トルコの伝統菓子バクラヴァはどんな味?特徴を解説します!
作成日: 2023/12/29
更新日: 2024/11/13
みなさんは「バクラヴァ」というお菓子をご存知ですか?
見た目はパイのように見えますが、独特の特徴があるお菓子なんです!今回は、バクラヴァとは一体どんなお菓子なのか、その特徴について詳しく解説します。
バクラヴァとはどんなお菓子?
バクラヴァは、薄く伸ばしたパイ生地を何層にも重ね、ナッツやピスタチオを挟んで焼き上げ、シロップやはちみつをたっぷり染み込ませた甘いお菓子です。主にトルコやギリシャ、中東地域で親しまれ、サクサクとした食感とシロップの濃厚な甘み、ナッツ類の豊かな風味が特徴です。トルコでは特別な祝日やおもてなしの場で提供されることが多く、食文化に深く根付いています。また、国や地域ごとに生地、ナッツ、シロップなど色々な違いがあります。
日本ではあまりなじみのなかったスイーツですが、2022年にバクラヴァを取り扱う洋菓子店が日本に上陸したことで注目を集めはじめました。
バクラヴァの起源
バクラヴァの歴史はとても古く、その起源はオスマン帝国時代にまでさかのぼります。14世紀頃、宮廷で振る舞われた豪華なデザートとして広まり、帝国の領地が広がるにつれてトルコや中東、バルカン半島など、さまざまな地域に伝わりました。当時は高価な材料である小麦粉、ナッツ、シロップを使った贅沢品で、王族や貴族の間で愛される特別な菓子とされていました。
自宅で作るバクラヴァのレシピをご紹介!
バクラヴァは実は自宅でも簡単に作ることができます。今回はスーパーマーケットなどで購入することができる冷凍パイシートを使ったバクラヴァのレシピをご紹介します!
材料 【15×20cm耐熱バット1台分】
くるみ (ロースト) 60g
ピスタチオ 60g
冷凍パイシート(20×20cm) 1枚
溶かしバター(無塩) 40g
☆シロップ
水 100cc
砂糖 80g
レモン汁 小さじ1
オールスパイス 小さじ1/4
カルダモン(パウダー) 小さじ1/4
手順
①耐熱バットにクッキングシートを敷く。オーブンを190℃に予熱する。パイシートは、常温に3〜5分ほどおいてやわらかくする。
②くるみ、ピスタチオはそれぞれ細かく刻む。ピスタチオは、トッピング用に少量取り分ける。
③まな板に打ち粉(薄力粉:分量外:適量)をし、冷凍パイシートを4等分に切る。1枚ずつ打ち粉をしながら、耐熱バットよりひとまわり小さくなるように薄くのばす。残りも同様に繰り返す。
※のばしたパイシートがだれたら、冷蔵庫に入れておきましょう。
④耐熱バットにのばしたパイシートを1枚のせる。溶かしバターを1/4量ぬる。刻んだくるみ、ピスタチオを1/3量ずつまんべんなくのせる。残りも同様に繰り返す。一番上のパイシートの表面に、包丁で格子状に薄く切り込みを入れる。残りの溶かしバターをぬる。
⑤190℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く(パイ)。
⑥鍋に水、砂糖を入れ、混ぜながら中火で熱する。沸騰したら、弱火にし、少しとろみがつくまで5分ほど煮詰める。火を止め、レモン汁、オールスパイス、カルダモンパウダーを加え、混ぜる(シロップ)。
⑦パイが熱いうちに、シロップをまわしかける。トッピング用のピスタチオを飾り、粗熱をとる。
ポイント
焼き色が薄いと感じる場合は、追加で5分程加熱していきながら様子を見てください。
手間がかかりそうですが、パイ生地を焼いている間にシロップを作っておくと早くできますよ。また、無塩バターは有塩バターでも代用することが可能です。
有塩バターは塩味が少し感じられる味わいに仕上がります。
レシピはこちら
トルコの伝統菓子バクラヴァを日本でも気軽に食べてみよう!
今回はトルコの伝統菓子であるバクラヴァの特徴について詳しく解説しました。バクラヴァはトルコを始めとし色々な国で広まっており、地域によって、生地、ナッツ、シロップなど色々な違いがあると分かりました。
初めて食べたときは、その甘さに驚いてしまうかもしれませんが、また食べたくなるのがバクラヴァの魅力です。今は日本でもバクラヴァを購入することができるので、お気に入りのバクラヴァを見つけてください。
また、今回ご紹介したレシピを参考に、おうちでも本格的バクラヴァを作ってみましょう!サクサクの生地とナッツの香ばしい風味、甘いシロップがマッチした美味しいトルコの伝統菓子を気軽に楽しみましょう♪