韓国のジャージャー麺とは?味・日本との違いについて解説!
作成日: 2024/04/16
日本でも馴染みのあるジャージャー麺は、韓国でもよく食べられている麺料理!
韓国ではジャージャー麺のことを「チャジャンミョン」と呼び、日本とは一味も二味も違った食文化として定着してます。今回はそんな「ジャージャー麺(チャジャンミョン)」の魅力をお伝えしていきます♪
韓国のジャージャー麺とは?
韓国のジャージャー麺(チャジャンミョン)は、韓国で愛されている麺料理の一つです。中国の炸醤麺が起源となった韓国式中華料理で、黒いどろどろとしたソースが特徴です。
具材・作り方
チャジャンミョンの黒いソースは韓国の調味料「チュンジャン」を使って作られます。チュンジャンとは、中国の甜麺醤に似た味噌のような調味料で、甜麺醤よりも甘みが強く、辛くないのが特徴です。
主に豚肉と玉ねぎをこのチュンジャンをベースとしたソースで炒め、茹でた麺に黒いソースをかけて作ります。細切りにしたきゅうりをトッピングすると完成です!
味わい
チャジャンミョンの味わいは、チュンジャンの深い旨味と、野菜や肉の甘みが絶妙に絡み合うことで生まれます。
ソースは甘く、もったりとした独特の風味があるのですが、食べ進めるほどにクセになる方も多いんだとか。麺はもちもちとしていて食べ応えがあります。
トッピングのきゅうりは、コク深いソースのアクセントになる爽やかさがあり、全体の味、食感を引き締めてくれますよ。
食べ方
食べ方は日本と変わらず、ソースを全体に絡ませて食べます。しかし、混ぜ方・絡ませ方は独特な一面もあります。
飲食店で注文する際は、両手にお箸を一本ずつ持ち、大胆に混ぜるのが韓国流。出前で注文した場合は、ソースがこぼれないようにラップされているのが多いのですが、その状態をうまく使い、お皿を上下左右に振ってソースを絡ませる方もいるそうですよ。
また、チャジャンミョンを頼むと必ずついてくるのが、「タンムジ」と呼ばれる「たくあん」です。カレーについてくる福神漬けのような存在なので、ぜひチャジャンミョンと一緒にタンムジも食べてみてくださいね。
韓国のジャージャー麺文化
韓国では、チャジャンミョンをさまざまなシーンで楽しむ文化があります。家庭料理としてはもちろん、出前やインスタント麺としても人気があり、一年を通して楽しまれています。
出前
韓国では、チャジャンミョンは出前の定番メニューです。忙しい日のランチや、家族団らんの夕食に、手軽に注文して楽しむことができます。出前のチャジャンミョンは、熱々でボリュームたっぷり。韓国ドラマでも、チャジャンミョンを出前するシーンが頻繁に出てきますね。
インスタント麺
韓国のスーパーやコンビニでは、チャジャンミョンのインスタント麺も豊富に揃っています。手軽に作れて、本格的な味わいを楽しめるため、忙しい日の食事や夜食にぴったりです。
さまざまなメーカーから様々な種類が発売されており、韓国の人々にとって身近な食品の一つです。
ブラックデー
ブラックデーは、4月14日に韓国で行われる独身者のためのイベントです。この日は、恋人がいない人々が黒い服を着てチャジャンミョンを食べる習慣があります。独身を楽しむ日として、友達同士で集まってチャジャンミョンを食べることが一般的です。
韓国のジャージャー麺の作り方
ここでは、韓国のジャージャー麺をご家庭でも作れるレシピをご紹介します。
材料
・中華麺[生] :2玉
・豚ひき肉 :150g
・玉ねぎ :1/2個(100g)
・にんにく :1かけ
・しょうが(薄切り) :3枚
・サラダ油 :大さじ1
☆調味料
・水 :200cc
・酒 :大さじ1
・砂糖 :大さじ2
・チュンジャン :60g
★水溶き片栗粉
・片栗粉 :大さじ1
・水 :大さじ1
◯トッピング
・ゆで卵 :1個
・きゅうり :1/2本(50g)
・たくあん :4枚
手順
①きゅうりは千切りにする。玉ねぎは1cm角に切る。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、みじん切りにする。しょうがはみじん切りにする。
②ゆで卵は縦半分に切る。
③フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて香りが立つまで炒める。豚ひき肉を加えて色が変わるまで炒め、☆を加えて混ぜ、煮立ったらふたをして弱火で7〜8分煮る。水溶き片栗粉をまわし入れ、とろみがつくまで混ぜながら1分ほど加熱する(たれ)。
④鍋にたっぷりの湯をわかし、中華麺を入れて袋の表示時間通りにゆで、水気を切る。
⑤器に④の中華麺を盛ってたれをかけ、きゅうり、ゆで卵をのせる。別の器にたくあんを盛る。
詳しいレシピ動画はこちら
日本とは違う韓国ジャージャー麺を楽しもう!
韓国のジャージャー麺、チャジャンミョンは、その歴史や文化、そして何よりもその独特の味わいで、多くの人々に愛されています。日本のジャージャー麺とは異なる魅力があり、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。韓国に訪れた際は、ぜひ本場のチャジャンミョンを味わってみてくださいね。