銀だらとはどんな魚?食べ方や煮付けレシピもご紹介
作成日: 2021/07/13
銀だらは幅広い料理に使えるだけでなく、脂がのっていておいしいことから人気がある魚のひとつです。
普段、何気なく食べている銀だらですが実はどのような魚なのか、旬や産地など詳しいことは分からないという人が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、銀だらの特徴や食べ方などについてご紹介します。
銀だらについて
銀だらはどのような魚なのか、まずは特徴からチェックしてみましょう。
銀だらとは
銀だらは名前に「たら」がついているものの、カサゴ目ギンダラ科の魚でタラの仲間ではありません。
稚魚のうちは海の浅いところで生活していますが、成長すると深海で生活します。
名前に「たら」がついている理由は、もともとタラの代用品として売られていたためです。
銀だらは見た目がマダラと似ていて、色は濃い目の銀色をしています。
店頭では切り身で出回っていることが多く、尾頭付きで売られていることはほとんどありません。
白身魚でありながら脂がのっており、濃厚で加熱しても硬くなりにくいのが特徴です。
また、銀だらと似ている白身魚にメロ(ムツ)がありますが、このふたつは別の魚です。
銀だらはカサゴ目ギンダラ科に属するのに対し、メロはスズキ目ノトテニア科に属します。
旬・産地
銀だらは北海道や三陸沖でも獲れますが、量は多くありません。
そのため、基本的には海外から輸入されています。
主な産地はアメリカ(アラスカ)やカナダで、旬の時期は秋から冬にかけてです。
とはいえ、冷凍して輸入しているものが多いため、スーパーでは通年店頭に並んでいます。
銀だらが高い理由
もともと銀だらは脂が多いことから不人気で、安い魚でした。
しかし、日本人の食に対する好みが変化してきたことと、世界的に需要が増えて輸入量が減ったことで、値段が上がってきたのです。
銀だらの食べ方
加熱しても身が硬くなりにくい銀だらは、焼いたり煮たりさまざまな料理にして食べられます。
例えば、焼いて食べるなら手軽に作れる塩焼きやホイル焼き、照り焼きなどです。
塩焼きは、焼いているうちに脂が出てくるので、表面はカリッと中はふっくらした食感を楽しめます。
ホイル焼きは、銀だらと調味料をアルミホイルに包んでトースターなどで加熱するだけ、と簡単ながらギュッと旨味を閉じ込めた本格的な味わいに仕上がるのが魅力です。
照り焼きや西京焼き、みりん漬けにすれば、タレに銀だらの旨味が加わり、ご飯が止まらなくなってしまいます。
柔らかい身と濃厚な味を満喫したい場合は、煮付けがぴったりです。
煮付けは難しそうと避けている人もいるかもしれませんが、コツをつかめば簡単に作れますよ。
煮つめて濃くなりすぎないよう、レシピにある分量や煮込み時間をしっかり守りましょう。
銀だらというと日本では和食のイメージが強いものの、世界的に食べられている魚です。そのため、実は洋風にアレンジしてもおいしくいただけます。
洋風に仕上げるなら、白身魚と相性のよいトマトと組み合わせるのがおすすめです。
トマトやチーズと一緒にホイル焼きにしたり、焼いた銀だらにトマトソースを添えたりしていただきましょう。
衣をつけてフライにしてもおいしくいただけます。
銀だらを使ったDELISH KITCHENのレシピ
最後に、銀だらを使ったおすすめレシピをご紹介します。
銀だらと豆腐の煮付け
銀だらのほかに、豆腐とねぎを一緒に煮付けにしてみましょう。
しょうゆや砂糖、みりんなど基本の煮物に使う調味料があれば作れます。事前に下ごしらえをしておく必要もなく、シンプルな工程なので簡単にできますよ。
豆腐とねぎにも煮汁が染み込み、具材それぞれの食感と旨味を楽しめます。おかずとしてはもちろん、お酒のお供にもどうぞ。
いろいろなレシピで銀だらを味わおう!
見た目は似ているものの、銀だらはタラの仲間ではないことが分かりました。
白身魚ではありますが脂がのっており、幅広い料理でおいしくいただけます。また、冷凍輸入されているものが多く、1年中スーパーで手に入れることができることも魅力です。店頭で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。
今回ご紹介したレシピはもちろん、銀だらを使ってさまざまなレシピに挑戦してみましょう。