名古屋名物「台湾ラーメン」とは?味や特徴について解説します!
作成日: 2024/03/25
ラーメン好きのみなさん、台湾ラーメンって聞いたことありますか?辛くて刺激的な味わいが特徴の台湾ラーメンは、一度食べたら忘れられない美味しさですよ。今回は、台湾ラーメンの魅力を探っていきたいと思います!
台湾ラーメン発祥・歴史
台湾ラーメンは、その名の通り台湾発祥の料理かと思いきや、実は日本で生まれたんです。その起源や歴史について、一緒に見ていきましょう。
台湾ラーメンとは?
台湾ラーメンは、名古屋市にある台湾料理店「味仙」で考案されたラーメンです。
スープは鶏ガラベースの醤油風味、そこに麺を入れ、唐辛子とニンニクで味付けしたひき肉ともやし、ニラなどがトッピングされています。辛いミンチ肉がトッピングされているのが最大の特徴で、ミンチ肉の辛さとスープの味わいのバランスが絶妙においしいラーメンです。
台湾ラーメンの歴史
1970年代に名古屋で生まれた台湾ラーメンは、台湾出身の料理人が旅行で訪れた台北の台南料理店で担仔麺(タンツーメン)を食べたのがきっかけで考案されました。
担仔麺とは、台北や台南でよく食べられる麺料理で、豚肉のそぼろや、えび、香菜などが乗ったラーメンのこと。帰国後、台湾ラーメンを作る際にそぼろ肉を辛く味付けしたのは、当時お店の近辺に韓国・朝鮮人が多く住んでおり、彼らの口に合うように工夫したからだそうです。
そんな台湾ラーメンは、独特の辛さと味わいで全国的に人気を博し、今では多くのラーメン店で見かけるようになりました。
台湾ラーメンの特徴
台湾ラーメンの最大の特徴は、辛い味付けのひき肉がトッピングされていることです。ニンニクや唐辛子が効いたピリ辛の味わいがクセになります。また、色鮮やかな見た目も特徴的で、食欲をそそる一品です。辛さの中にも、野菜の甘みやスープのコクが感じられるのが台湾ラーメンの魅力です。
いわゆる普通のラーメンとの違い
台湾ラーメンは日本のラーメンといくつかの点で異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
麺
台湾ラーメンの麺は、店舗によって異なります。細めの麺は、歯切れが良く喉越しの良さを感じられますし、やや太めの麺はスープとの絡みが良く、辛いミンチ肉のフレーバーをしっかりと引き立たせてくれます。
スープ
スープは鶏ガラや豚骨をベースにしており、普通のラーメンと似ていますが、台湾ラーメンは特にニンニクや唐辛子の風味が強いです。このスープは、辛さを際立たせると同時に、深い旨味を出してくれます。スープ一杯で、多彩な味わいを楽しむことができるのです。
トッピング
トッピングには、辛いミンチ肉が欠かせません。他にもネギや生姜などが加えられることが多いです。これらのトッピングは、台湾ラーメンの辛さと香りを引き立てる重要な役割を果たしています。また、色とりどりの野菜が加わることで、見た目にも美しい一杯になります。
台湾ラーメンの食べ方・楽しむコツ
台湾ラーメンを最大限に楽しむには、辛さのレベルを自分好みに調整することがポイントです。また、ビールや白米と一緒に食べると、辛さを中和しながら味わうことができますよ。辛いものが苦手な方は、少しずつ挑戦してみるのも良いでしょう。辛さに慣れてくると、そのやみつきになる味わいがクセになるかもしれません。
DELISH KITCHENの台湾ラーメンのレシピ
中華麺や、鶏がらスープの素などを使えば、ご自宅で台湾ラーメン風料理を作ることができますよ!
材料【2人分】
・中華麺[生] :2玉
・豚ひき肉 :200g
・ニラ :1/3束(30g)
・唐辛子(輪切り) :小さじ1/2
・豆板醤 :小さじ1
・ごま油 :大さじ1/2
・しょうゆ :大さじ1/2
☆スープ
・水 :600cc
・鶏ガラスープの素 :小さじ1
・酒 :大さじ1
・塩 :小さじ1/3
・しょうゆ :大さじ1
・にんにく :2かけ
手順
①ニラは根元を少し切り落とし、4cm幅に切る。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、粗みじん切りにする。
②フライパンにごま油、唐辛子を入れて弱火で熱し、香りが立つまで炒める。豚ひき肉を加えて肉の色が変わるまで炒め、豆板醤を加えて香りが立つまで炒める。
③鍋肌からしょうゆをまわし入れ、ニラを加えて1分ほど炒める(具材)。
④鍋に☆を入れて中火で熱し、煮立たせる(スープ)。
⑤別の鍋にたっぷりの湯をわかす。中華麺を入れて袋の表示時間通りにゆで、水気を切る。
⑥器にゆでた中華麺を半量盛り、スープを半量注いで③の具材を半量のせる。同様に計2個作る。
【ポイント】お好みでラー油をかけてください。
動画はこちら
台湾ラーメンは、日本で生まれた担仔麺の進化麺!
台湾ラーメンは日本で発祥し、その辛さと独特の風味で多くの人を魅了しています。ぜひ一度ご自宅で作ってみてください。辛いもの好きにはたまらない、クセになる味わいですよ!