタとの違い、おすすめの食べ方についてご紹介します。
クラシタとはどこの部位?
クラシタとは、牛の首から背中部分にかけて大きく位置するロースの一部です。
首に近い部位で、騎乗する際に使われる鞍(くら)の、ちょうど下にあることから「クラシタ」と呼ばれるようになりました。
クラシタの特徴・味わい
肉質がきめ細かで、コクと旨みが強い部位と言われています。
赤身に流れるようなサシが入っており、脂身とのバランスが絶妙です。肉厚なのにやわらかい肉質なのが特徴です。ほどよいサシで口に入れた瞬間、肉の甘みがあふれ出し、とろけるような食感が堪能できます。噛めば噛むほど、肉の旨みが感じられます。
ハネシタ(ザブトン)との違いは?
ハネシタ(ザブトン)は、クラシタの下に位置する部位です。牛肉の希少部位のひとつで、切り分けた部位の形状が座布団に似ていることからザブトンと呼ばれるようになりました。
クラシタよりもサシがしっかり入っており、やわらかくとろける脂身が人気です。赤身、脂身ともに甘さのある上品な肉の旨みが感じられ、口の中でとろけるような食感が味わえます。焼肉で食べられることの多いお肉です。
おすすめのクラシタの食べ方
焼肉の他、すき焼きやしゃぶしゃぶ、煮込み料理におすすめのお肉です。
すき焼きや肉じゃがは濃い味付けをしますが、クラシタは肉自体の味が濃いので十分に肉の旨みを感じられます。しゃぶしゃぶでは、肉本来の旨みととろけるような食感を味わえます。赤身と脂身のバランスがよく、コクと旨みが強いので、焼肉では人気の部位のひとつです。
クラシタは筋が多いこともあり、家庭で調理する場合は薄切りがよいでしょう。
クラシタの特徴を知って美味しく味わおう
クラシタは、牛の首から背中部分にかけて大きく位置するロースの一部で、きめ細かな肉質、コクと旨みが強いのが特徴です。赤身にほどよいサシが入っており、脂身とのバランスが絶妙でとろけるような食感が味わえます。
クラシタの食べ方は焼肉の他、すき焼きやしゃぶしゃぶ、煮込み料理などです。肉本来の旨みと甘みが堪能できますよ。クラシタは筋が多いので薄切りを使うのがおすすめです。クラシタをお店で見かけたら、ぜひご家庭でも味わってみてくださいね。