ナシゴレンとは?味や具材についてご紹介
作成日: 2021/06/11
今まではなじみのなかったエスニック料理ですが、最近ではファミリーレストランのメニューにもあり、日本でも身近な料理になりつつありますね。
みなさんは、エスニック料理である「ナシゴレン」をご存知でしょうか?
・名前を聞いたことがあるがどんな料理なのか分からない
・お店で気にはなっているが、注文には勇気がいる
・味や香りが気になる
といったように、詳しい情報まではわかっていない方もいらっしゃるではないでしょうか?
この記事ではナシゴレンという料理について味などの特徴や、具材、家庭で作れるレシピについて解説します。
この記事を読んで、ぜひお店で注文してみたり、自宅でも作ってみてください。
ナシゴレンとはどんな料理?
ナシゴレンとは、どのような料理でしょうか。
ここでは、ナシゴレンの由来や味といった基本情報だけでなく、似たような料理名の「ミーゴレン」との違いを比較してご紹介していきます。
どんな料理?
ナシゴレンとは、インドネシアやマレーシアでよく食されている米料理です。
インドネシア語で「ナシ」はご飯、「ゴレン」は炒める、という意味を表します。
エビなどのシーフードや野菜といった具材と一緒に炒めている点から、日本でいうところの焼き飯に近い料理です。
実際にナシゴレンは中華料理の影響を受けているので、チャーハンのようにさまざまな具材でアレンジされ、本場のインドネシアやマレーシアでは、屋台以外にチャイニーズレストランでよく食べられています。
ナシゴレンには一般的に、ジャスミンライスと呼ばれる、甘味のある香りと味が特徴の最高級品のタイ米が使われることが多く、きゅうりなどの野菜や目玉焼きを添えるのが定番です。
どんな味?
インドネシアやマレーシアのナシゴレンは、強い辛味と独特のコクがあるのが特徴です。
日本で食べられるナシゴレンの味付けには、スイートチリソースがよく使われることが多いため甘味が強く、本場のナシゴレンを食べると味の違いに驚くかもしれません。
ナシゴレンの辛味を出すのに欠かせないのが、サンバルやナンプラーという調味料です。
サンバルは、唐辛子やにんにく、えびの発酵調味料であるトラシ、野菜などを油で炒めて作るチリソースの1種です。
また、インドネシアの魚醤や、甘味を出すケチャップマニスという調味料もよく使われます。
ミーゴレンとの違い
ナシゴレンと似た名前の料理にミーゴレンがあります。
「ミー」とはインドネシア語で、麺を意味する言葉です。
つまり、ミーゴレンとはインドネシア版の焼きそばのような料理のことをいいます。
ミーゴレンの味は日本のソース焼きそばよりも甘く、インドネシアでは卓上のサンバルで味を調節しながら食べることも多いようです。
ナシゴレンの作り方
最後に簡単に作ることができるナシゴレンのレシピをご紹介します。
ナシゴレン
こちらはジャスミンライスではなく、いつもの白ご飯を使ったご家庭でも作りやすいレシピです。
ナンプラーの香りと唐辛子のきいたスパイシーな味わいです。一緒に添えるもやしやきゅうりなど、野菜もたくさん食べられます。
ナシゴレンはスパイシーなインドネシア風チャーハン
この記事では、インドネシアやマレーシアで食べられているナシゴレンの由来や、味の特徴などをみていきました。
ナシゴレンとはチャーハンのような料理で、本場のものは辛味がきいています。
本来、ナシゴレンはジャスミンライスというタイ米を使用しますが、白ご飯を使って簡単に作ることができますよ。
ご紹介したレシピを参考に、スパイシーで本格的な屋台の味をご家庭で楽しんでみましょう。