DELISH KITCHEN

ロクム(ターキッシュ・ディライト)ってどんなお菓子?特徴・味わいについてご紹介

作成日: 2023/10/06

更新日: 2023/10/07

皆さんはロクム(ターキッシュ・ディライト)というお菓子を知っていますか?トルコではメジャーなお菓子なのですが、日本ではなかなか見かける機会が少ないため、知らない方も多いはず。

そこで今回は、ロクムとはどのようなお菓子なのか、その特徴や味わいについてご紹介します。

目次

  1. ロクムとは?
    1. 概要
    2. 味わい
    3. 名前の由来
    4. 歴史
    5. いつ食べるのか
  2. ロクムの作り方
    1. 手順
  3. ロクムのおすすめの食べ方
  4. ロクムはトルコの伝統菓子だった

ロクムとは?

まずは、ロクムとはどのようなお菓子なのかについてみていきましょう。

概要

ロクム(Lokum)とは、トルコの伝統菓子で、世界最古のお菓子の一つであるともいわれています。砂糖、デンプン、ナッツなどで作られており、大きさは食べやすい一口サイズが一般的。ピンクや黄色、白など明るくカラフルなものが多いです。サフランを使ったものやミルククリームを使ったものなど、地域ごとに名産品となっているロクムもあります。

表面にはコプラやアイシングシュガー、コーンスターチなどがまぶされています。

味わい

ロクムのフレーバーは種類豊富。トルコのお菓子屋さんには、色とりどりのロクムが並べられています。ローズウォーターやマスティック(檜に似た香り)、ベルガモットオレンジ、レモンなど、フレーバーはさまざまです。

蜂蜜入り、ピスタチオ入り、ヘーゼルナッツ入りなどもあり、それぞれ違った美味しさが楽しめます。

もっちりとした食感の甘いお菓子で、やわらかく弾力があります。かためのわらび餅、もしくは柔らかめのゆべしに似ているともいわれています。甘さの中に感じられる繊細さとなめらかな舌触りが特徴で、紅茶やコーヒーと一緒に少しずつ優雅に食べるのにぴったりです。

名前の由来

ロクムの語源は2つあります。1つは「ひとくち」という意味のトルコ語「ロクマ」から来た説です。もう一つは「喉を楽にするもの」という意味のオスマン語「Rahat-ül Hulkum(ラハトゥル フルクム)」が短くなって「ロクム」になったといわれています。

ロクムが口の中でとろけて無くなっていく際に、のどが楽になるような感覚からこの名がついたようです。

歴史

ロクムが作られたのは、18世紀ごろといわれています。当時の王様スルタン・アブドゥル・ハミット1世は歯が弱く、柔らかいお菓子を作って欲しいと要望し、コンテストが開催されました。

コンテストに参加した菓子職人ハジ・ベキル(Hacı Bekir)がロクムを持ってきて見事優勝。王様も気に入り、ロクムとして売られるようになりました。「ハジュ・ベキル」は、世界で最も有名なトルコ菓子専門店で、3世代に渡って宮殿の菓子職人に任命されていた歴史があります。

そして、19世紀にイギリス人旅行客がトルコを訪れてロクムを食べ、イギリスへ持ち帰りました。その後「ターキッシュ・デライト(トルコの悦び)」と名付けてイギリス国内でも販売を始めたとされています。

「ターキッシュ・デライト」という呼び名の方が、ロクムよりも一般的になってしまい、英語圏や世界の多くの国では、ターキッシュ・デライトの名で親しまれています。

いつ食べるのか

ロクムは日常的なお菓子ではなく、バイラムと呼ばれるトルコのラマダン明けのお祭りやプロポーズなど、特別な日の手土産やお客さんに振舞うお茶菓子として食べられます。また、トルココーヒーを出すお店などで出てくることもあります。

甘い物好きでお菓子を手作りすることが多いトルコ人ですが、ロクムは職人の熟練した技や材料の配分が必要なお菓子なので、家庭で作られることはほとんどありません。

ロクムの作り方

続いては、ロクムの作り方についてご紹介します。基本のロクムは、砂糖と水、コーンスターチ、でんぷんなどのシンプルな材料で作られます。味やフレーバーをつけたい場合は、アーモンドやナッツを加えたり、ミントやローズウォーターを練り込むといいでしょう。

手順

1.砂糖を水に溶かしたものを火にかけ、コーンスターチやでんぷんを入れます。
2.飴状に固まってきたら、お好みでナッツやフレーバーの材料を入れ、全体を混ぜ合わせます。
3.四角い型に入れて冷やし、固まったらひとくちサイズの四角に切ります。仕上げにコーンスターチや粉砂糖をまぶします。

ロクムのおすすめの食べ方

ロクムのおすすめの食べ方は、トルココーヒーと合わせること。トルココーヒーとは、細かく挽いたコーヒー豆を砂糖と一緒に小鍋で煮立てて作るトルコ独自のコーヒーで、UNESCO無形文化遺産に登録されています。

ロクムは、煮出された濃厚な味わいのトルココーヒーに必ずといって良いほど添えられています。コーヒーの苦みにロクムの上品な甘さがマッチして相性抜群です。

ロクムはトルコの伝統菓子だった

ロクムは歯が弱い王様のために作られた、もっちりとした食感のお菓子です。やわらかく弾力があるのが特徴で、日本菓子のゆべしに似ています。ベルガモットオレンジやローズウォーター、ナッツ入りなど、色や味わいもさまざま。

日本で見かける機会はほとんどありませんが、通販サイトなどで販売されていることもあります。トルコを訪れた際は、ぜひ伝統菓子のロクムを味わってみてください。

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