DELISH KITCHEN

コーヒーの種類や淹れ方の違いなどについて解説!

作成日: 2020/07/06

普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、コーヒー豆には実にさまざまな種類があります。コーヒー豆の産地や栽培場所、豆の品種の違いなどが、独特の風味や味を生み出しているのです。
こちらの記事では、コーヒー豆の種類や淹れ方による種類の違い、またミルクを入れたコーヒーの種類などについて詳しく解説します。奥深いコーヒーの世界を覗いてみましょう。

目次

  1. コーヒー豆の種類は?
    1. アラビカ種
    2. ロブスタ種
    3. 「ストレート」と「ブレンド」の違い
  2. 淹れ方によるコーヒーの種類は?
    1. エスプレッソ
    2. ドリップ
    3. アメリカン
  3. ミルクを入れたコーヒーの種類は?
    1. カフェラテ
    2. カプチーノ
    3. カフェオレ
  4. コーヒーでほっと一息ブレイクタイムを

コーヒー豆の種類は?

コーヒーはアカネ科コフィア属に分類される樹木の種子が原料となります。コーヒーにはたくさんの種がありますが、中でも商業的に出回っているのが「アラビカ種」と「ロブスタ種(カネフォラ種の亜種)」です。

アラビカ種

アラビカ種はアフリカのエチオピア原産のコーヒー豆で、酸味が強くフローラルな香りを持つのが特徴です。標高1000〜2000メートルほどの高地で栽培されているため、栽培に手間がかかることでも知られています。
日本へ輸入されるコーヒー豆のうち約6割はアラビカ種だといわれています。

ロブスタ種

標高300〜800メートルほどの低地で栽培されるロブスタ種は、アラビカ種に比べ栽培が比較的容易なので安価で取引されている豆です。独特の香ばしい風味や苦味があるロブスタ種は単体での飲用にあまり適しておらず、主にブレンド用に使用されています。
豆の形はアラビカ種よりも丸みを帯びているのが特徴です。

「ストレート」と「ブレンド」の違い

コーヒーは品種だけでなく銘柄でも細かく分類され、「コロンビア」や「ブラジル」「キリマンジャロ」など豆の生産地から名付けられることも多く見られます。

コーヒーには「ストレート」と「ブレンド」がありますが、ストレートとは「ブルーマウンテン」や「キリマンジャロ」「モカ」など、単一産地のコーヒー豆のことを指します。ストレートは豆がもつ本来の個性を味わうことができるのが特徴です。
一方のブレンドは、複数の産地のコーヒーを配合したものを指します。ブレンドされた豆は、それぞれの個性を活かしながらも独創的な味わいを作り出すことができる点に魅力があります。お店や配合する人によっても味わいが異なるので、苦味や酸味、コクなどオリジナルの味を楽しむことができるのです。品種や産地ごとにコーヒーは味わいや風味が異なるため、相性の良いものを選んで組み合わせるのがポイントです。

淹れ方によるコーヒーの種類は?

エスプレッソ

エスプレッソとは、コーヒー豆を粉末状に挽き、専用の機器で圧力をかけて抽出するコーヒーです。色が濃く苦味が強く、一般的なドリップコーヒーなどに比べると提供される量が少ないのも特徴です。高圧・短時間でコーヒーを抽出することで、濃縮したコーヒーのおいしさを堪能することができます。

ドリップ

ドリップコーヒーとは、透過式抽出方法を用いて作るコーヒーのことです。家庭でも使われる一般的な方法で、ドリップペーパーに入れたコーヒー豆にお湯を注いでコーヒーを抽出します。淹れ方やお湯の温度によっても味が変わるのが特徴です。

アメリカン

アメリカンとは、浅煎りした豆を多めのお湯で淹れたコーヒーのことを指します。そのため、ブレンドのような深いコクや苦味、色の濃さなどがなく、軽く飲みやすいという印象を持つ人も多いでしょう。また、抽出したコーヒーをお湯で薄めたものをアメリカンと呼ぶこともあります。

ミルクを入れたコーヒーの種類は?

カフェラテ

カフェラテとは、濃いめに淹れたエスプレッソに蒸気で温めたミルクを加えたものです。店によっても異なりますが、エスプレッソとミルクの割合は2:8程度です。

カプチーノ

カプチーノとは、エスプレッソに蒸気で温めたミルク、さらに泡立てたミルクを加えたコーヒーです。カフェラテに比べて泡の比率が多く、苦味をより感じるのが特徴です。

カフェオレ

カフェオレは、濃いめに抽出したドリップコーヒーに温めたミルクを加えたもので、コーヒーとミルクの割合は1:1程度です。カフェオレの「オレ」はフランス語でミルクのことを指します。

コーヒーでほっと一息ブレイクタイムを

一言でコーヒーといっても産地による豆の違いや淹れ方による違いなどがあり、奥深い世界を見せてくれます。お店ではもちろん、自宅でも豆を挽いてコーヒーを淹れているという人は多いかもしれませんね。さまざまな豆の種類や淹れ方を試して、自分好みのコーヒーをお楽しみください。
香りに癒されるコーヒーはほっと一息つきたいときにぴったりです。

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