DELISH KITCHEN

ケイジャンスパイスとは?味わいや見た目・使い方などを解説

作成日: 2023/08/22

ターメリックやクミン、ガーリックなど、料理にアクセントを加えてくれるスパイス。いろいろな種類がありますが、「ケイジャンスパイス」というものをご存じでしょうか。

この記事では、ケイジャンスパイスの基礎知識や味わい、見た目などについて解説します。また、相性のいい食材や使い方などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. ケイジャンスパイスとは?
    1. ケイジャンスパイスの基本知識
    2. ケイジャンスパイスの特徴
      1. ケイジャンスパイスの見た目

      2. ケイジャンスパイスの味わい

      3. ケイジャンスパイスの香り

  2. ケイジャンスパイスの使い方
    1. どのシーンで使われる?
    2. ケイジャンスパイスはどこで手にいれる?
  3. ケイジャンスパイスと相性がいい食材
    1. 魚の切り身
    2. エビ
    3. 鶏肉
  4. ケイジャンスパイス作りにおすすめのスパイス
    1. 唐辛子
    2. クミン
    3. オレガノ
    4. コリアンダー
    5. クローブ
  5. DELISH KITCHENのケイジャン料理のレシピまとめ
  6. ケイジャンスパイスはさまざまな香辛料を混ぜ合わせたもの

ケイジャンスパイスとは?

まずはケイジャンスパイスの基礎知識や特徴についてみていきましょう。

ケイジャンスパイスの基本知識

ケイジャンスパイスは、唐辛子、クミン、クローブ、シナモン、ガーリックなど複数の香辛料を混ぜ合わせてできたスパイスで、アメリカ南部のルイジアナ州発祥です。このスパイスは、ルイジアナに移住したアカディア人(アメリカ北部の植民地で暮らしていたフランス系カナダ人)のことをケイジャンと呼ぶ歴史的背景から生まれました。

ルイジアナへは、ヨーロッパのさまざまな国の人々が移住したため、異なる食文化が合わさりました。彼らは調理に工夫をこらす中で、複数の香辛料を混ぜ合わせてケイジャンスパイスを創り出しました。そして、近くの川や海からとれたシーフードに味付けをして、調理していました。

今ではケイジャン料理は、アメリカ全土で食される郷土料理として広まりました。そして、ケイジャン料理は独自のジャンルとして、多くの人々に愛されています。

ケイジャンスパイスの特徴

ケイジャンスパイスはどのような見た目、味わいなのでしょうか?

ケイジャンスパイスの見た目

市販で売られているケイジャンスパイスは、チリペッパーやパプリカ、唐辛子が入っているものが多く、辛さを連想させる赤色です。しかし、メーカーによってスパイスの配合量が異なるので、オレンジがかった色のものや、茶色っぽいものもあります。

また、スパイスの挽き具合にも違いがあり、細かい粉末タイプから、粒の粗いものもあります。

ケイジャンスパイスの味わい

ケイジャンスパイスはミックススパイスということもあり、調合具合によって味わいは異なりますが、一般的にはピリっとした辛味が特徴的です。ガーリックパウダーやオニオンパウダー、ブラックペッパーが含まれているものもあり、これらを料理に加えることでパンチのある味わいになります。

ケイジャンスパイスの香り

さまざまなスパイスが合わさっているため、複合的な香りがします。とくにガーリックやオニオンの香りが強く、食欲をそそります。

ケイジャンスパイスの使い方

ここからは、ケイジャンスパイスの使い方についてご紹介します。

どのシーンで使われる?

ケイジャンスパイスを使ったケイジャン料理は、海や川で獲れるエビやカニ、牡蠣、ザリガニなどのシーフードや、肉類(チキンやソーセージ)を主な材料として使用します。ケイジャンスパイスは、現地のアメリカ南部では家庭料理や飲食店でよく使われる定番のスパイスです。

南カリフォルニア最大のイベント、クロウフィッシュ・フェスティバルでは、ケイジャンスパイスで味付けしたザリガニ(クロウフィッシュ)が提供されます。さらに、ケイジャンスパイスを使ったジャンバラヤやガンボなどの煮込み料理も楽しめるようです。

ケイジャンスパイスはどこで手にいれる?

ケイジャンスパイスは輸入食品取扱店やインターネットで購入することができます。手作りもできますが、複数のスパイスを混ぜ合わせる必要があるので、市販のものを購入するのが手軽でおすすめです。

ケイジャンスパイスと相性がいい食材

ケイジャンスパイスは、どのような食材と相性がいいのでしょうか。

魚の切り身

魚にケイジャンスパイスをかけた料理は、アメリカ南部でもよく食べられています。溶かしバターを塗った魚の切り身にたっぷりのスパイスをまぶし、両面をこんがりと焼いた「ブラッケンド・フィッシュ」は定番料理のひとつです。

エビ

ケイジャンスパイスを使ったエビの炒め料理「ケイジャンシュリンプ」もおすすめです。スパイスの風味とエビの旨みがぎゅっと凝縮した一品です。オリーブオイルやケイジャンスパイスでマリネしたエビをソテーして仕上げます。

鶏肉

鶏肉を使ったケイジャンチキンは、ケイジャンスパイスやにんにくで下味をつけて焼き上げた、シンプルながら人気のある料理です。さらに、パプリカやにんじんなどの野菜を添えると、より一層旨みが増します。このケイジャンチキンは長い間愛され続けている料理です。

ケイジャンスパイス作りにおすすめのスパイス

ここでは、ケイジャンスパイス作りにおすすめのスパイスをご紹介します。

唐辛子

口の中が熱くなるような辛さが特徴の唐辛子。辛味だけでなく独特の風味があり、料理に旨みをプラスしてくれます。

クミン

クミンはいわゆるカレーの香りで、日本人にとってなじみ深いスパイスです。少しほろ苦く、ピリッとした辛さと甘さがあります。

オレガノ

オレガノはシソ科のハーブの中でも香りが強く、ほろ苦さを感じる爽やかな香りが特徴です。古代ギリシャやエジプトでは、肉料理や魚料理のほか、ワインの香り付けとして使われていました。

コリアンダー

コリアンダーはエスニック料理で使われるパクチーと同じ植物で、完熟した種子を粉末にしたものです。柑橘系のような爽やかさの中にほのかに甘みが感じられるやさしい香りがします。

クローブ

甘く濃厚な香りが特徴で、舌がしびれるような刺激的な風味があります。チャイやピクルス、ポトフなどに使われます。肉の臭み消しにも効果的なので、ビーフシチューやカレー、ハンバーグなどにもよく使われます。

DELISH KITCHENのケイジャン料理のレシピまとめ

以下の記事ではケイジャン料理のレシピをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ケイジャンスパイスはさまざまな香辛料を混ぜ合わせたもの

ケイジャンスパイスは、アメリカ南部のルイジアナ州発祥の複数の香辛料を混ぜ合わせてできたスパイスです。アメリカ南部では家庭料理でもレストランでも使われる一般的なもので、有名な料理としてはジャンバラヤやガンボなどがあります。

輸入食品取扱店やインターネットなどで購入できるので、気になる方はぜひ試してみてください。

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