広島県民の熱愛グルメ!「コウネ」とはどんな部位?味や特徴をご紹介!
作成日: 2023/07/28
更新日: 2023/07/31
牛肉にはさまざまな部位がありますが、コウネという部位をご存じですか?広島県では身近ですが、他県ではあまり馴染みのないお肉です。
なぜコウネは広島県でしか食べられないのでしょうか。どのようなお肉なのかも気になりますね。
この記事では、コウネの特徴や味わい、広島県民に愛されている理由についてご紹介します。
コウネとはどこの部位?
コウネとは、牛の肩バラ肉のことで前脚の間にあたる部分です。広島県では「コウネ」、広島県以外では「肩バラ」「前バラ」「ブリスケ」などと呼ばれています。お肉が赤く燃えているように見えることから、コウネ(炎の肉という意味)と呼ばれるようになりました。
肉質が固めなので、薄くスライスした状態で提供されることが多く、またコウネは、1頭から2kgしか取れない希少部位です。
特徴・味わい
噛めば噛むほどに肉の旨みがじゅわ〜っと広がるのが特徴。赤身と脂身が半々くらいで、牛肉の濃厚な味わいを堪能できます。
肩はよく動かす部位なので、肉質は固く引き締まり、しっかりとした歯応えがあります。特に、脂身のコリコリとした食感は、一度食べるとクセになりますよ。
焼肉で食べることの多いコウネですが、焼くと脂がたくさん出てくるため、z塩コショウやレモン汁でさっぱりと食べるのがおすすめです。ほかにもすき焼きや煮込み料理などに使われます。
なぜ広島だけ?
広島県以外ではほとんど知られていないコウネですが、実は広島県だけで食べられているのではありません。
他県では、コウネと他の部位を分けずに切り落としているので、コウネ単体で流通することがないのです。そのため、コウネという部位はあまり知られていないのです。
広島県では、コウネの部分を切り出し、切り落とされます。一度食べたらやみつきになるおいしさで、広島県では人気のある部位です。
元々は、広島県の食肉市場の人たちが売り物にならないコウネを食べていたそうです。それが焼肉店や一般家庭にも広まり、広島県のソウルフードとなりました。
広島県に行って見かけた際は、ぜひ食べてみてくださいね!
広島県で愛されているコウネを味わってみよう
コウネとは、牛の肩バラ肉のことで1頭から2kgしか取れない希少部位です。コウネと呼ばれるのは広島県だけで、他県では肩バラ、前バラ、ブリスケなどと呼ばれています。肉質は固めなので薄切りで食べることが多いです。しっかりとした歯応えがあり、牛肉の濃厚な風味を味わえます。脂が多いですが、旨味が凝縮していて一度食べたらクセになるおいしさです。
広島県ではコウネの部分だけ切り落とされますが、他県では他の部位と分けずに切り落とされています。そのため広島県以外では見かけることがありません。なかなか食べる機会がない部位ですが、広島県に行ったらぜひそのおいしさを味わってみてください。