田作りとはどんな意味?名前の由来やレシピなどもご紹介します
作成日: 2024/10/08
田作りは、正月のおせち料理に欠かせない、甘辛い味付けが特徴の小魚の料理です。この記事では、田作りの特徴や名前の由来、煮干しとの違い、そして家庭でも作れるレシピまで詳しくご紹介します。お正月を迎えるにあたって、田作りについての理解を深め、ぜひ作ってみてください。
田作りとは?
田作りは、片口イワシの稚魚を乾燥させた「ごまめ」を使い、砂糖やみりん、醤油で甘辛く味付けした料理です。おせち料理における「祝い肴三種」の一つで、黒豆や数の子と並ぶ縁起の良い料理です。
田作りの名前の由来
田作りの名前の由来は、かつてカタクチイワシを肥料として田畑に使用し、大豊作となったことから来ています。
このことから「五穀豊穣」や「豊年豊作」を願う象徴的な料理となり、「田作り」という名前がつけられました。また、稚魚を使用していることから「子孫繁栄」の意味も込められています。
田作りと煮干しの違い
田作りと煮干しは同じカタクチイワシを使用しますが、調理方法に違いがあります。煮干しは名前の通り、煮て干すという調理工程がありますが、田作りは煮ることなくそのまま干します。
見た目にも違いがあり、煮干しは目玉が白いですが、田作りは黒くなっています。
田作りのレシピ
ここでは基本的な田作りのレシピをご紹介します。家庭で本格的な田作りをぜひ作ってみてださい。
材料 【3人分】
ごまめ[田作り]・・・・・・30g
☆調味料
酒・・・・・・・・・・・大さじ1
みりん・・・・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・・・・大さじ2
しょうゆ・・・・・・・・大さじ2
手順
①フライパンにごまめを入れて弱火で熱し、6〜7分程から炒りする。ごまめがポキッと折れるくらいになったら取り出し、冷ます。
②①のフライパンに☆を入れ、強めの中火にかけて混ぜる。気泡が大きく、色が濃くなりとろみがついたら火を止める。1を加えて全体にからめる。
【ポイント】
フライパンは汚れをふいてから使用しましょう。たれが熱いうちにごまめを加え、手早く丁寧にからめましょう。
③天板にクッキングシートを敷き、②をのせ、くっつかないように広げて冷ます。
【ポイント】
天板がない場合は、お皿やバットでも代用してください。
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田作りで縁起の良い新年を迎えよう!
田作りは、豊年豊作を願う日本の伝統的なおせち料理の一つです。名前の由来やレシピを知ることで、正月の準備がさらに楽しくなるでしょう。今年の正月に、縁起を担いだ田作りを手作りし、家族や友人とその味を堪能してみてください。きっと、一層特別な時間を過ごせるはずです。