中国の珍味「毛豆腐」とは?特徴や味わいを詳しく解説します!
作成日: 2024/07/16
毛豆腐(マオ ドウ フー)は、中国の安徽省を中心に広く親しまれている珍味です。ふわふわとした可愛らしい見た目ですが、その正体には驚く方も多いのではないでしょうか。この記事では、毛豆腐がどのような食材なのか、その製造方法や食べ方、さらにはその味わいについて詳しく解説します。
※画像はイメージです。
毛豆腐(マオ ドウ フー)とは?
毛豆腐は、安徽省南部、黄山市周辺の伝統食品で、ふわふわとした毛のようなものに覆われた豆腐です。実は、この表面に生えた毛のようなものの正体は白カビ。見た目はやや異様ですが、クリーミーな味わいが特徴です。
毛豆腐の伝統的な作り方
まずは新鮮な豆腐を用意します。その次に豆腐を小さく切り分け、竹の桟の上に隙間を開けて並べます。それを15°C〜25℃程度の冷暗所で3〜5日放置すると、ふわふわとした白カビが生えてきます。
毛豆腐の食べ方
毛豆腐は様々な食べ方で食べられます。
炒めもの・揚げ物
一般的には少量の油であげたり、炒めたりして食べられます。油で揚げるとふわふわとした白いカビのボリュームはなくなり、こんがりとしたきつね色になります。醤油や辛み調味料などとの相性がよく、それらの調味料で味付けされることもあります。
ご飯のお供として
毛豆腐は加熱せずにも食べられる調理法があります。黄山周辺では、毛豆腐にいくつかの調味料をかけ、瓶などに詰めて数日間保存したものを、単体またはご飯のお供として食べることがあります。もったりとした食感とチーズのような濃厚さも味わえるおかずとして愛されています。
毛豆腐は豆腐を発酵させた中国の珍味
発酵する過程で白いカビが毛のように生えた毛豆腐は濃厚でクリーミーな味わいがします。独特な見た目と風味をしていますが、安徽省南部、黄山市周辺では古くから愛されている伝統的な食材です。機会がありましたら、一度試してみてくださいね♪