セネガル料理とは?代表的な4品と食文化をご紹介
作成日: 2024/12/06
皆さんは「セネガル」という西アフリカの沿岸部に位置する国をご存知でしょうか?過去に男子サッカーW杯で日本代表の対戦国となったことから、中にはサッカー強豪国のイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんなセネガルの食文化についてご紹介します。おすすめの料理も取り上げるので、ぜひ最後までお読みくださいね!
セネガルの食文化とは
まずはセネガルの食文化について3つご紹介します。
主食は米
アフリカの国における主食はキャッサバやトウモロコシのイメージがあるかもしれませんが、セネガルでは米を主食としています。そしてその多くをタイ米が占めていることが特徴です。
セネガル人にとってはお昼ご飯が一日の中でのメインの食事であり、その際に必ずといっても良いほど米を使った料理が食べられます。例えば、この記事で取り上げるマフェやチェブジェンがその代表例です。
多文化による影響
セネガル料理は歴史的変遷の中で、特にヨーロッパの国々による影響を受けてきました。過去にフランスの植民地だったこともあり、朝食や夕食にはパンやパスタが食べられます。
また、イスラム教徒が多いことから豚肉は料理に使われず、海に面している地理的特性が影響してチェブジェンのような魚を使った料理が食べられることが特徴です。他にも牛肉や羊肉といった肉類や、豆類を使った料理などもあります。
料理は一品
セネガルでは日本のように主菜や副菜などを分けて食べるのではなく、ワンプレートで料理を完結させて食事をとることが特徴です。
特に家庭では深さのある大きめのお皿に盛り付けられた一つの料理を家族で囲んでシェアします。食事の際はテーブルは使われず、床で食べることが基本です。
セネガルを代表する料理
セネガル料理は、地元の食材とスパイスを活かした多彩なメニューが特徴です。ここではおすすめの4品をご紹介します。
マフェ
マフェはセネガルで親しまれているピーナッツペーストを使ったシチューです。
トマトの酸味とピーナッツの甘味やコクが調和した濃厚なソースが特徴で、牛肉や鶏肉、野菜などを煮込んで作られます。白米やクスクスを添えて食べるのが一般的で、見た目は日本のカレーライスにも似ています。
ヤッサプレ
ヤッサプレはセネガルを代表する料理で、ヤッサはウォロフ語(西アフリカで使われる言語)で「タマネギ料理」、プレはフランス語で「鶏肉」を意味します。
その名の通り、甘みを引き出すために炒めたタマネギや、レモン果汁やニンニクをはじめとする調味料にマリネした鶏肉を使った一品で、お米やクスクスと食べられます。
チェブジェン
チェブジェンはウォロフ語で「魚ごはん」を意味する、セネガルを代表する国民食です。
材料には白身魚やニンジン・ナス・キャベツなどの野菜が使われ、魚と野菜を煮込んだ後の煮汁に米を入れて炊き上げます。
カレーのような感覚で食べられ、炊き上がった米には具材の風味がしっかり染み込み、トウガラシやクミンなどのスパイスの風味もあいまった豊かな味わいを楽しめます。
ビサップジュース
ビサップとは現地語であり、ハイビスカスの一種であるローゼルのことです。そのビサップをジュースにすると深い赤色と甘酸っぱい味わいが際立ち、暑い季節には冷やして飲むと美味しさがより引き立ちます。
作り方は乾燥させたビサップのガクを煮出して砂糖をたっぷり加える方法が主ですが、レモンやミントを入れることもあります。
セネガル料理を試してみて!
セネガル料理は主食のお米に合うものが多いことが特徴です。マフェやヤッサ、チェブジェンといった料理は、どれも日本から遠く離れた異国の食文化を感じられる一品なので機会があればぜひ試してみてください!
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