DELISH KITCHEN

ちまきとは?地域ごとの違いや食べる理由についてご紹介します

作成日: 2024/06/25

みなさんは「ちまき」と聞いてどういった食べ物をイメージしますか?
実はちまきと聞いて想像するものは、地域ごとに異なります。この記事では、ちまきとは何か、東西でのちまきのイメージの違い、端午の節句でちまきを食べる理由などについて詳しくご紹介します。
ぜひ最後までご一読ください。

目次

  1. ちまきとは?
  2. 地域ごとで異なるちまきの違い
  3. 中華風のちまきと和菓子のちまきの作り方
    1. もちもちでおいしい♪中華ちまき
    2. 笹の葉が香るちまき
  4. あなたが知っているちまきはどっち?

ちまきとは?

ちまきは、もち米やうるち米、豆、肉などを竹の葉や笹の葉で包んで蒸し上げた伝統的な食べ物です。発祥地は中国で、日本に伝わったのは奈良時代だといわれています。日本では「こどもの日」に一部地域でちまきを食べる風習もありますが、古代中国ではちまきを5月5日の端午の節句に食べていたという風習がそのまま伝来したことが由来となっています。
ちまきという名前は、古代中国のちまきが茅(ちがや)というイネ科の葉っぱによってもち米などが巻かれていたことに由来しています。茅の葉には邪気や疫病を祓うという言い伝えがあり、現代でも一部地域では端午の節句にちまきを食べることで、無病息災を祈願するという風習があります。

地域ごとで異なるちまきの違い

ちまきの特徴は、地域ごとに異なります。東日本では中華風の「おこわ」に近い、竹の皮で包んだ三角形のちまきが主流で、もち米に加えて肉や野菜が入ります。一方、九州の一部地域を除いた西日本ではもち米や葛生地などを使用した白く甘いちまきが主流で、笹の葉で円すい形に包まれたものが多く見られます。
こうした地域による違いが生まれたのは日本に伝来した場所が京都であったからだといわれています。
ちまきが中国から伝来したのは奈良時代のことで、当時朝廷があったのは京都でした。室町時代になると京都ではお茶の文化が盛んになり、お茶菓子も作られるようになったことで、少しずつ今の和菓子のちまきのように変化し、今でも西日本中心に甘い和菓子のちまきが主流になったといわれています。

中華風のちまきと和菓子のちまきの作り方

ここからは中華風のちまきと和菓子のちまきの作り方をご紹介します。
端午の節句以外にもおやつや食事として食べてもピッタリなので、ぜひ一度作ってみてください

もちもちでおいしい♪中華ちまき

蒸し器を使って本格的に仕上げた中華ちまきのレシピをご紹介します。もちもちの食感がやみつきになります♪中の具はうずらの卵や銀杏などを加えるとより本格的になりますので是非お試しください。

笹の葉が香るちまき

端午の節句に関西地方で子供の健康的な成長を願って食べられるちまきを簡単に作ります!今回はもち粉を使った簡単レシピをご紹介します。お好みできな粉やしょうゆなどをかけても美味しく召し上がれますよ♪

あなたが知っているちまきはどっち?

ちまきは、地域ごとに異なる特徴を持ち、古代中国の伝説に由来する伝統的な食べ物です。端午の節句でちまきを食べる理由には、邪気払いと無病息災の願いが込められています。東西の違いを楽しみながら、ちまきの歴史や文化に触れることで、日本の豊かな伝統を感じられるのではないでしょうか?

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