DELISH KITCHEN

プデチゲとはどんな料理?他のチゲとの違いやレシピをご紹介

作成日: 2023/12/08

韓国の代表的な料理といえば、チゲを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。チゲにはさまざまな種類がありますが、その中でも近年特に人気を集めているのがプデチゲです。プデチゲは使われる具材に特徴があり、食べ応えのある鍋です。またプデチゲの始まりには歴史的な背景があります。

この記事ではプデチゲの特徴や他のチゲとの違い、食べ方、おすすめレシピをご紹介します。

目次

  1. プデチゲってどんな料理?
  2. 「プデ」とはどういう意味?
  3. 他のチゲとの違い
    1. スンドゥブチゲとの違い
    2. キムチチゲとの違い
  4. プデチゲはどう食べるの?
  5. プデチゲの作り方・レシピ
    1. 材料 【2人分】
    2. 手順
  6. プデチゲは具材が特徴的な韓国の鍋料理

プデチゲってどんな料理?

プデチゲとは韓国の辛い鍋の一種で、肉や野菜などの具材に加えてソーセージやランチョンミートなどの加工肉とインスタント麺を使用していることが特徴です。キムチや唐辛子などが入っているのでスープは赤く、辛味があります。

ソーセージやランチョンミートから旨味がスープに溶け出すので、辛さの中にもコクがあります。インスタント麺に旨辛のスープがよく絡んで絶品です。あまりの美味しさについ食べ過ぎてしまうようなジャンキーな味わいです。

プデチゲはボリューム満点で手軽に作れることから、男女問わず韓国の若い世代を中心に人気があります。

「プデ」とはどういう意味?

プデは韓国語で「部隊」、チゲは「鍋」です。つまりプデチゲは「部隊鍋」という意味があります。

朝鮮戦争後の物資不足の中、米軍から流れてきたソーセージやランチョンミートなどの加工肉を、韓国軍の兵士たちが鍋に入れて食べたのがプデチゲの始まりです。軍部隊が多くあったソウル近郊の議政府市(ウィジョンブ市)が発祥地だといわれています。その後、プデチゲの美味しさが一般に広がり、今では韓国の大衆料理として人気の鍋料理です。

他のチゲとの違い

韓国の鍋料理は〇〇チゲとつくものが多いです。プデチゲは他のチゲとはどのような違いがあるのでしょうか。スンドゥブチゲやキムチチゲとの違いについてみていきましょう。

スンドゥブチゲとの違い

スンドゥブチゲとプデチゲはメインの具材やスープに違いがあります。スンドゥブとは韓国語で「純豆腐」という意味で、豆腐がメインの鍋です。スンドゥブチゲに使われるのは水分を多く含む柔らかい豆腐で、日本のおぼろ豆腐に近い食感です。

牛骨やあさりなどの海鮮をじっくり煮込んだ旨味たっぷりの出汁をベースにしており、具材は肉や海鮮、野菜をバランスよく組み合わせています。仕上げに卵を加えると辛さがまろやかになりますよ。1人用の器で作ることも多く、スンドゥブチゲをそのまま味わったりご飯と一緒に食べたりします。

キムチチゲとの違い

キムチチゲは、キムチを主な具材とした鍋料理の総称でキムチが味の決め手です。キムチチゲに使われるキムチは、発酵が進んで酸味が強くなったものが適しています。発酵が進んだキムチは旨味が凝縮され、コクのある味わいになります。

一般的にキムチチゲの具材は肉や野菜の他、豆腐や長ネギ、きのこ類などです。キムチチゲもスンドゥブチゲ同様、1人用の器で食べることが多いです。〆はご飯やうどんなどで楽しみます。

プデチゲはどう食べるの?

韓国のチゲは1人用の器で食べるものも多いですが、プデチゲは大鍋を大人数で囲んで食べるのが基本です。プデチゲの作り方はまずスープで加工肉や野菜などの具材を煮込み、その後にインスタント麺を入れます。ラーメンが煮えてきたら食べ頃です。みんなで鍋を囲んでいただきましょう。

チーズを入れるとチーズがとろけて具材に絡み、たまらない美味しさです。チーズの濃厚な味わいとキムチの辛さは相性抜群ですよ。唐辛子やコチュジャンを加えて辛さを調整するとさらに美味しく味わえます。

ある程度食べ終わったら、ご飯にスープをかけて食べるのがおすすめです。また、残ったスープにご飯を入れて食べるとスープの旨味を余すことなく楽しめます。卵を溶き入れるとまろやかな味わいになりますよ。スープとご飯を炒めると旨味たっぷりのチャーハンが簡単に作れます。

プデチゲの作り方・レシピ

ここからはプデチゲのレシピをご紹介します。ぜひ作ってみてくださいね。

材料 【2人分】

・インスタントラーメン :1袋
・ソーセージ      :2本
・スパム缶       :1/2缶(170g)
・にんじん       :1/4本
・長ねぎ        :1本
・えのき        :1/2袋(100g)
・にんにく       :1かけ
・ニラ         :1/4束
・キムチ        :200g
・ごま油        :大さじ1

☆スープ
・水          :400cc
・酒          :大さじ3
・みそ         :大さじ1
・コチュジャン     :大さじ1
・おろししょうが    :小さじ1/2

手順

①ソーセージは斜めに2等分にする。スパムは5mm幅に切る。

②にんじんは、薄切りにする。ねぎは斜めに薄切りにする。えのきは根元を切り落として食べやすい大きさに手でさく。ニラは3cm幅に切る。にんにくは薄切りにする。

③鍋にごま油、にんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ってきたらキムチを加えてさっと炒める。

④3に☆を入れて煮立たせ、1、にんじん、ねぎ、えのきを入れて再び煮立たせ弱火にして、野菜がしんなりするまで5〜7分煮る。ニラを加えてさっと火を通す。

⑤インスタントラーメンを入れて袋の表記時間通りに煮る。
【ポイント】
鍋のシメに入れても美味しいです。

プデチゲ

プデチゲは具材が特徴的な韓国の鍋料理

プデチゲとは韓国のチゲの一種で、ソーセージやランチョンミートなどの加工肉とインスタント麺を具材として使っているのが特徴です。韓国軍の兵士たちが食べたのが始まりですが、現在では韓国の若者を中心に人気がある鍋です。

スンドゥブチゲやキムチチゲなどは1人分で作ることが多いですが、プデチゲは大鍋で作り大人数で囲んで食べます。

プデチゲはご家庭でも簡単に作ることができます。ぜひご家庭でもプデチゲのその魅力を味わってみてくださいね。旨味たっぷりのスープなので、〆まで美味しく楽しめますよ。

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