ブランデーの基礎知識とおすすめの飲み方を詳しく紹介
作成日: 2020/09/15
更新日: 2024/09/04
ブランデーは「お酒上級者の飲み物」というイメージがあり、なんとなく敬遠していた人もいるかもしれません。
この記事では、ブランデーをもっと気軽に味わえるよう、ブランデーの基礎知識について解説します。
また、本来の味わいを楽しむ飲み方や、濃いお酒が苦手な人におすすめの飲み方、ブランデーベースのカクテルなど、アレンジについても詳しく紹介します。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
ブランデーとは?
ブランデーとは蒸留酒の一種で、白ブドウのワインを蒸留して樽で貯蔵・熟成させたものです。白ブドウ以外にも、サクランボやリンゴを原料としたものがあり、これらは「フルーツブランデー」と呼ばれます。
ブランデーのアルコール度数は37~50度程度です。ブランデーのなかでも、フランスのコニャック地方で作られたものは「コニャック」と呼ばれます。
ブランデーの見た目はウイスキーと似ていますが、ウイスキーは大麦やトウモロコシなどの穀物を原料とする点で違いがあります。
ウイスキーとブランデーの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ブランデーの飲み方①ストレート
グラスに注いでそのまま飲むストレートは、もっともブランデー本来の味や香りを楽しめる飲み方です。
まずはグラスをゆっくりと回し、ブランデーの琥珀色や芳醇な香りを楽しみましょう。
香りが立ちやすいよう、丸みのあるブランデーグラスを選ぶのがおすすめです。ブランデーを口に含んだら、豊かな味わいやまろやかさをじっくり堪能します。
ストレートのブランデーは、1杯約50mlを30分ほどかけ、ゆっくり飲むのが基本の楽しみ方です。ゆとりある時間のお供におすすめの飲み方といえます。
ブランデーの飲み方②ロック
ブランデーをストレートよりも飲みやすくするなら、ロックがおすすめです。
氷で温度が下がるためアルコールの揮発が抑えられ、お酒の匂いが苦手な人でも飲みやすくなります。濃度が大きく下がらないので、本来の味わいも損ないません。
ロックで飲む際の氷は、市販のロックアイスを使うとよいでしょう。家庭の冷蔵庫の小さな氷よりもゆっくり溶けるため、ブランデーの濃厚な風味を長く楽しめます。
ブランデーの飲み方③水割り
ブランデーの水割りは、濃いお酒が苦手な人向けの飲み方です。自分好みの濃さにして飲めるメリットもあります。
おすすめの割り方は、ミネラルウォーターとブランデーを1:1で割る「トワイスアップ」です。
ブランデーの甘みが引き立って飲みやすくなり、ストレートよりもさらに香りを楽しめるといわれています。冷たい水はブランデーとのなじみが悪いので、常温の水を使うのがポイントです。
ブランデーの飲み方④ソーダ割り
ソーダ割りは、かつてヨーロッパの知識人や王侯貴族の間で好まれていた飲み方です。
ブランデーのソーダ割りは「フレンチハイボール」と呼ばれ、コニャックで作るのがメジャーとされています。
作り方は、グラスいっぱいに氷を入れてコニャックを注ぎ、冷えた炭酸水を加えます。ソーダ割りにすると渋みを感じるようなら、レモンを絞ると飲みやすくなりますよ。
ブランデーの飲み方⑤カクテル
深い味わいと芳醇な香りをもつブランデーは、カクテルのベースとしても活躍します。ブランデーベースの代表的なカクテルを紹介します。
夕焼けのような琥珀色が美しい「サイドカー」は、ブランデーにホワイトキュラソーとレモンジュースを加えたもので、フルーティーで飲みやすいことが特徴です。
「ニコラシカ」はブランデーの代表的なカクテルで、カクテルグラスの上に乗せた輪切りのレモンと砂糖をかじりながら飲むスタイルで知られます。
「ジャック・ローズ」はアップルブランデーをベースとするカクテルで、グレナデンシロップやライムジュースと合わせてシェイクします。その名の通り、バラのような赤色が特徴です。
「ブランデーミルクパンチ」はブランデーと牛乳、シュガーシロップをシェイクしたカクテルで、まろやかで飲みやすく、濃いお酒の苦手な人におすすめです。
いろいろな飲み方でブランデーの魅力を楽しもう
ブランデーの基礎知識やおすすめの飲み方、カクテルとしてのアレンジを紹介しました。時間をかけてゆっくり楽しむストレートや、さわやかなソーダ割り、バリエーション豊かなカクテルなど、ブランデーはさまざまな味わいに変化します。
ぜひ、アレンジを工夫して、お酒が好きな人も初心者も一緒にブランデーを楽しんでください。