DELISH KITCHEN

ケフィアとはどんな食べ物?ヨーグルトとの違いもご紹介!

作成日: 2024/08/23

みなさんは「ケフィア」という食べ物をご存知でしょうか?
ヨーグルトとよく似ていますが、ヨーグルトとは明確に違う食べ物です。ここでは、ケフィアとはどんな食べ物か、特徴、ヨーグルトとの違いなどについてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. ケフィアとは?
  2. ケフィアとヨーグルトの違い
    1. 発酵の違い
    2. 乳酸菌の違い
    3. 固まる温度の違い
  3. ケフィアはどこで買える?
  4. ケフィアのおいしい食べ方
  5. ケフィアを取り入れてみよう!

ケフィアとは?

ケフィア(ケフィール)とは、世界的な長寿地域で知られるロシアのコーカサス地方で古くから食べられている発酵乳のこと。牛や山羊などの動物の乳を発酵させたもので、ヨーグルトと似ています。

ヨーグルトと比較すると粘度は低くさらっとした舌触りで、シュワシュワっと口の中で微かに発泡を感じられるのが特徴です。味わいはある程度酸味があります。

はるか昔、山羊の乳を皮袋に入れ馬を使って運んでいたところ、日光で乳が温まり、馬が歩くことで自然の中身が攪拌され、夕方頃に気温が冷えたことで偶然にできたのが始まりだそうです。

ケフィアとヨーグルトの違い

ここではケフィアとヨーグルトの違いをご紹介します。

発酵の違い

ケフィアとヨーグルトの違いは、酵母にあります。
ヨーグルトは、乳酸菌のみで発酵する「単独発酵」に対し、ケフィアは乳酸菌と酵母で発酵する「共生発酵」という方法で出来上がります。酵母とは、パンを膨らませたり、お酒を醸造する時に使われる材料の一つですが、ケフィア作りにも欠かせない存在です。

乳酸菌の違い

ケフィアの乳酸菌は「ケフィラン」という独自の多糖を作ります。ケフィランは酵母とともに「ケフィアグレイン」という共生体を作ります。ケフィアグレインはケフィアの中にある「乳酸菌と酵母の巣」のようなもので、伝統的なケフィアは、このケフィアグレインを種菌として、新しい乳に加えることで作られてきました。現在では粉状の種菌が生産されるようになり、自宅でも乳に市販の種菌を加えることでケフィアが作られるようになりました。

固まる温度の違い

ヨーグルトとケフィアでは固まる温度が異なります。
一般的なヨーグルト(カスピ海ヨーグルトを除く)は40〜45℃で固まりますが、ケフィアはそれより低い20〜30℃程度で固まります。

ケフィアはどこで買える?

ケフィア自体は日本で流通していません。ケフィアに入っている酵母は炭酸ガスを発生させるため、容器に穴が空いている必要があるのですが、日本では食品衛生法で発酵乳の容器は密閉するよう定められているためです。日本ではケフィアグレイン(種菌)を購入して、ご自宅でケフィア作りをする方が多いようです。

ケフィアのおいしい食べ方

ケフィアはそのまま飲んでもおいしいですが、アレンジして食べることもできます。例えば、ケフィアの酸味が気になる方は、はちみつをかけて食べるのがおすすめです。その他にもフルーツと相性が良いので、フルーツにかけて食べたり、スムージーにしても美味しく召し上がっていただけます。

ケフィアを取り入れてみよう!

ヨーグルトに似た食べ物として知られるケフィアは、乳酸菌と酵母の共生発酵により作られる発酵乳のことです。さっぱりとした味わいと、シュワシュワとした舌触りが特徴で、腸内環境を整える効果があります。ケフィアグレインを購入すればお家でも簡単にケフィアを楽しめますよ!機会があればぜひケフィアを食べてみてくださいね♪

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