ムサカとは?味わいやラザニアとの違い、作り方をご紹介
作成日: 2024/07/30
みなさんはムサカという料理を知っていますか?見た目はラザニアに似ていて、濃厚な味わいが特徴です。
本記事では、ムサカの基本情報からその味わい、ラザニアとの違い、発祥国、そして作り方について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。
ムサカとはどんな料理か
ムサカは、ギリシャやトルコを中心とした東地中海地域で親しまれている伝統的な料理です。
ナスやトマト、じゃがいもなどの野菜とひき肉を重ねてオーブンで焼き上げて作られます。ギリシャ料理として広く知られていますが、トルコやエジプトなどの東地中海地域でも人気があり、各国で様々なアレンジムサカが食べられています。
ギリシャでは、ミートソースとベシャメルソースを重ねて焼き上げるスタイルが一般的ですが、トルコやエジプトではそれぞれ異なるアレンジがされています。
ムサカの味わい
ムサカの味わいは、地域ごとに異なります。ギリシャのムサカは、ベシャメルソースのクリーミーさとナスやトマトの酸味、ひき肉の旨味が絶妙に絡み合った濃厚な味わいが特徴です。一方、トルコのムサカは、ベシャルメソースを使わず、野菜とひき肉を炒めてオーブンで焼くため、さっぱりとした味わいが楽しめます。エジプトのムサカは、ナスとひき肉を煮込むスタイルで、素材の風味を活かしたシンプルな味わいが特徴です。
べシャルメソースについては以下の記事をご参照ください。
ムサカとラザニアの違い
ムサカとラザニアは、見た目や調理方法が似ていますが、いくつかの違いがあります。ムサカは、ナスやトマト、じゃがいもなどの野菜を使い、ミートソースとベシャメルソースを重ねてオーブンで焼きます。一方、ラザニアは、パスタシートを重ねて作るイタリア料理で、トマトソースやホワイトソース、チーズを多用します。ムサカは野菜主体、ラザニアはパスタ主体という違いがあります。
ムサカの作り方
今回は自宅でも作れる、基本的なギリシャのムサカレシピをご紹介します。
食材も簡単にスーパーなどで手に入るのでぜひ一度お試しください。
材料 【3〜4人分】
なす・・・・・・・・・・3本(240g)
じゃがいも・・・・・・・2個(300g)
オリーブオイル・・・・・大さじ2
ピザ用チーズ・・・・・・60〜80g
☆ミートソース
牛ひき肉・・・・・・・・250g
にんにく・・・・・・・・1かけ
玉ねぎ・・・・・・・・・1/2個
カットトマト缶・・・・・1缶(400g)
赤ワイン・・・・・・・・大さじ2
オリーブオイル・・・・・大さじ1
ローリエ・・・・・・・・1枚
水・・・・・・・・・・・100cc
塩・・・・・・・・・・・小さじ1/2
★ホワイトソース
有塩バター・・・・・・・30g
薄力粉・・・・・・・・・大さじ2
牛乳・・・・・・・・・・100cc
塩こしょう・・・・・・・少々
手順
①なすは、へたを切り落とし、1cm幅の薄切りにする。塩(分量外:少々)をふり、5分おき、キッチンペーパーで水気を切る。 じゃがいもは1cm幅の薄切りにし、水にさらして水気を切る。
②にんにく、玉ねぎはみじん切りにする。
③耐熱容器にじゃがいもを入れ、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで1分加熱する。
④フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて熱し、②を入れてしんなりするまで中火で炒める。牛ひき肉を加えて肉の色が変わるまで炒める。
⑤☆を加え、煮立ったら、ふたをして弱火で10分煮る。ふたを取り、煮詰める。(ミートソース)
⑥耐熱容器にバターを入れて、ふんわりとラップをし、30秒加熱する(完全に溶かす)。
⑦薄力粉をふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、ふんわりとラップをして、さらに1分加熱する。塩こしょうを加えて混ぜる(ホワイトソース)。
【ポイント】
とろみが足りないようなら10秒ずつ加熱してください。
⑧フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて熱し、なすを入れてしんなりするまで中火で焼き、取り出す。じゃがいもを入れてさらに中火で焼く。
⑨耐熱容器になす、ミートソース、じゃがいも、ミートソース、ホワイトソース、ピザ用チーズの順で入れる。
⑩220℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで20分焼く。
今回ご紹介したレシピは以下で動画でも見ることができますので、よろしければこちらも参考にしてみてください。
ムサカの魅力を堪能しよう!
ムサカは、ギリシャやトルコなど地域ごとに異なる味わいを楽しめる料理です。野菜とひき肉の絶妙な組み合わせが特徴で、家庭でも簡単に作ることができます。ぜひ一度、ムサカを試してみて、その豊かな味わいを堪能してください。