フロマージュはチーズケーキじゃない!意外な秘密とは
作成日: 2021/02/09
おしゃれなパティスリーでは、チーズケーキのことをよく「~フロマージュ」というフランス語の名前で販売しています。
しかし、フロマージュ自体にチーズケーキという意味はありません。それどころか、本場フランスではチーズケーキがあまり食べられていないという衝撃の事実も。
この記事ではフロマージュとは何か、についてご紹介します。
フロマージュとは
日本語で「フロマージュ」と検索すると、真っ白でふわふわ、もしくは美味しそうな焦げ目がついたチーズケーキが上位に表示されます。
しかしフランス語で「Fromage」はチーズ全般のことを指し、チーズケーキは「Gâteau au fromage」(ガトーフロマージュ、ガトーは「ケーキ」の意味)と表記されています。
意外なことにフランスではチーズケーキ自体があまり一般的ではありません。
普段私たちが口にしているチーズケーキの原型は、ポーランド系移民がアメリカに持ち込んだ伝統菓子「セルニック」と言われており、それがフランスや日本などに伝わりました。
そのためフランスでもチーズケーキは「Cheesecake」と呼ばれています。
フロマージュ・ブランとは
「フロマージュ・ブラン」(Fromage blanc)とはフランス語で「白いチーズ」という意味の、クリームチーズとヨーグルトのちょうど中間のような未熟成のチーズです。
フランスではコースメニューの最後、デザートの前に出てくることが多く、生クリームや砂糖をかけて食べるほか、サラダの付け合わせにもよく使われます。
フロマージュのDELISH KITCHENのレシピ
フロマージュケーキ
ベイクド生地の上にムース生地を流し入れて固めた、贅沢な二層仕立てのチーズケーキです。
しっとり濃厚なベイクドチーズケーキと、ふんわりなめらかなレアチーズケーキの取り合わせが良く、一口頬張ると口の中でとろけるよう。レアチーズケーキにはミルキーな味わいのマスカルポーネを使いました。
ホームパーティーやおもてなしの席でも大活躍します。
日本はチーズケーキ大国!いろいろなチーズケーキを楽しもう
ご紹介したように「フロマージュ」はチーズケーキではありませんが、日本にはベイクドチーズケーキからレアチーズケーキ、チーズスフレまで、さまざまなタイプのチーズケーキが販売されています。
これほどチーズケーキの種類が充実している国は世界でも珍しいでしょう。
チーズの本場・フランスでも味わえない、美味しい日本のチーズケーキを探してみませんか。