オマール海老とロブスターは違うもの?食べ方やレシピをご紹介
作成日: 2021/06/17
大きなハサミが特徴的な「オマール海老」。
見かけたことはあっても、産地や種類まではよく分からないかもしれません。また、ロブスターもなじみのある名前ですが、オマール海老との違いはどのようなものでしょうか。
この記事では、オマール海老について解説します。
食べ方やオマール海老を使ったおすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
オマール海老について
オマール海老について解説します。
産地や種類、値段についてみてみましょう。
オマール海老とは
オマール海老は、エビ目ザリガニ下目アカザエビ科ロブスター属に分類されます。
大きなハサミを持ち、身はプリプリとしていて弾力があります。
オマール海老はロブスター
オマール海老とロブスターは同じものです。
フランス語 では 「オマール」、英語では「ロブスター」と呼ばれています。
産地
オマール海老は、大西洋のノルウェーから地中海近辺やアメリカ東海岸、アフリカ南岸、南大西洋のトリスタンダクーニャといったさまざまな地域に生息しています。
産地によってサイズや色合い、味わいなどが異なります。
種類
オマール海老は「ヨーロピアン・オマール」「アメリカン・ロブスター」「ケープ・ロブスター」「トリスタン・ロック・ロブスター 」の4つに分類されます。
このうち、ヨーロピアン・オマールと、アメリカン・ロブスターはよく市場で出回っています。
値段
500gほどのオマール海老は、1尾あたり3,000円〜5,000円で出回っています。
1kgを超えるような大ぶりなオマール海老は、10,000円ほどの値段がつくことが多いようです。
オマール海老と伊勢海老の違い
オマール海老と伊勢海老では、どのような違いがあるのでしょうか。
分類や味、見た目、値段の違いをチェックしておきましょう。
分類
オマール海老は、エビ目・ザリガニ下目・アカザエビ科・ロブスター属に分類されます。
一方、伊勢海老はエビ目・イセエビ下目・イセエビ科・イセエビ属です。
つまり、オマール海老はザリガニの仲間、伊勢海老はエビの仲間というわけです。
味
オマール海老は、身に弾力がありプリプリとした食感が特徴です。
淡白な味わいですが、噛むほどに旨味が染みでてきます。
伊勢海老は、柔らかくなめらかな口当たりで、旨味が強く上品な味わいです。
見た目
オマール海老には大きなハサミがあるのに対して、伊勢海老にはありません。
色にも違いがあり、オマール海老は青や赤褐色、灰色、クリーム色といったさまざまな種類があります。
一方、伊勢海老は鮮やかな赤色をしています。
値段
値段は、伊勢海老の方が高くなっています。
同じ重量の個体でも、伊勢海老はオマール海老の2倍以上の値段になることがあります。
オマール海老の食べ方
オマール海老は、見た目にインパクトがあり素材の味がしっかりしているので、豪快に丸ごと塩ゆでにして食べるのが定番です。
また、蒸したり焼いたりしてもおいしくいただけます。
オマール海老を使用したメニューでは、ビスクが人気の料理です。
ビスクとは、フランス生まれのクリーミーなスープで、海老などの甲殻類を裏ごして作ります。
オマール海老の濃厚な旨味がギュッとつまったスープは、クセになるおいしさです。
そのほか、ソテーやグラタンなどにして食べられています。
オマール海老から濃厚なだしが出ることから、パスタやリゾットの具材としてもよく使われています。
オマール海老を使ったDELISH KITCHENのレシピ
オマール海老を使ったレシピをみてみましょう。
今回は、ボイルしたロブスターを使用したグラタンをご紹介します。
ロブスターのグラタン
ロブスターの殻を器にした華やかな見た目のグラタンです。
プリプリの身とロブスターの旨味が溶けだしたホワイトソースがたまりません。豪華な一品はお祝いやおもてなしのメニューにぴったりです。
プリプリのオマール海老を料理に取り入れてみよう
この記事では、オマール海老について解説しました。
オマール海老とロブスターは同じものです。また、同じ海老でも伊勢海老とは異なった特徴があります。
オマール海老は、身に弾力があり噛むほどに旨味を感じられる食材です。また、殻を器にすればお店のような豪華な仕上がりになりますよ。
ゆでてあるものを使えば手間がかからないので、ご家庭でオマール海老の料理を楽しんでみてはいかかでしょうか。