DELISH KITCHEN

アイリッシュコーヒーはどんな飲み物?特徴や作り方をご紹介!

作成日: 2024/01/03

アイリッシュコーヒーという飲み物を知っていますか?エスプレッソやカプチーノなどと比べると知名度が低いため、知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、アイリッシュコーヒーについてわかりやすく解説していきます。アイリッシュコーヒーのレシピも最後にご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

こちらの記事でご紹介する内容、レシピは、アルコールを含む飲料に触れています。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. アイリッシュコーヒーの特徴
    1. アイリッシュコーヒーの味わい
    2. アイリッシュコーヒーのアルコール度数と割合
    3. アイリッシュコーヒーの飲み方
    4. アイリッシュコーヒーのカクテル言葉
  2. アイリッシュコーヒーの材料の選び方
    1. ウイスキーの選び方
    2. コーヒーの選び方
    3. アレンジにおすすめの食材・飲み物
  3. アイリッシュコーヒーの作り方
    1. 材料 【370ccグラス1杯分】
    2. 手順
  4. アイリッシュコーヒーで寒い冬を楽しもう

アイリッシュコーヒーとは?

アイリッシュコーヒーとはアイリッシュウイスキーをベースに、コーヒーや砂糖、生クリームなどを加えたカクテルの一種です。ホットで飲むのが主流のカクテルで、グラスに入ったコーヒーに泡のような生クリームが浮かんでいるような見た目をしています。

また、アイリッシュウイスキーは世界の五大ウイスキーに数えられ、ウイスキーの元祖とも言われるお酒です。雑味が少なくさっぱりとした味わいと、マイルドな口当たり、トロピカルフルーツやキャラメルなどを連想させるような華やかな香りをしています。

そのため、コーヒーとの相性がいいのも特徴です。

どこで発祥した飲み物?

アイリッシュコーヒーのアイリッシュとは、日本語訳すると「アイルランドの」という意味です。そのため、直訳すると「アイルランドのコーヒー」という意味になります。

その名前の通り、アイリッシュコーヒーはアイルランド発祥の飲み物です。アイルランドの空港のバーでシェフとして働いていた、ジョー・シェリダンが考案したのが始まりだといわれています。

極寒のアイルランドで、乗り継ぎの飛行機を待つ乗客がアルコールを飲んで温まるためによく飲んでいました。

また、アイリッシュコーヒーは、サンフランシスコでもよく飲まれています。そのため、「サンフランシスココーヒー」とも呼ばれているのも特徴です。

アイリッシュコーヒーの特徴

ここからは、アイリッシュコーヒーの味わいや度数、飲み方などの特徴について、詳しく解説していきます。

アイリッシュコーヒーの味わい

アイリッシュコーヒーはウイスキーの芳醇な香りと、コーヒーの旨味、生クリームの甘みを感じられるカクテルです。

まず、ウイスキーの特有の香りが口に広がり、鼻に抜けていきます。コーヒーの苦みや香りをしっかりと感じられますが、生クリームが入っているので口当たりはまろやかです。砂糖も入っていますが、苦みと甘みのバランスが良く、大人な味わいを楽しめます。

アイリッシュコーヒーのアルコール度数と割合

アイリッシュコーヒーの度数はウイスキーの割合によって異なります。好みやレシピによっても異なりますが、アイリッシュウイスキー:コーヒー:生クリームの割合は1:5:1程度です。

アイリッシュウイスキーは、アルコール度数が40度ほどのものが主流ですが、香りづけするのに2〜3滴程度垂らすだけならそれほど度数はありません。コーヒーとウイスキーの割合が2:1程度であれば、13〜18度程度と他のカクテルよりもアルコース度数は高めです。

アイリッシュコーヒーの飲み方

アイリッシュコーヒーは、混ぜずにそのまま飲むのが正しい飲み方とされています。冷たい生クリームの甘みと温かいコーヒーの風味やウイスキーの香りといった、対照的な味わいを楽しむことができます。

ホットコーヒーだとお好みで砂糖を入れて甘さを調節しますが、アイリッシュコーヒーの場合は作る段階で入れているので調整の必要は基本的にありません。ホットの飲み物ですが、カクテルらしく取っ手のついたグラスで提供されることが多いです。

つい生クリームとコーヒーを混ぜてしまいがちですが、一度は混ぜずに楽しんでみてください。

アイリッシュコーヒーのカクテル言葉

アイリッシュコーヒーのカクテル言葉は「あたためて」です。これはアイリッシュコーヒーが、極寒のアイルランドで乗り継ぎ待ちの乗客に温まってもらうために作られたことが関係しています。

アイリッシュコーヒーの材料の選び方

アイリッシュコーヒーは家でも作ることが可能です。では、材料はどのようにして選べばいいのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

ウイスキーの選び方

アイリッシュコーヒーに使用するウイスキーは、アイリッシュウイスキーを選びましょう。コーヒーとの相性がいいので、お互いの良さを引き立て合います。

アイリッシュコーヒーによく使われているアイリッシュウイスキーの銘柄は、タラモアデューやジェムソンです。それぞれ風味は異なるため、お好みのウイスキーで作ってみてください。

ただし、アイリッシュウイスキー以外のウイスキーやお酒で作ると、全く別のカクテルになってしまいます。他のウイスキーを使用したカクテルには、以下のようなものがあります。

・スコッチウイスキーを使用したカクテル…ゲーリックコーヒー
・アイリッシュ・ミストを使用したカクテル…アイリッシュ・ミスト・コーヒー
・バーボンを使用したカクテル…ケンタッキーコーヒー
・アクアビットを使用したカクテル…スカンジナヴィアン・コーヒー
・カルヴァトスを使用したカクテル…ノルマンディ・コーヒー

コーヒーの選び方

アイリッシュコーヒーに使用するコーヒー豆は、深煎りのものを選びましょう。じっくりと深煎りされたコーヒー豆で淹れたコーヒーは、アイリッシュウイスキーと生クリームの風味に負けません。

苦みやコクははっきりとしていますが、優しい酸味は残っているため、後味はさっぱりとしています。そのため、アイリッシュコーヒー全体の味のバランスが整うのです。

手軽に作りたい場合は、深煎り焙煎と表記のあるコーヒーを温めて使用するのもおすすめです。

また、アイリッシュコーヒーに使用するコーヒー豆のおすすめは、アフリカやアジア、中南米で生産された豆です。アイリッシュコーヒーに使用するコーヒー豆のおすすめには、以下のようなものがあります。

・キリマンジャロ
・モカ
・マンデリン
・ブラジル

使用するコーヒー豆で、アイリッシュコーヒーの味わいは大きく異なることも。ぜひ、お気に入りのコーヒー豆を見つけてみてください。

アレンジにおすすめの食材・飲み物

アイリッシュコーヒーはアレンジしても美味しくいただけます。たとえば、スパイスを効かせるのもおすすめです。生クリームの上にシナモンやナツメグ、クローブなどのスパイスを軽く振りかけると、アイリッシュコーヒーの味わいが少し変化します。

スティックタイプのシナモンであれば、グラスに添えて香りづけすることも可能です。数種類のスパイスをミックスして加えるのも風味が変わり楽しいですが、入れすぎると味わいそのものが変わってしまうことがあります。まずはごく少量から試してみましょう。

また、スパイスの他にも生クリームの代わりにアイスクリームをのせて、冷たいカクテルに仕上げてみたり、生クリームにアーモンドスライスやココアパウダー、ドライフルーツなどをトッピングしてみたりするのもおすすめです。

アルコールが苦手な方はアイリッシュウイスキーを小鍋に注いだアイリッシュウイスキーに火をつけてフランベし、アルコールを飛ばしてみると飲みやすくなります。フランベする際は、十分に安全に配慮して行いましょう。

アイリッシュコーヒーの作り方

アイリッシュコーヒーは、自宅で簡単に作ることができます。材料もスーパーで揃えられるシンプルなものばかりです。作る工程もさほど難しくないため、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。

また、今回ご紹介するレシピは以下のページで動画でも確認できます。よりわかりやすい工程が見たい方は、ぜひチェックしてみてください。

材料 【370ccグラス1杯分】

アイリッシュウイスキー 30cc
ホットコーヒー(ブラック) 180cc
生クリーム 30cc
グラニュー糖 大さじ1と1/2
シナモンパウダー 少々

手順

①ボウルに生クリームを入れ、泡立て器で7分立てにする(ホイップクリーム)。
②グラスの3分目までお湯(分量外:適量)を入れ、グラスを傾けるようにまわしてあたためる。お湯を捨て、水気をふきとる。
③あたためたグラスにグラニュー糖を入れる。アイリッシュウイスキー、ホットコーヒーを注ぎ、軽く混ぜる。
④ホイップクリームをゆっくりと注ぎ、シナモンパウダーをふる。

アイリッシュコーヒーで寒い冬を楽しもう

アイリッシュコーヒーは、コーヒーにアイリッシュウイスキーを加えて生クリームをトッピングしたホットカクテルです。アイリッシュウイスキーの風味に苦みのあるコーヒーと、生クリームの甘さが混ざりあい、絶妙なバランスを味わえます。

アイリッシュコーヒーは、シンプルな材料で作れるのも魅力です。作り方も難しくないため、自宅で作ることができます。スパイスやアイスなどを加えてアレンジも可能です。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ寒い冬に大人なコーヒータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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