DELISH KITCHEN

テンジャンチゲとはどんな料理?味わいや魅力を解説!

作成日: 2024/02/09

韓国の家庭料理の定番である「テンジャンチゲ」について、その魅力や味わい、作り方まで、詳しくご紹介します。初心者の方でも簡単に作れるように、ポイントを押さえながら解説していきますよ。

目次

  1. テンジャンチゲとは
  2. テンジャンチゲの味わい
  3. 伝統的なテンジャンの作り方
  4. テンジャンチゲを作る時のポイント
  5. DELISH KITCHINのテンジャンチゲのレシピ
    1. 材料【2人分】
    2. 手順
    3. 動画はこちら
  6. テンジャンチゲは韓国の味噌鍋!

テンジャンチゲとは

テンジャンチゲは、韓国の伝統的な味噌「テンジャン」をベースにした、具だくさんの辛くないチゲ(鍋料理)です。テンジャンは基本的に大豆から作られる「豆麹」を発酵させて作る調味料で、日本の味噌に似ており、濃厚で深い味わいが特徴です。テンジャンチゲには、豆腐や、かぼちゃやズッキーニなどの野菜、肉や魚介など、さまざまな具材が入り、体を温めてくれるため、寒い季節に特に人気があります。

テンジャンチゲの味わい

塩辛さと旨味がありながらも、辛さは控えめで、野菜や肉の旨味が溶け込んだコク深いスープが特徴です。具材によってさまざまな変化を楽しむことができ、食べるたびに新しい発見があるかもしれません。韓国では、焼肉の〆の他、体調が優れない時や食欲がない時にも好んで食べられる、まさに心も体も温まる料理なのです。

伝統的なテンジャンの作り方

伝統的なテンジャンは、大豆から作られる「豆麹」を煮て発酵させることで作られます。大豆を煮た後、冷ましてから麹菌を加えて発酵させ、塩水と混ぜます。そうすることで、独特の風味と旨味が生まれます。この発酵過程は、気温や湿度によって変わるため、テンジャン一つ一つに個性が生まれるのです。熟成には、韓国の時代劇やドラマなどにも度々出てくる、ハンアリと呼ばれる伝統的な保存容器が使われます。

テンジャンチゲを作る時のポイント

具材は新鮮なものを使い、バランスよく組み合わせることが大切です。野菜はたっぷりと入れ、肉や魚介は適量にして、スープが濁らないように注意しましょう。日本では味噌汁を作る際に煮立たせずに作りますが、韓国のテンジャンチゲは、最初から強火でグツグツ煮込むことで、具材の旨味がスープに溶け出し、より美味しくなります。

DELISH KITCHINのテンジャンチゲのレシピ

それでは、実際にテンジャンチゲを作ってみましょう。

材料【2人分】

・あさり(砂抜き済み) :150g
・木綿豆腐 :1/3丁(100g)
・じゃがいも :小1個(120g)
・しいたけ :2個
・ズッキーニ :1/2本(85g)
・にんにく :1かけ
・テンジャン :大さじ2
☆だし汁
・水 :500cc
・煮干し :4尾(6g)

手順

①煮干しは頭を取り除き、縦半分に割って内臓を取り除く。ボウルに煮干し、水を入れて30分ほどおく(だし汁)。
②別のボウルにたっぷりの水、あさりを入れて殻をこすり合わせるように洗う。水で洗い流し、水気を切る。
③豆腐は1.5cm角に切る。
④じゃがいもは一口大に切り、水に5分さらして水気を切る。しいたけは根元を切り落として軸とかさに切り分け、それぞれ薄切りにする。ズッキーニは半分に切り、切り口を下にして1cm幅に切る(半月切り)。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、包丁の腹でつぶす。
⑤鍋にだし汁、じゃがいも、にんにくを入れて中火で煮立たせる。アクが出たら取り除き、弱火で10分煮る。テンジャンを溶き入れ、しいたけ、ズッキーニ、豆腐、あさりを加えて弱めの中火で再び煮立たせて5分煮る。
【ポイント】テンジャンが手に入らない場合は、風味は変わりますが、みそ大さじ1、コチュジャン大さじ1で代用できます。煮干しは取り出さず、そのまま具材としてお召し上がりいただけます。

動画はこちら

テンジャンチゲは韓国の味噌鍋!

いかがでしたか?テンジャンチゲは、その深い味わいと栄養価の高さから、韓国では古くから愛されている料理です。家庭で手軽に作れることも魅力の一つです。今回ご紹介したポイントを押さえて、ぜひ自宅で本格的なテンジャンチゲを作ってみてください。寒い日には体が温まり、食欲がない時にもピッタリの一品です。韓国の味を存分に楽しんでくださいね!

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