ダックワーズの魅力とは?マカロンやブッセとの違いも解説します
作成日: 2024/03/18
今回は、フランス生まれのお菓子「ダックワーズ」の魅力に迫ります。ダックワーズの定義や特徴、人気の秘密、そして他のスイーツとの違いについて詳しく解説し、自宅で簡単に作れるレシピもご紹介します。ダックワーズの世界に一緒に飛び込んでみましょう。
ダックワーズはどんなお菓子?
ダックワーズは、アーモンドの風味が特徴の小判型の焼き菓子です。17世紀にフランスのダックスという地域で生まれたとされ、その名前もここに由来しています。フランスでは別名でダコワーズとも呼ばれています。
基本的な材料は、メレンゲ(卵白)、砂糖、アーモンドプードル、そして小麦粉です。これらを使って作られる生地は、外はサクッとして中はしっとりとした食感が楽しめます。生地と生地の間にはなめらかなクリームを挟むのが一般的で、プレーンなものからチョコレートやフルーツを加えたバリエーションなど様々なものがあります。
ダックワーズの魅力と人気の秘密
ダックワーズの魅力は、その独特の食感と風味にあります。アーモンドプードルが生み出す豊かな香りと、メレンゲを使った軽やかな生地、そしてクリームの上品な甘みが絶妙に組み合わさり、一口食べると幸せな気分にさせてくれます。
また、見た目のシンプルさがエレガントで、ティータイムのお供にぴったりです。世界中で愛される理由は、この上品な味わいと食感、そして見た目の美しさにあります。
ちなみにアーモンドプードルとは、アーモンドを粉末状にしたもので、クッキーやフィナンシェなど、おもに焼き菓子に使われます。アーモンドプードルを入れることで、アーモンドの香ばしさやコクが加わり、香ばしさがグッとプラスされます。
ダックワーズと他のスイーツとの違い
ダックワーズは他のスイーツと比べても独特の存在感を放っています。それでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ダックワーズとマカロンの違い
ダックワーズとマカロンはどちらもアーモンドプードルとメレンゲを使って作られる点は同じですが、作り方や見た目が違います。
マカロンの見た目はきれいな丸型で表面もツルんとしています。一方ダックワーズは小判のような楕円形をしていて表面はヒビが割れていたりゴツゴツしているのが一般的です。これは焼き上げる際に表面に粉砂糖を振ってから焼き上げるためです。
また、作り方の違いとしては、ダックワーズはアーモンドプードルや砂糖、メレンゲに加えて薄力粉を入れます。そうすることで、マカロンよりも生地に重みが加わり、サクッとした食感を生み出すことができます。
ダックワーズとブッセの違い
ブッセとダックワーズはともに形が似ていて、表面の見た目もヒビが割れているものがある点においては似ています。大きな違いは材料です。ブッセは、小麦粉を主材料とする焼き菓子で、ダックワーズよりもサクサクとした食感が特徴です。
ダックワーズを自宅で楽しむためのレシピ
ダックワーズは自宅でも作ることができます!形を揃えて焼くのがポイントで、今回はアルミホイルを使った型なしでできる簡単レシピをご紹介します。焦がしキャラメルクリームの濃厚さが美味しい一品です。贅沢な味わいをお楽しみ下さい♪
材料【8個分】
☆生地
卵白・・・・・・・・・・・・・・3個分
砂糖・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
粉砂糖・・・・・・・・・・・・・50g
アーモンドプードル・・・・・・・100g
薄力粉・・・・・・・・・・・・・大さじ2
★焦がしキャラメルクリーム
卵白・・・・・・・・・・・・・・1個分
砂糖・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
有塩バター・・・・・・・・・・・120g
☆キャラメル
砂糖(キャラメル用)・・・・・・・・50g
水(キャラメル用)・・・・・・・・・大さじ1
有塩バター(キャラメル用)・・・・・大さじ1
☆仕上げ
粉砂糖(仕上げ用)
20g
手順
《下準備》
①有塩バターを常温に戻す。オーブンを160℃に予熱する。粉砂糖、アーモンドプードル、薄力粉をふるう。アルミホイルで小判形の型を8個作る(縦6cm×横4cm×高さ1cm)オーブンの天板にクッキングシートをしく。
<生地>
②ボウルに卵白(生地用)を入れ、ハンドミキサーの低速でほぐれるまで混ぜる。砂糖を3回に分けて加えてその都度、高速で混ぜ、柔らかいツノが立つまで泡立てて、メレンゲを作る。
③ ②に粉砂糖、アーモンドプードル、薄力粉を2回に分けて加え、その都度さっくりと混ぜる。絞り袋に金型を付け、生地を入れる。
【ポイント】
粉気がなくなるまで混ぜましょう!
④オーブンの天板にアルミホイルの型を置き、生地を型の中に絞りだす。余分な生地はスケッパーなどで表面をならしながら取り除き、型を外す。
⑤粉砂糖(仕上げ用)を2回ふるい、160℃のオーブンで15〜18分焼く。ケーキクーラーの上などで粗熱をとる。
【ポイント】
粉砂糖は2回ふるうことで表面がサクッと綺麗に仕上がります!
<焦がしキャラメルクリーム>
⑥ボウルに卵白(焦がしキャラメルクリーム用)を入れ、ハンドミキサーの低速でほぐれるまで混ぜる。砂糖を加え、高速で混ぜ、柔らかいツノが立つまで泡立てて、メレンゲを作る。
⑦鍋に砂糖(キャラメル用)、水を入れて焦げ茶色に色づくまで熱し、火を止めて有塩バター(大さじ1)を加える。しっかり混ぜ、冷ます。
【ポイント】
キャラメルは煮詰めすぎると、冷めた時に固くなります。煮詰めすぎてしまった場合は熱湯を少量足していただき、冷めてもとろりとした質感を目安に加熱してください。
⑧別のボウルに有塩バター(120g)を入れてクリーム状にする。⑦を加えしっかりと混ぜる。
⑨ ⑧にメレンゲを3回に分けて加え、その都度さっくりと混ぜる。冷蔵庫で冷やす。
⑩生地に焦がしキャラメルクリームをぬり、もう1枚ではさんで完成。
【ポイント】
保存は冷蔵庫でしてください。
また今回ご紹介するレシピは以下のページで動画でも確認できます。
よりわかりやすく見たい方はぜひチェックしてみてください!
ダックワーズはフランスの伝統的なお菓子!
ダックワーズは、その独特の食感とアーモンドの風味が魅力のお菓子です。マカロンやブッセとは異なる特徴を持ち、スイーツの世界において独自の地位を確立しています。今回ご紹介したレシピを参考に、自宅でダックワーズを作ってみてはいかがでしょうか。フランスの伝統的な味わいを、ぜひお楽しみください。