希少部位「カメノコ」とはどんな部位?特徴や味わいについてご紹介
作成日: 2023/07/31
更新日: 2023/09/08
牛肉の「カメノコ」という部位を聞いたことはあるでしょうか。今回は「カメノコ」の特徴や味わいなど、魅力を余すことなくご紹介します。
カメノコとはどんな部位?
カメノコは、牛の後ろ足の付け根にある肉の部位で、もも肉の付け根全体を総称する「シンタマ」という部位の一部です。ももの外側に位置し、同じくシンタマの一部である「シンシン」という部位を覆うように存在しています。
覆う形が亀の甲羅に似ていることから、「カメノコ」と呼ばれるようになりました。
カメノコの特徴と味わい
カメノコは筋肉の多いももの部分のため、脂身の少ない赤身肉です。肉質が非常にきめ細かく、白く細かいサシが入っていて、ワイルドな噛み応えがあります。しっかりとした肉のうまみを楽しみたい時にはぴったりです。
また、脂が少なく、さっぱりとした味わいで、噛めば噛むほど肉本来の旨みを感じられる部位です。鮮度によっても食感や味わいは異なるため、できるだけ新鮮なものを選ぶのがポイントです。
おすすめのカメノコの食べ方
カメノコは主に焼肉として食べることが多いですが、ユッケや生ハム、タタキ、ローストビーフなど、様々な料理にも利用されています。
カメノコは形をきれいに保ったままさばきやすいため、赤身肉の料理として定番のローストビーフは、見た目もきれいに作ることができます。じっくりと火を通して仕上げるローストビーフは、カメノコのかたい肉質をおいしく活かせる、おすすめの料理です。
また、水分が多い部位ではありますが、保水性はあまりないため、焼き過ぎるとパサパサとした食感になりやすいという注意点があります。そのため、タタキやユッケ、生ハムなど、レアの食感を残した料理が非常に適しています。
特徴を知って「カメノコ」を味わおう!
カメノコは、赤身肉が好きな方にはぴったりの部位です。ぜひその特徴を知っておいしさを味わってみてくださいね。