シャトーブリアンとはどの部位?値段が高い理由は?
作成日: 2020/08/27
高級食材の「シャトーブリアン」とは牛のどの部位を指すのかご存じですか。名前は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らないという人は多いのではないでしょうか。
値段が高いことで知られるシャトーブリアンですが、高価なのには納得のいく理由があったのです。
こちらの記事では、シャトーブリアンの特徴や値段が高い理由、おいしい焼き方などについて解説します。
シャトーブリアンとは?
「シャトーブリアン」とは、牛ヒレ肉の中でも中央部分のもっとも肉質が良い部位(大腰筋)や、その部位を使ったステーキのことを意味します。厚みがあり、とてもきめ細かくてやわらかいのが特徴です。
動物の筋肉は運動量が多くなるにつれて硬くなりますが、シャトーブリアンは牛の体の中でもっとも運動量が少ない部位のためとてもやわらかいのです。
また、一般的にやわらかい肉には脂身が多いのも特徴ですが、シャトーブリアンは脂肪が少ないうえにやわらかいという希少な部位でもあります。厚くカットしてもやわらかいため、ステーキにして食べるのが適しています。
上品かつジューシーな味わいは、ワインとの相性もバッチリです。
ちなみに、シャトーブリアンの値段は、150g程度で1万円〜1万6000円程度ととても高価で、さらにブランド牛ともなると5万円を超えるものもあるようです。
シャトーブリアンという名前は、19世紀初頭のフランス貴族で美食家でもあったフランソワ・ルネ・ヴィコント・ドゥ・シャトーブリアンに由来しているとされています。
彼はあまりのおいしさからシャトーブリアンばかりを食べていたため、その部位に彼の名前が付けられたといいます。
シャトーブリアンはなぜ高い?
牛のヒレ肉は肉全体から3%程度しか取れない高級部位として知られていますが、さらにシャトーブリアンは牛1頭からわずか600g程度しか取れない希少部位となります。
そのため、どうしても値段が高くなってしまうのです。
シャトーブリアンの焼き方
高級食材のシャトーブリアンはお店で食べるととても高く、手が届かないという人も多いでしょう。そんなときは、家庭でシャトーブリアンを調理してみてはいかがでしょうか。ここでは、肉本来のおいしさを味わえるシンプルな焼き方をご紹介します。
用意するのは、シャトーブリアン、サラダ油、バター、塩、こしょうです。
まずは肉を焼く30分くらい前には冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。焼く直前に、まんべんなく塩とこしょうを振りかけます。
フライパンを煙が出るまでしっかりと熱したら、サラダ油や牛脂を入れます。
中火と強火の中間くらいの火加減にし、表に盛り付ける方を下にして肉を入れ、香ばしい焼き色が着くまで焼きましょう。
裏返して焼き色がつくまで焼き、側面も色が変わるまで焼き付けて取り出します。
アルミホイルをかぶせて5分ほどおき、肉汁が落ち着いたら食べやすい大きさにカットしましょう。
その他の牛肉についてのDELISH KITCHENの記事
牛肉には他にもさまざまな部位があり、料理に応じて使い分けられています。各部位の特徴を知ることで、よりおいしく料理に活かせるでしょう。
たとえば、今回ご紹介したシャトーブリアンの他にも、サーロインやヒレ、ロース、モモ、モトバラ、レバー、ハツ、タンなどさまざまな部位に分かれています。
DELISH KITCHENでは、焼肉でも人気のカルビやハラミなどについても詳しく解説しています。
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シャトーブリアンのおいしさを堪能するならぜひステーキで!
肉厚でやわらかい、とても希少な部位のシャトーブリアン。
普段はなかなかお目にかかることもありませんが、機会があればぜひ食べてみたいですね。せっかくなら、シャトーブリアンのおいしさが際立つステーキにして食べたいものです。
こちらの記事では家庭でもおいしく食べられるシャトーブリアンの焼き方についてもご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。