「飲むスパイス」と噂のインドスープ「ラッサム」とは?詳しく解説します!
作成日: 2024/07/19
ラッサムは、インド南部の伝統的なスープで、その爽やかな酸味とスパイシーな風味で多くの人々を魅了しています。このシンプルなスープは、タマリンドやトマト、スパイスを用いて作られ、日常の食事に彩りを添える一品です。その独特の味わいから、日本でも徐々に人気を集めています。本記事では、ラッサムの歴史、作り方、アレンジ方法などを詳しく解説します。
ラッサムの歴史と起源
ラッサムの起源は古代インドに遡ります。インド南部の家庭料理として愛されており、その歴史は数千年に及びます。ラッサムは、サンバルと並んで南インドの食卓に欠かせない存在であり、伝統的には食事の最後に食べられることが多いです。酸味を出すためのタマリンドやトマトは、消化を助ける役割も担っています。
ラッサムの味わい
ラッサムは、独特な酸味とスパイシーな味わいが特徴です。主な酸味の要素であるタマリンドやトマトが、フレッシュでさわやかな風味を提供し、一方で他のスパイスが温かみと深みを加えます。複雑で調和の取れた味わい、辛さと酸味のバランスが絶妙で、特に食欲をそそる一品です。
ラッサムの楽しみ方
ラッサムは、そのままスープとして楽しむのはもちろん、ご飯にかけて食べるのもおすすめです。食後に飲むことも多いです。
DELISH KITCHENのラッサムのレシピ
ここでは、自宅で作れるラッサムのレシピをご紹介します。
材料 【2〜3人分】
・レンズ豆[皮なし]・・・・・・・20g
・トマト・・・・・・・・・・・・1個(200g)
・パクチー・・・・・・・・・・・1/3袋(15g)
・にんにく・・・・・・・・・・・1かけ
・サラダ油・・・・・・・・・・・大さじ1
・水・・・・・・・・・・・・・・200cc
・塩・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
・タマリンドペースト・・・・・・大さじ1
☆ホールスパイス
・マスタードシード・・・・・・・小さじ1/2
・クミン[ホール]・・・・・・・・小さじ1/4
・唐辛子・・・・・・・・・・・・1本
★パウダースパイス
・チリペッパー・・・・・・・・・小さじ1/4
・ターメリック・・・・・・・・・少々
・黒こしょう・・・・・・・・・・少々
○レンズ豆用
・水・・・・・・・・・・・・・・200cc
手順
①レンズ豆はさっと洗って水気を切る。鍋にレンズ豆、レンズ豆用の水を入れて中火で加熱して煮立たせる。弱火でやわらかくなるまで15分ほど煮る。煮汁ごと取り出す。
【ポイント】今回は赤いレンズ豆を使っていますが、緑色や黄色など、お好みのものをお使いください。
②トマトはへたを取り除き、粗く刻む。パクチーは根を切り分け、葉は仕上げ用に少々取り分ける。葉と茎は粗く刻み、根は細かく刻む。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、粗みじん切りにする。唐辛子は種を取り除く。
③①の鍋を洗って水気をふきとり、サラダ油、マスタードシードを入れて弱火で熱する。パチパチと音がしてきたら、残りの☆、にんにく、パクチーの根を加えて香りが立つまで炒める。トマトを加えて中火にし、全体がなじむまで炒める。★を加えて混ぜ合わせ、水、塩、1を加えて混ぜて煮立たせる。ふたをして弱火で20分煮る。
④タマリンドペースト、パクチーの葉と茎を加えて混ぜてさっと煮る。器に盛り、仕上げ用のパクチーをのせる。
【ポイント】タマリンドペーストがかたいタイプの場合は、鍋に入れる前に水(分量外:大さじ2)を加えてやわらかくしておきましょう。
詳しいレシピ動画はこちら
ラッサムをお家で楽しもう!
ラッサムは、その簡単な調理方法と豊富なアレンジの可能性から、初心者でも手軽に楽しめるインド料理です。酸味とスパイシーさが絶妙に調和したこのスープを、自分の好みに合わせて作ってみましょう。ラッサムを通じて、インドの食文化の一端に触れることができますよ。ぜひ試してみてください♪