ケイジャン料理とは?特徴やレシピをご紹介
作成日: 2022/01/31
アメリカ南部が発祥のケイジャン料理をご存じでしょうか。スパイシーな味わいが特徴で、有名なものだとジャンバラヤやケイジャンチキンなどがあります。
この記事ではケイジャン料理がどのような料理なのか解説します。レシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ケイジャン料理について
さっそくケイジャン料理とはどのような料理なのかみていきましょう。
ケイジャン料理とは
ケイジャン料理は、アメリカ合衆国南部のルイジアナ州で生まれた郷土料理です。ケイジャン料理はスペイン、フランス、アフリカの3ヶ国の料理が混ざり合ってできました。
発祥の地であるルイジアナ州で手に入る食材を使った、素朴でシンプルな庶民の料理として親しまれています。
ケイジャン料理の起源
ケイジャンとはアメリカ北部の植民地で暮らしていたフランス系のカナダ人のうち、アメリカ南部のルイジアナ州に移住したアカディア人のことを指す言葉です。
ケイジャン料理は、18世紀の中頃にルイジアナ州にアカディアから移住してきた人々、アフリカから連れてこられた黒人、ルイジアナを統治していたスペイン人の食文化が混ざり合って生まれました。
ケイジャン料理の特徴
ケイジャン料理はスパイスを使うのが特徴で、主に「ケイジャンミックス(ミックススパイス)」が使われます。これは唐辛子、クミン、グローブ、コリアンダー、タイム、シナモン、オレガノ、ガーリックなど、複数のスパイスを調合した香辛料です。
また主食は米を使用することが多く、料理のベースとして玉ねぎ、セロリ、ピーマンを炒めたものを使うことが多いです。
ケイジャン料理とクレオール料理の違い
ケイジャン料理は庶民の料理とされる一方で、クレオール料理は都会的な料理として親しまれています。どちらもフランス料理の影響を受けた料理ですが、大きな違いは「ルー」にあります。
クレオール料理のルーは「バター」と「小麦粉」から作られますが、ケイジャン料理は「ラードやオイル」と「小麦粉」で作られるのが特徴です。またクレオール料理には大量のトマトを使っているのも特徴で、ケイジャン料理にはあまり使われません。
代表的なケイジャン料理とDELISH KITCHENのレシピ
ケイジャン料理の代表的な料理の特徴や味、レシピをご紹介します。
ジャンバラヤ
ジャンバラヤとは米や肉、野菜などを使ったご飯料理で、炒めた具材、米、調味料とスパイスを合わせて炊く、炊き込みご飯のような料理です。味付けにタバスコやチリソースなどを使用するため、スパイシーで辛みがあるのが特徴です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ケイジャンチキン
ケイジャンチキンは、スパイスをたっぷりまぶしたチキンをオーブンで焼いたり、揚げたりして作ります。スパイスが効いた料理で手羽元や手羽先、鶏むね肉や鶏もも肉など、お好みの部位で作ることができます。
・ケイジャンチキン
ジューシーでスパイシーな味わいが堪能できる、ケイジャンチキンのレシピです。鶏もも肉にスパイスをまぶして、オーブンで焼き上げて作ります。骨付きのもも肉で作れば、より本場の味に近いケイジャンチキンが楽しめます。
ガンボ
ガンボとはオクラという意味で、ソーセージやチキン等の肉や、シーフード、野菜を煮込んだスープに、オクラのとろみをつけてつくるスープ料理です。ご飯にかけて食べたりパンにつけたりなど、色々な食べ方ができます。さらっと食べられるケイジャン料理です。
・ガンボスープ
鶏もも肉、えび、カニ缶を使った、肉と魚介のうまみがつまったガンボスープです。たっぷりの野菜を加えて作るので食べごたえがあり、満腹感を感じられます。
クローフィッシュ
クローフィッシュとはザリガニのことで、ザリガニを使ったケイジャン料理です。あっさりとした淡白な味で、白身魚のような味わいです。溶かしたバターや焼いたコーンなどと一緒に食べます。
ケイジャン料理はアメリカ南部ルイジアナ州の郷土料理
ケイジャン料理はたっぷりのスパイスを使った、スパイシーで辛みがあるのが特徴の料理です。スペイン、フランス、アフリカの3ヶ国の料理の特徴が混ざり合って生まれました。
代表的な料理は、ジャンバラヤ、ケイジャンチキン、ガンボなどがあります。ご家庭でも作ることができるため、今回ご紹介したレシピを参考にぜひ作ってみてください。