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金沢おでんの魅力とは?味わいや定番の具材をご紹介!

作成日: 2024/02/22

金沢おでんは、石川県金沢市を代表する郷土料理の一つです。地元の方々だけでなく、観光客も金沢おでんの味に魅了されています。

この記事では、そんな金沢おでんの味わいや、定番の具材、他の地域のおでんとの違いなどをご紹介します。金沢おでんの歴史や文化に触れながら、その深い味わいを詳しく解説していきます。

目次

  1. 「金沢おでん」はどんなおでん?
    1. 金沢おでんとは?
    2. 金沢おでんの発祥と歴史
  2. 金沢おでんの特徴
    1. 金沢おでんの出汁について
    2. 金沢おでんの定番具材について
      1. 赤巻き

      2. 車麩

      3. 源助大根

      4. カニ面(めん)

      5. がんもどき

      6. ふかし

      7. バイ貝

  3. 他の地域のおでんとの比較
    1. 関東地方のおでんとの違い
    2. 関西地方のおでんとの違い
    3. 九州地方のおでんとの違い
  4. 金沢おでんは金沢の古き良き料理

「金沢おでん」はどんなおでん?

金沢おでんは、その名の通り石川県の金沢市で愛され続けているおでんです。では、この地方色豊かなおでんにはどのような特徴があるのでしょうか。金沢おでんの基本から掘り下げていきます。

金沢おでんとは?

金沢おでんに明確な定義はありませんが、地元金沢の食材を使っていることが特徴のおでんです。味わいはお店や地域によってさまざまで、金沢独自の食文化として発展し、地元の人々に親しまれています。

また、おでんといえば冬の食べ物という印象を受けますが、金沢おでんは夏が旬の加賀野菜を使った冷たいおでんなども人気となっています。

金沢おでんの発祥と歴史

金沢おでんの起源についても明確ではありませんが、金沢おでんを提供するお店が昭和初期から続いていることから古くから金沢の寒い冬を温める食べ物として、庶民の間で親しまれるようになったのでしょう。

金沢おでんは北陸新幹線の開通をきっかけに、観光客の間で話題となり、全国的にも金沢の名物料理として知られるようになりました。

金沢おでんの特徴

金沢おでんは、どのような特徴があるのでしょうか。出汁の味わいやどんな具材を使用しているのかなど魅力を探っていきましょう。

金沢おでんの出汁について

金沢おでんの出汁は、深い味わいが特徴です。冒頭でもお伝えしたとおり提供するお店や地域によっても違いがありますが、昆布や鰹節、煮干しなどでとった出汁を使ったものや、その出汁にさらに醤油をを加えたものなどが一般的です。

具材の旨みがしっかりと出汁に加わり、上品であっさりとしつつも、凝縮された旨みがあり、出汁だけでも楽しめるのが金沢おでんの特徴ともいえます。

また、出汁に加える醤油には金沢の大野醤油が使われることが多く、ほどよい甘さがあるのが特徴です。
そのため醤油を加えた出汁でも「醤油味」にはならず、やさしい甘みで品のある出汁となります。

金沢おでんの定番具材について

金沢おでんには、地元で愛される様々な具材が使われています。それぞれの具材について説明します。

赤巻き

赤巻きは、赤と白の渦巻き模様が鮮やかなかまぼこで、北陸地方では馴染みのあるかまぼこです。おせち料理にも使われる赤巻きは金沢おでんの具材としても使われることが多く彩りを添えてくれます。カットしてそのまま入れることもあれば、串に出して入れることもあります。

おでんに入れると、練り物特有のもっちりとした食感と魚介の旨みと出汁の旨みが合わさった深い味わいが楽しめます。

車麩

車麩は、大きな丸い形をしたお麩で、ドーナツのように真ん中に穴が空いており、まさに車輪のような見た目をしているのが特徴です。金沢おでんには欠かせない具材で、出汁をたっぷり吸い込んでくれます。そのためくたくたトロトロの食感と出汁の旨みのハーモニーを感じることができます。

源助大根

源助大根は、金沢地方特有の大根で、加賀野菜の1つです。肉質が普通の大根と比べて柔らかく、煮込むことで特有の甘みと柔らかさが引き立ちます。煮崩れしにくく、出汁もしっかり吸い込んでくれるので、金沢おでんにはもってこいの食材です。

カニ面(めん)

カニ面は、カニの身とカニ味噌、そして甲羅の中にある橙色の卵、内子(うちこ)とお腹側にある茶色の卵、外子(そとこ)を混ぜて甲羅にぎゅっと詰め込んだものです。

カニ面に使われるカニは「香箱ガニ」というカニで、ズワイガニのメスにあたります。金沢ではオスのズワイガニよりも馴染みのある冬の高級食材です。

カニの風味が豊かで、おでんに入れることで出汁の旨みと合わさった香箱ガニの風味が一気に口の中に広がります。金沢おでんの主役といっても過言ではないほど、欠かせない食材です。

ただし、冬にしか味わえない食材ですので、見かけた際はぜひ食べてみてください。

がんもどき

がんもどきは、つぶした豆腐ににんじん、レンコンといった野菜やきのこ、ひじきなどを加えて油で揚げたものです。金沢では「ひとず」と呼ばれています。金沢おでんに入れることで車麩同様、出汁がぎゅっと染み込んで、口の中に入れるとジュワッと旨みが広がります。

ふかし

ふかしは、魚のすり身を蒸した食材ではんぺんのような見た目をした食材です。さつま揚げなどのように油で揚げていないため、出汁を吸いやすいのが特徴です。

バイ貝

バイ貝は巻貝の1つで煮物との相性が良い食材です。金沢では人気の食材で、店頭や寿司店でもよく見られます。バイ貝はその名前から「福が倍(バイ)になる」といった縁起物としておせち料理としてもよく食べられます。

そんなバイ貝はカニ面に続く、金沢おでんの代表的な具材です。バイ貝の身を食べたあとは殻の中に溜まった出汁を飲んでみてください。バイ貝の濃厚な旨みが出汁と合わさり最高の味わいを楽しめますよ。

また、冬のバイ貝は身が締まって特に美味しいので、カニ面とあわせてぜひ一度食べてみてください。

こうしてみると、海の幸を使った具材がたくさんあり、北陸ならではのおでんということが改めてわかります。今回ご紹介した具材以外にも、海老のしんじょや、レンコン団子、ぜんまい入りのだしまき、春菊などなど、変わった具材がたくさんあるため、ぜひ一度金沢に足を運んで味わってみてください。

他の地域のおでんとの比較

金沢おでんは他の地域のおでんと比べてどういった違いがあるのでしょうか?簡単にみていきましょう。

関東地方のおでんとの違い

関東のおでんは、醤油味が強く味が濃いのが特徴です。一方金沢おでんは、出汁の風味を重視し、醤油の味は控えめで上品な味にしています。

関西地方のおでんとの違い

関西のおでんは、出汁の風味を生かしたあっさりとした味わいが特徴です。金沢おでんは、関西のおでんよりも出汁にバリエーションや深みがあり、具材の種類も変わった具材が多い点で違いがあります。

九州地方のおでんとの違い

九州地方のおでんは、辛子味噌をつけて食べることが多いですが、金沢おでんはそのまま出汁の味を楽しむのが一般的です。

金沢おでんは金沢の古き良き料理

金沢おでんは、その地域特有の出汁と具材が織りなす深い味わいが魅力です。歴史あるこの料理は、金沢の冬の寒さを和らげるだけでなく、訪れる人々にも温かいおもてなしを提供してくれます。金沢を訪れた際には、ぜひこの地域色豊かなおでんを味わってみてください。

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