エスカルゴの正体は何?産地や特徴、美味しいペアリングもご紹介♪
作成日: 2024/05/28
フランス料理の代表的な前菜といえばエスカルゴですね。一度食べるとその美味しさにはまってしまう人が後を絶ちません。今回は、エスカルゴの正体から、おすすめの食べ方までを詳しく解説します。
エスカルゴの基本情報!
ここでは「エスカルゴ」の基本的な情報をご紹介していきます。
エスカルゴとは?
エスカルゴとは、フランス語で「カタツムリ」を意味する言葉で、一般的にはカタツムリを使った料理を「エスカルゴ」と呼びます。エスカルゴは、バター焼きや白ワイン蒸し、アヒージョ、フリットなど様々な料理に用いられます。フランス料理の前菜として人気があり、プリプリとした食感と濃厚な旨みが人気の理由です。
主な産地
エスカルゴはフランスブルゴーニュ地方の郷土料理でもあります。以前はブルゴーニュ地方の葡萄畑や草原で多く獲れたのですが、現在は農薬の使用や農地の大規模開発により環境が変化し、エスカルゴの数が減ってきてしまったそうです。中でもリンゴマイマイ(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)と呼ばれる品種が身がしっかりとして濃厚な味わいで人気が高かったのですが、こちらの数も減少し、今ではアフリカマイマイと呼ばれる品種が市場に多く出回っています。
産地は種類によって違いますが、フランス全土、ヨーロッパ中部、地中海沿岸(ヨーロッパ、北アフリカ)、フランス西部、北アフリカなどで広く生息しています。
種類と特徴
エスカルゴには、主に以下の3つの種類があります。
リンゴマイマイ(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)
大きく、プリプリとした食感が特徴的。フランスでは最も人気が高い品種ですが、現在では収穫量が減ってきています。エスカルゴ料理の中でも高級な品種とされています。
プティ・グリ
プティ・グリは小型のカタツムリです。リンゴマイマイと比べると繊細な味わいが魅力です。バターなどのシンプルな調理が合います。
グロ・グリ
グロ・グリは大型のカタツムリで、殻が7-8cmあります。肉がプリプリとしていて、旨味が濃厚。養殖が可能で、市場でもよく出回っている品種です。
美味しいエスカルゴの食べ方
エスカルゴは、バター焼きやアヒージョとして食べるのが一般的です。フランスではよく、パンにエスカルゴをのせてそのままいただきます。中でも、料理名にもなっている「エスカルゴ・ア・ラ・ブルギニョンヌ」は、ブルゴーニュ風エスカルゴ料理の典型的な一品です。ここでは、そんなエスカルゴをより美味しく食べるペアリングをご紹介します。
エスカルゴに合うワイン
エスカルゴに合うワインは、主に白ワインです。特にフランスのブルゴーニュ地方の白ワインがおすすめ。ミネラル分が豊富で、キリッとした酸味がエスカルゴの濃厚な味わいを引き立ててくれます。赤ワインも、渋みの少ないフルーティーな味わいのものがよく合います。
エスカルゴに合うパン
エスカルゴに合うパンは、モチモチしたバゲットがおすすめです。バターやソースが絡んだエスカルゴの肉を、バゲットに付けて食べるのが美味しい食べ方。また、バゲットの上にのせてそのまま食べるのも本場の食べ方です。パンにソースをつけて食べるのも良いですね。
エスカルゴはフランスのカタツムリを使った料理のこと!
エスカルゴは、一度食べるとその美味しさに驚く方が多いフランス料理の代表的な前菜料理です。ぷりぷりとした食感と濃厚な味わいが魅力で、白ワインやバゲットと一緒に食べるのがおすすめです。フランスを代表する逸品として、是非一度お試しください。