DELISH KITCHEN

意外と知らないウイスキーとブランデーの違いとは?

作成日: 2020/08/08

更新日: 2020/08/12

美しい琥珀色をした蒸留酒のウイスキーとブランデーですが、両者の違いがわかりますか。見た目もよく似ているため、案外説明できないという人は多いかもしれませんね。実は、両者はそもそも原材料が異なるお酒なのです。
こちらの記事では、ウイスキーとブランデーの特徴や種類、また、両者の違いやおすすめの飲み方などについて解説します。

こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. ウイスキーとは?ブランデーとは?
    1. ウイスキーとは?
    2. ブランデーとは?
  2. ウイスキーの種類
    1. スコッチ
    2. バーボン
  3. ブランデーの種類
    1. コニャック
    2. カルヴァドス
  4. ウイスキーとブランデーの違い
  5. ウイスキー・ブランデーの飲み方
  6. DELISH KITCHENのウイスキー・ブランデーを使用したレシピ5選
    1. 【ウイスキーのレシピ】
    2. ウイスキーの香りいっぱい!大人のアップルクランブル
    3. バターで濃厚に!あさりとえのきのウイスキー蒸し
    4. 【ブランデーのレシピ】
    5. しっとりした味わい!ブランデー栗の渋皮煮
    6. オーブンいらずで濃厚カンタン!チョコプリン
    7. 程よい甘さ!ブランデービターチョコケーキ
  7. ウイスキーやブランデーは料理やお菓子の風味づけにも使える!

ウイスキーとは?ブランデーとは?

ウイスキーとブランデーには、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

ウイスキーとは?

「ウイスキー」とは、大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料にして作られる蒸留酒です。
穀物のでんぷんをアルコール発酵させて作る蒸留酒は、銅製の蒸留器で蒸留を繰り返しアルコール度数60〜70度くらいまで濃縮されます。アルコールを濃縮することで揮発性の高い香り成分も抽出されるのが特徴です。
蒸留が終わったウイスキーは、樽の中で3〜10年以上熟成されます。熟成後、加水してアルコール度数を40〜45度程度に調整して出荷されます。

ブランデーとは?

「ブランデー」とは、主に酸味が強い白ぶどうから作られるワインを蒸留したものです。
白ぶどう以外にも、リンゴやさくらんぼなどを原料にしたものもあります。ブランデーも樽の中で3年〜数十年の間熟成させ、貯蔵している間に色や味が変化してまろやかなブランデーが生まれます。
ブランデーのアルコール度数はウイスキーと同じくらいの37〜50度程度です。

ウイスキーの種類

ここでは、ウイスキーの種類について見ていきましょう。

スコッチ

「スコッチウイスキー」は、イギリスのスコットランド発祥のお酒です。
使用する原料により細かく分類されているのが特徴で、大麦のみを使用したものを「モルト・ウイスキー」、ライ麦や小麦などを使用したものを「グレーン・ウイスキー」と呼びます。
製造の条件は法律によって設定されており、それをクリアしたもののみを「スコッチウイスキー」と呼ぶことができます。

バーボン

「バーボンウイスキー」とは、トウモロコシを原料にして作られるウイスキーです。
正確には、原料の51%以上80%以未満をトウモロコシが占め、醸造と蒸留後に内側を炎で焦がした新品のオーク樽で2年以上熟成させたものという定義があります。
「バーボン」の名前の由来は、ケンタッキー州バーモント郡で初めて製造されたことによります。

ブランデーの種類

続いてブランデーの種類について見ていきましょう。

コニャック

「コニャック」とは、フランス中西部の町コニャック周辺で製造されるブランデーのことを指します。
コニャック地方で栽培されるぶどうは酸味が強く、ブランデー作りに適しているといわれています。まずは白ぶどうを使ってワインを製造し、ワインのおりを加えて濁ったまま蒸留するのが特徴です。
専用のオーク樽で熟成されたコニャックは、豊かな香りと風味が魅力のブランデーです。

カルヴァドス

「カルヴァドス」とはリンゴを原料に作られる、フランスノルマンディー地方発祥のブランデーです。
まずは、収穫したリンゴを絞って発酵させシードルを作り、その後シードルを蒸留してオーク樽で熟成させます。
リンゴの香りはとても繊細なので、あえて新樽は使わずに古樽を使うのが特徴です。

ウイスキーとブランデーの違い

蒸留酒であるウイスキーとブランデーは、どちらも樽で熟成させて作られ、アルコール度数もほとんど同じです。ウイスキーは大麦などの穀物を原料にする一方、ブランデーは主に白ぶどうを原料とする違いがあります。
また、ウイスキーは味そのものを楽しむお酒ですが、ブランデーは香りを楽しむものとされています。

ウイスキー・ブランデーの飲み方

ウイスキー・ブランデーのどちらも、グラスに注ぐだけのシンプルな「ストレート」がおすすめです。蒸留酒ならではの芳醇な香りを堪能するにはストレートが一番でしょう。
ストレートで飲む場合、グラスに一度に注ぐ量は30分ほどで飲みきれるくらいの量が良いといわれています。
アルコール度数がきついと感じたら、グラスに氷を入れて蒸留酒を注ぐ飲み方「オン・ザ・ロックス」を試してみてはいかがでしょうか。飲み始めはストレートのようで、氷が溶けるにつれ水割りのような飲み口に変化していきます。

ウイスキーは他にも、水割りや、ソーダと割ってハイボールにしても楽しめます。

DELISH KITCHENのウイスキー・ブランデーを使用したレシピ5選

ここでは、DELISH KITCHENのウイスキー・ブランデーを使用したレシピをご紹介します。

以下のレシピはアルコールを含んでいます。お子様、妊娠中の方、アルコールに弱い方などはご注意ください。

【ウイスキーのレシピ】

ウイスキーの香りいっぱい!大人のアップルクランブル

熱々のアップルクランブルに、ウイスキー風味のバニラアイスをのせた大人のデザート!
ふわりと香るウイスキーの香りは、ソテーしたりんごとよく合います。ぜひできたて熱々を食べてくださいね。

バターで濃厚に!あさりとえのきのウイスキー蒸し

お酒をウイスキーに代えて作る、目からうろこのあさりの酒蒸しレシピです。ウイスキーならではの芳醇な香りを楽しめる一品は、おつまみにもぴったりでしょう。
バターの濃厚なコクとにんにくの風味もよりおいしさを引き立ててくれます。

【ブランデーのレシピ】

しっとりした味わい!ブランデー栗の渋皮煮

じっくりと手間暇かけて作った渋皮煮のご紹介です。ブランデーの風味がきいた栗はまるで高級デザートのよう。
生の栗が手に入ったらぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

オーブンいらずで濃厚カンタン!チョコプリン

ほのかにブランデーの香りをまとわせた濃厚チョコプリンは、レンジとフライパンだけで作れる簡単デザートです。
生クリームのコクが加わったプリンは舌触りもなめらか。よく冷やして召し上がってください。

程よい甘さ!ブランデービターチョコケーキ

ドライフルーツにブランデーをしみこませた大人のケーキ、いかがですが。
チョコレートとブランデーの香りが良く合うケーキはプレゼントにも喜ばれるでしょう。お酒と一緒に食べるのもおすすめです。

ウイスキーやブランデーは料理やお菓子の風味づけにも使える!

ウイスキーとブランデーは、樽で長期熟成させて作るアルコール度数の高い蒸留酒です。
そのまま飲むのはもちろん、料理やお菓子に加えると蒸留酒の香りが良いアクセントになるでしょう。いつもの料理やお菓子もどこかよそ行きの顔になるから不思議です。
こちらではおすすめのレシピもご紹介したので、ぜひ参考にしていろいろ作ってみましょう。

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